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とむなおさん

とむなお――です。 ちょっと奇妙な小説を書きます。どうぞ宜しく!

出没地 京都・山科駅付近
趣味 ビジュアル系/創作
職業
性別 男性
将来の夢 作家
座右の銘 ふしぎ大好き

投稿済みの記事一覧

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真上の異界 〜上の階に行ってはいけない〜

18/11/23 コメント:2件 とむなお 閲覧数:75


 それは、12月24日――クリスマス・イブのことだった。
 都立W大学2年生の、和也、正治、弘司の3人は……

 ――どこか変った所で、クリスマスしようぜ――

 という勝手な計画を立てた。
 3人は昼食後の講義をサボり、ホームセンターで買ったハンディライトを、それぞれオーバーのポケットに入れた。
 駅前のの専門店で、それぞれ好きなショートケーキを・・・

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悪魔の伝言

18/09/25 コメント:0件 とむなお 閲覧数:139

 秋風が、すがすがしい水曜日……

 東京都A区に本社のある雑貨品メーカーの『D商会』で営業課長をしている宮本は、平社員の田村を伴って、W村というド田舎に来ていた。
 この村の村長宅から、自社の製品に対するクレームがあったからだ。

 いつもなら、社の営業車を使うのだが、あいにく調子が悪かった。
 すぐにJAFに連絡したが、早くても半時間はかかると返答されたため・・・

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こんな隣人のハナシ

18/08/20 コメント:0件 とむなお 閲覧数:176

ハッ――と、僕は起き上がった。
「なーんだ、夢か……」
僕は、ホテルの涼しいロビーで寝ていたのだ。
やがて僕は、ヨロヨロとホテルから出ると、都心の空に目をやった。

ジメジメした季節が過ぎ去り、次の季節がやってきて、一ヶ月が過ぎようとしていた……。
――が、太陽は、日の出を少し過ぎると、めいっぱいの熱量を、人々の頭上に降りそそぐ。
街は昼を待たず、ふっとう・・・

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一輪の教え

18/07/25 コメント:0件 とむなお 閲覧数:314

 ある夏の終り――

 巨大な台風が上陸し、僕が住んでる街も洪水に襲われた。
 普通のサラリーマンで、独身の僕が住んでいる街の近くの川も決壊し、大量の水が押し寄せた。

 この地域の、ほとんどの家屋は浸水被害や倒壊被害にあった。
 中でも僕の自宅と隣の廃屋は、最も低い地域に在ったため、倒壊はしなかったが完全に床上浸水した。

 特に僕の寝室は、最も低・・・

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しだれ桜の幻想

18/06/28 コメント:0件 とむなお 閲覧数:302


『……では、いつまでもお元気で。失礼いたします。敬具』

 美幸は、そう手紙を書き終えると、さっそく封筒に入れて、駅前の郵便局にあるポストへ向かった。
 その郵便局の近くには、中央児童公園があり、とても大きな、しだれ桜の木があった。
 その児童公園は川で囲まれていた。
 美幸は、その、しだれ桜が見たくなり、その児童公園に入っていった。
 きょうは快晴だか・・・

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1秒間の経験

18/06/23 コメント:0件 とむなお 閲覧数:284

 
 足立 宏と森田圭子は、半年前から同棲生活したいと考えていた。
 彼の両親は許してくれた。
 今だに反対しているのは……例によって彼女の親父サンだった。

 その夜も、宏は圭子の実家に訪れていて、一緒に食事していた。
 その時、たまたまテレビでは、プロ野球のジャムアンツ対タンカースという、名物戦をやっていた。
 親父サンは、熱狂的なタンカースのファンだ・・・

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復讐横丁

18/03/10 コメント:0件 とむなお 閲覧数:641

ある夕方――東京にあるR企業でのこと……
その日も鈴木は、山本課長に会社の裏に呼び出されて、ボッコボコにされた。
上司と部下の関係であり、ミスをしたのは鈴木だったから、仕方がない――と言えば、それまでだった。
……が、あまりにも酷(ひど)い仕打ちであり、それが1度や2度ではなかったので、鈴木は頭にきていた。
社を後にして、いつもの店でチビリチビリやりながら、なんとか山本に復・・・

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ゲームオーバー!

