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轟 進さん

趣味で小説を書き始めようと思います。 インパクトがあり、心に残るような作品を書けたらと思っております。 右も左もわからない素人ですが、皆様どうぞよろしくお願い致します。

出没地 埼玉
趣味 インテリア
職業 サービス
性別 男性
将来の夢 探し中
座右の銘 今この一瞬を楽しむ

投稿済みの記事一覧

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何か

15/08/27 コメント:0件 轟 進 閲覧数:1047

 陽射しが強い八月、この日、パパの面影はもう無かった。

 太鼓の音は祭りが始まる合図。
各町内から自慢の山車が次々と道を埋めていく。
頑固な八百屋、物静かな畳屋、耳が遠い駄菓子屋。
普段とは違う顔つきの店主達が、仲間を鼓舞しながら山車を進めていく。
年に一度、誰もが「男」になれる日だ。

 わたしのパパは毎朝八時に家を出て会社に向かう。
同じ・・・

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君へ

15/08/26 コメント:0件 轟 進 閲覧数:1196

 何もないこの畦道を、いつも父と手を繋いで歩いていた。
幼かったわたしにはまだ理解しがたい話も父は沢山教えてくれた。
春に咲く花、夏の匂い、秋を知らせる冷たい風、辺り一面を白く染める冬。
そのすべてに名前や理由があった。
父との散歩はいつも胸がわくわくした。
 畦道の先には小川があり、橋の上を電車が通っている。 
家からこの小川までがわたし達の散歩のコースになっ・・・

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柏木 譲

15/08/26 コメント:0件 轟 進 閲覧数:1128

 急いで乗り込んだ車両にアイツはいた。
 俺はどこにでもいる普通のサラリーマン。
バリバリのタイプではないが、それなりに上手く毎日に馴染んでいる。
同期は俺を含めて三人。アイツはその内の一人。えらくふくよかな体型で季節を問わず湧き出る汗、物静かで口数少ない陰気な男。
そう。柏木譲だ。
 満員の車内でアイツは岩のように腰を据えてはいるが、やや控えめに座っている。
・・・

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