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麦食くまさん

出没地
趣味 物書き、絵画、イラスト
職業 飲食業
性別
将来の夢
座右の銘

投稿済みの記事一覧

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暗黒

17/02/26 コメント:0件 麦食くま 閲覧数:446

間もなく日が沈もうとしている街中に、一台の自転車を漕ぐ音が鳴り響く。青年が乗っている自転車は急いでいる訳でもなく、スローでもない速度で商業地と住宅地が混在している街中をひたすら走っている。「確かこのあたりと聞いたが、一体あの店はどこに?」青年はある店を探すために自転車を走らせていた。その店は、日が沈むと開店し、夜の間営業し続けて日の出とともに閉店するという。その為毎日の開店・閉店時間が異なり、冬と・・・

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騒音

17/02/10 コメント:0件 麦食くま 閲覧数:399

「けっ!うるさい連中だ。その上あの野郎、間違いなく俺に殴るかかろうとしやがった」新宿の繁
華街の外れにある小さなバーで一人不機嫌なのは、新吉という30歳半ばの独身男。このバーは新
吉が最近行きつけの店で、ほぼ毎日通っていたが、店の防音設備が不十分のために深夜になると、
毎日のように「騒音がうるさい」と、近隣からの苦情が多かった。バーのマスターも日々苦慮して
いたが、それを気・・・

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304号室の鍵

17/01/29 コメント:0件 麦食くま 閲覧数:515

「今日は大きな町に戻る日か、帰る前に地元の海でも見ていこう」そうつぶやいた光雄は、宿泊し
ていた304号室のホテルを後にした。光雄は一人この異国の地に旅に来ていた。拠点となるその国
の首都のホテルで大きな荷物を預かってもらい、小さなかばんひとつで、5日間地方の町を旅して
いた最終日の朝のことである。
お昼前のバスに乗り込んで首都には夕方戻る予定にしていた。
しばらく地・・・

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優しさって

17/01/07 コメント:0件 麦食くま 閲覧数:490

新しい年を迎え、世間が平常モードに戻りつつあった日の夜。とある警察署のの留置場にいた山本優真は、一人自責の念に駆られていた。「俺の名は優真(ゆうま)その名のとおり、『真に優しい人間にと名づけてくれた』と両親に言い聞かされた。だから、そうあろうと人に優しくしたつもりだったのに、それが災いになって、こんなところに放り込まれるとは・・・」
そういいながら優真は事件のことを思い出す。

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エレベータ

16/12/30 コメント:0件 麦食くま 閲覧数:467

「まだちょっと眠いな。今からエレベータでの移動時間を考えると、休憩室をあと5分後に出れば十分間に合う。よし、念のために」男はそういいながらスマートフォンのアラームを5分後にセットすると、そのままうつ伏せになって眠った。しばらくするとアラームがなる前に自然に目が覚める。「ふうちょっとだけど良く寝った。さてオフィスに戻ろう。男はそういいながら休憩室を出て、エレベータホールに向かう。男の働いている会社の・・・

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