18/02/06 コメント:4件 とむなお 閲覧数:591

はっ――と目を開けた。
僕はジャケット姿で、走るバスに乗っていた。
そんなに混んでなくて、立ってる客は皆無だった。
そして、空席も少しあった。
窓の外に目を向けると、美しい夜景が見えた。
いったい何処を走ってるのかも……僕には分からなかった。

まもなくバスは、街中へと入った。
だが、妙なことに、何処へ行こうと思って、このバスに乗ったのか……まったく・・・

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怪物に変身できる洋酒

18/01/08 コメント:0件 とむなお 閲覧数:602

あるクリスマスの夜――僕は、残響を終えて、マンションに帰宅途中、近くの公園で奇妙な洋酒を入手した。
ラベルに――G――の文字しかなく、少し怖かったが、クリスマスの奇跡を信じて、夕食後、グラスにそそぎ飲んでみた。
味はワインぽく、なかなか美味で、僕はウキウキした気分になった。
「久し振りに、クリスマスっぽい夜だな……」
一気に飲んでしまうのは、もったいない――と思った僕は、残・・・

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人生という名の旅路

17/07/04 コメント:0件 とむなお 閲覧数:625

 秋の、ある午後……
 二十数年間も音信不通だった友人からの荷物を持って、ある人が訪れた。
 私は、一身上の都合で引っ越しを繰り返し、半年ほど前に今の住まいに落ち着いた。
 そのため、その人は、何年も色々な都府県を旅して回り、ようやく私の所在を突き止めたという。
 私は、その友人からの手紙を渡され、ドキドキしながら封を開けた。

 『前略、元気ですか?
 ・・・

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猫アプリ

17/06/19 コメント:0件 とむなお 閲覧数:508

 タツヤは、猫が大好きだった。
 それは、子供の頃から、自宅にミーコという猫がいたからだろう。
 だから彼は、ミーコの世話をよくしていた。

 しかし彼はいつも困っていた。
 当然だが、猫は「ニャー」ぐらいしか言わない……いや鳴かない。
 いま、ミーコが何を言ったのか?
 いま、ミーコが何を欲しがっているのか?
 まったく分からなかったからだ。

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走る魔女 〜海からのプレゼント〜

17/06/06 コメント:0件 とむなお 閲覧数:602

 種子島から数キロ、東南にA島という無人島がある。
 この島の東海岸ぞいの丘には、十年前にG財閥(ざいばつ)が建てた別荘があった。

 あるきっかけで僕は、その別荘を入手し、一週間ほど前に引っ越してきた。
 理由は、静かな海が大好きで、別荘の近くの砂浜が実に良かったからだ。
 僕は毎朝、この砂浜を散歩しようと決めた。

 その朝も、五時頃に、普段着にショル・・・

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遥かな世界からの石板

17/05/25 コメント:1件 とむなお 閲覧数:665

 夏のある夜……
 国立公共施設内の一階にあるの特別会議室では、四人の男が、椅子から立ったり座ったり……。
 コーヒーを飲みながら……タバコを吸いながら……
 その部屋の中央に置かれた大きな石板を前にして、思案を重ねていた。

 その石板とは……
 昨夜、某機関から運び込まれた物で、ある国の山奥で見付かった――としか分からなかった。

 その石板を見・・・

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休日は妄想天国…?

