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東屋千歳さん

主に短編小説を書いてます。 好きなジャンルはホラー、ミステリーです。

出没地 http://azumaya.moo.jp/
趣味
職業
性別 女性
将来の夢 物語を書いてご飯を食べられるようになりたいです。
座右の銘 二律背反。

投稿済みの記事一覧

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エピローグ

16/11/21 コメント:0件 東屋千歳 閲覧数:708


「殺す……絶対に……お前を殺す……!」

 こちらに伸ばされた手が、力なく地面に落ちた。見開かれた両の目は閉じることなく一点を見つめている。そこに宿るのは怒りか、憎しみか……。

「助かったの……? 私たち……」

 はるかは燃えさかる炎の中で、不安げにこちらを見上げている。

「まだだ。早くここから逃げ出さないと」

 俺ははる・・・

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世界人類が皆平和でありますように

16/11/07 コメント:0件 東屋千歳 閲覧数:776

 西の国と東の国の争いが止まなかった頃、一人の牧師の元に神様がやってきてこう言った。

 どちらかの国の勝利で争いを終わらせよう、どちらか選びなさい。

 牧師は迷いましたが、西の国の勝利を願いました。
 すると神様は西の国が勝利した後の未来を見せてくれました。
 西の国の人々は喜び、連日お祭りをして勝利を祝っていました。
 しかし、その背後では捕虜とした・・・

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僕のお客さん

16/10/24 コメント:0件 東屋千歳 閲覧数:837

 高校を卒業してお笑いの世界へ飛び込んだ僕。
 少し人とは笑いのツボが違ったけれど、新しい風を巻き起こすべく猪突猛進した。

 あれから二十年。
 鳴かず飛ばずではあるが、アルバイトをしながら細々と芸人の仕事を続けていた。
 三十八歳になった僕は、付き合って七年になる彼女が妊娠したのをきっかけに結婚。一児の父となっていた。
 さすがにこの歳になるとこのままお笑い・・・

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立ち読みガール

16/09/25 コメント:1件 東屋千歳 閲覧数:902

 とある商店街の一画にある小さな本屋。
 僕はそこの一人息子だ。
 大学を卒業してから就職先が見つからず、不本意ながら親が経営するこの本屋でアルバイトをしている。
 折角大学を卒業したのに、このままではこんな汚く、小さい本屋を継ぐ羽目になってしまう。
 それだけは避けたいと思っていた――――のだが、今はそれも悪くないかなと思っている。

 実は、うちの本屋に良く・・・

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答え合わせ

16/09/11 コメント:0件 東屋千歳 閲覧数:1107

 今、私は留置所の中にいる。
 罪状は『殺人』。
 だが『冤罪』であると私は確信している。
 私はやっていないのだから。
 殺害現場に置かれていた凶器から私の指紋が検出され、アリバイが立証できなかったことから、私は逮捕された。
 もちろん裁判では無実を主張する。今、こうしてる間にも家族と弁護士が争う準備をしてくれているはずだ。

 なぜこんな事になってしま・・・

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踏切の観察日記

16/08/28 コメント:0件 東屋千歳 閲覧数:1219

 僕はブログを書いている。
 毎日書いているわけじゃないけど、何かと身の回りで不思議なことが起こるものだから、それを日記にまとめている。

 今日は、家の近所にある踏切を観察に来た。ここには、過去に飛び込み自殺をしたという女性の霊が出ると噂されていた。だから、本当に幽霊が出るのかどうかを検証に来たのだった。
 元々霊感があるわけではないが『本物かどうか』と言うのは何となくわ・・・

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あなたのお好きなように。

16/07/19 コメント:3件 東屋千歳 閲覧数:1000

 夕暮れの公園。
僕と彼女は手を繋いで歩いていた。

彼女と付き合い始めて三ヶ月。
実はまだキスもしたことがない。
やっと最近手を繋げるようになったんだけど、僕は今回のデートで……決めようと思っていた。
もう一歩……前進しようと決めていた。

だが、いざとなるとタイミングも合わず、緊張してしまってなかなか先に踏み込めない。
そんなこんなで今日も・・・

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マワルマワル。

16/07/18 コメント:0件 東屋千歳 閲覧数:922

 私には『結(ゆい)』という名前の双子の妹がいる。
顔も体つきも瓜二つで、きっと入れ替わっても誰も気付かないと思う。
趣味や好きな物も同じで、一緒にクラシックバレエを習っていた。
同じ日に習い始め、レッスンの日は一緒に通って、同じ時間練習した。
だけど、同じように踊っていても結の方が先生に褒められることが多かった。
同じ動きをしても、いや、それ以上の動きを私がしたとこ・・・

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