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みーすけさん

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投稿済みの記事一覧

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首相補佐官の憂鬱

18/10/22 コメント:0件 みーすけ 閲覧数:82

「博士、首相より伝言です」

 首相補佐官は遠慮がちに言った。博士への伝言をことづかってきたはいいが、その博士は傍から見ても忙しそうに動き回っていた。

「博士、首相より伝言です」

 意を決して大声を張り上げると、博士はようやく気づいたようだった。

「何だね、一体」

 手を止め、博士が尋ねる。

「例の物の開発を急げ、と・・・

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或る未完の原稿

18/09/07 コメント:4件 みーすけ 閲覧数:148

 これは、私が見つけた、書きかけの小説もどきである。
 原稿は、とある図書館の机の上に放置されていた。
 ここに内容を紹介させて頂く。なお、人名は、伏字とさせて頂いた。

   *

 ひと月以上前だった。バーで飲んでいると、僕の前に一人の男が現れた。痩せている、というより、やつれ果てて見えた。
 男は僕に、ある品物を買わないか、と持ち掛けてきた。
・・・

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サプライズ

17/12/11 コメント:0件 みーすけ 閲覧数:515

 愛は待つこと、と誰かが言った。
 私にとっては、そんな言葉も他人事に過ぎなかった。今日この日までは。

 結婚三十年目にして、私は妻にプレゼントを送った。
 三十年間、妻にプレゼントを渡したことなど一度もなかった。それが何故、急にそんな気を起こしたか。
 私の職場に、事務のミカちゃんと呼ばれている女の子がいる。彼女の本名はミカではなかったが、牛乳瓶の底の様なメガネの・・・

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弁当箱の不思議

17/12/11 コメント:0件 みーすけ 閲覧数:506

 こんな事があってよいのか。
 俺が遭遇したそれは到底起こるはずのない出来事だった。

 朝起きたとき。あのときはまだ、あんな事が起こるとは、予想だにしていなかった。
 とにかく、今朝、俺は、昼に食べる弁当の準備をしていた。
 一人暮らしの俺は、節約の為、毎日自分で弁当を作っている。睡眠時間を削られるのは痛いが、昼飯代五百円を浮かすためにはいた仕方のないところだ。何せ・・・

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ばあちゃんの秘密のがま口

17/10/18 コメント:3件 みーすけ 閲覧数:563

 ばあちゃんのがま口財布には色々なものが詰まっている。切符にえんぴつ、あめちゃんに爪楊枝。
 ばあちゃんは何でもそのがま口にしまい込んでいる。きっとお金もたくさん入っているに違いない。
 ある日、僕はおこづかいをくすねようと、こっそりばあちゃんの部屋に忍び込んだ。ばあちゃんががま口を隠している場所はわかっている。
 僕ががま口を開けると、そこに妙なものが入っていた。もぞもぞと動く・・・

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夜の異変

17/10/09 コメント:0件 みーすけ 閲覧数:472

 私は走った。ひたすら走った。
 無駄だとわかっていたが、それでも走らずにはいられなかった。

 小一時間前、私は一人で夜の街路を歩いていた。仕事先からの帰り道ではなかったし、散歩に出ていたわけでもない。これには理由があるのだが、それは後で述べる。
 とにかく、私が歩いていると、ある事件が起こった。それは奇っ怪な事件であった。
 先立っていうと、まず、被害者はいない。・・・

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マスク

17/09/22 コメント:0件 みーすけ 閲覧数:484

 あの人はいつもマスクを着けている。
 何故だろう? 風邪をひきやすいのか、それとも花粉症か。
 会社で見かけるその女性。私とは別の部署で働いている。初めて見たその日から、彼女はいつもマスクを着けている。
 鼻から下は見えないが、瞳はいつも潤んでいる。光彩は澄んだ茶色だ。私の視線はいつもそこに惹きつけられてしまう。彼女の瞳を見ていると、不思議と心に忘れかけていた感情が蘇る。彼女の・・・

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