17/05/09 コメント:0件 とむなお 閲覧数:621

 GWの初日……
「さーて、始めるか……」
 田中は夕食を済ませると二階の寝室に向かった。
 彼の休日の楽しみは、妄想だった。
 ベッドに座って目を閉じ……妄想にふけるのだ。

 まず、モーツァルトの「フィガロの結婚」を聴いてから……彼は目を閉じた。

 田中は牧場が見えるペンションで、くつろいでいた。
 オーナーの男が、
「近くに面白い・・・

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Nの正義という名の鬼行(きこう)

17/04/24 コメント:2件 とむなお 閲覧数:581

ある雷雨の夜のこと……
X病院の産婦人科で、友瀬一郎・和子夫婦に、とても元気な男児が誕生した。
一郎は、さっそく我子に「一也」という名前をつけた。
翌日は休日ということで、一郎は和子の病室で夜を明かすことにした。
実に可愛い寝顔でスヤスヤ眠っている生まれたての一也を、一郎は何度も見ては、
「やっぱり俺に似てるな……」
それを見て和子は、あきれたように笑いながら、・・・

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十数年前の不思議な光景

17/04/13 コメント:1件 とむなお 閲覧数:658

 ある夕方のこと……。

 パンポーン……。
(おっ、来たな)
 私はインターホンの前にいき、
「はい。どーぞー」
『りょうかーい』
 それは、二十歳になる妹のカズ実だった。彼女は入りながら、
「お邪魔しまーす」
 手には予定の物が入った手さげ袋をさげている。カズ実は、それをテーブルに置きながら、
「はいこれー。我が家の定番スイーツの、プ・・・

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もう一人の浦島太郎 〜悪行の果て〜

17/03/29 コメント:0件 とむなお 閲覧数:790

 むかし……むかし……の×月×日……

 村の浜辺で、悪ガキたちにいじめられていた海亀を助けた、十八歳の浦島太郎は、そのお礼として、はるか沖の、はるかな海底にある龍宮城へ招待された。
 毎日たっぷり楽しんでいた浦島太郎に、乙姫様は、
「奥の間には、絶対に入ってはなりませんよ」
 と強く言い聞かせた。
 しかし、気になって仕方がない浦島太郎は、夜中にソーッと起きだ・・・

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ある最終電車でのハプニング

17/03/14 コメント:2件 とむなお 閲覧数:721

その日、僕は残業の後で仮眠をしてしまったために、終電で帰るハメになってしまった……。
二十三歳の独身で、中古マンションに一人暮しだから、どうというコトもないのだけれど……。

会社から十分のK駅は始発駅で、僕が乗った電車は、進行方向に向いて二人用の座席が並ぶタイプだった。
僕は末端の窓際に座り、スマホでゲームをしていた。

すると近くから乗った人が、僕の隣に座っ・・・

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落書きの向こう側 〜無限地獄〜

17/02/27 コメント:1件 とむなお 閲覧数:699

 ボクは、朝の地下道を駅へ向かっていた。求職中のため、普段ならハローワークに行くところだが、きょうは映画の日だったので映画を見るためだった。途中、壁の落書きが目に入り足を止めた。
『仕事ある』
 とあったからだ。ボクは、どこの事かな……? と考えながらトイレに入った。そしてまた壁の前を通ったが、また足を止めてしまった。
『ココに仕事ある』
 に変わっていたからだ。ボクはコン・・・

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色の無いスーパーカー

17/02/16 コメント:0件 とむなお 閲覧数:571

 その奇妙な車を見たのは、川上が仕事のために徹夜をした真夜中の2時頃だった。
 シナリオライターをしている彼がアイディアに困り、近くの公園で気分転換していた時、その車が走りぬけて行ったのだ。しかも、まったくの無音で――。
「そういえば、そういう都市伝説――聞いたことがあったな……。まったくの伝説だと思っていたが……」
 色は黒っぽかったが、普通の乗用車というより、いわゆるスーパー・・・

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過去に残った者たち 〜無限小説〜

17/01/31 コメント:0件 とむなお 閲覧数:812

 フリーライターの小島は、その夕方もA雑誌社から帰宅ると、パソコンを立ち上げてから焼そばを作り始めた。冷蔵庫から缶ビールを取り出し、焼そばと一緒にパソコンの横に置いた。
 すぐネットにつなぐと、いつものように、
「ユニークなネタはないかなー……」
お気に入りファイルから――
『不思議サイト』
 にアクセスすると――
『新着情報コーナー』
 を開いた。すると・・・

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過去を見た少年

17/01/30 コメント:1件 とむなお 閲覧数:678

 その日、田舎の高校生の僕は、いつものように放課後、野球の部活が終わると自転車で帰路についた。
 これまた、いつものように練習が長引いて、陽は完全に隠れていた。
 僕が通っている学校は、大きな森の向こうに在り、その間の道には街灯は皆無だった。
 僕は校門を後にすると、森に添って続くガタガタ道を、ひたすら自宅に向ってペダルをこぎつづけた。
 ライトは壊れているが、通い慣れた道・・・

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不思議なガラス玉

17/01/20 コメント:0件 とむなお 閲覧数:624

 朝の通勤電車で痴漢にあったために、私はヘコんでいた。
 昼休み、会社の近くの公園に行くと、恋人ヒロシがいた。
「キヨコ、そんな事でヘコムなよ。それだけオマエに魅力があったってコトだろ。それより、いいもの見せてやるよ」
 彼は、私を会社の屋上に連れていくと、左手を太陽の方に向けた。指先に光る物があった。ガラスの玉だった。
「それって何?」
「ガラス玉――とは言っても、・・・

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新宿・裏通り奇談

17/01/17 コメント:0件 とむなお 閲覧数:781

 森本和夫が、その奇妙な店と出合ったのは、梅雨のような、どんより曇った夜だった。
 へこんだ心を元に戻そうと、付近をぶらぶらしていた時だった。彼は、ちょっと特殊な仕事をしているのだが、昨日のイヤな思いが、まだ解消できてなかったのだ。
 そんな時、新宿1丁目の裏で、妙に暗い通りを見付けた。入り口には、特に何も書いてなかった。彼は「ま、いいか……」と歩いていった。
「店っぽいのは何軒・・・

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それは500円玉から始まった

17/01/12 コメント:0件 とむなお 閲覧数:713

 少し曇り気味のある日――
 Rビル付近にある飲料水の自販機の前を、何人もの男女が通っていた。
 やがて、バス停からやってきたマサシ(25)は、立ち止まると財布から500円玉を取り出し、コイン投入口に入れようとした。その時、後ろを通ったエリカ(23)の体がマサシの背中に当たり、手から500円玉が落ちた。
「あっ」
「えっ?」
 落ちた500円玉は転がって、自販機の下に・・・

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街角での怪奇 〜それは突然に〜

17/01/10 コメント:0件 とむなお 閲覧数:732

 ある快晴の土曜日――の白昼のこと……。
「もー、あたし、やっぱりヤダ……」
 ミカコの声が、僕の背中の向こうから聞こえた。
「もー、分かったよ……」
 僕は、つぶやきながら立ち止まった。すると、それまで歩いていた何人かの靴音も――止まり、
「あら?」
「えっ」
「なんだー?」
「ウソだろう……?」
 何人かの声が聞こえた。僕は、変な空気を感じ・・・

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17/01/08 コメント:0件 とむなお 閲覧数:717

 僕が暮らすマンションでの、夕方のこと――
『ただいまー』
『おかえりー』
 今日も聞こえてきた上の階――3階の304号室からの楽しそうな会話……。
「新婚なのかな……?」 
 2週間ほど前、僕が引っ越してきた時からだった。独身で恋人もいない僕としては、少々、耳ざわりな会話ではあった。とは言え、こっちでグチっても仕方ないが……。その後は、お決まりの夕食などの雑談になっ・・・

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