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小野坂 翔子さん

どうも、小野坂 翔子です。 暗い小説を中心に書きます。 ハッピーエンドは滅多にありません。 それでも、私の駄文に付き合ってくださるなら、 どうぞ、気の済むまで。なんて。

出没地
趣味 バスケ。小説を書くこと。ベース。漫画を読み漁る事。
職業
性別 女性
将来の夢 小説家。
座右の銘 何かを残して消えたい。

投稿済みの記事一覧

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なんのことはない

16/06/29 コメント:0件 小野坂 翔子 閲覧数:940

 鬱陶しいほど蝉が鳴く、暑い夏。いつもの店の前で、頼りないぼろいひさしに守られながら、人を待っていた。来ることは滅多にないから、定刻になれば店に入り、注文をして待つ。
「おぅい」
振り返ると、その人が店の入り口で手を振っている。褐色の肌の上に、薄汚れた白いタンクトップ。履き古された作業着のズボンと重たそうな作業靴。近づいてくると、ズボンに吊された工具の音が聞こえた。
「待ったか」・・・

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水族館へ行こう

16/03/26 コメント:1件 小野坂 翔子 閲覧数:1028


 あれ、ここはどこだろう。道に迷ってしまったらしいな。 それにしても、この辺りはなんだか良い匂いがするなぁ。・・・こっちかな。

 あぁあった。けど、ここはなんかの施設みたいだな。なになに?『水族館』? ふーん。面白そうだし、行ってみようかな。

 うわぁ・・・。入口がすごく大きい。こんな大きさいらないと思うんだけど。 さて、入ってみよう。

 中は結構・・・

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父親

16/01/26 コメント:0件 小野坂 翔子 閲覧数:920

12月某日。父が死んだ。遺言は特にない。

元々無口な人だった。話しかけても返ってくる言葉は「あぁ」「そうだな」とかいう二言三言。
正直言って、この人がまともに口を聞いているところを見た事が無い。
母に聞いても、「そうねぇ」としか返って来ない。
世話焼きの好きな母は、そんな無口な夫を愛していたらしい。
僕はといえば。
あんまり好きじゃなかった。話しかけても・・・

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短冊願事

16/01/26 コメント:0件 小野坂 翔子 閲覧数:998

            (仮)

 七月七日。俗に言う、七夕。旧暦のこの日には、まだ梅雨ではなく、織姫と彦星が会うために渡るとされる天の川は、よく見えていたという。その月日がそのまま受け継がれた事で、七夕という日は、よく雲に邪魔されてしまう。
 酷い事をする。少女は幼心にそう思った。母から昔聞いたこの話を思い出す度に、心が痛む。
「・・・今年も会えないのかなぁ」
 ベ・・・

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社会犯

15/06/16 コメント:0件 小野坂 翔子 閲覧数:1158


 ――先輩。
 ――どうした?
 ――最近話題のあの人いるじゃないですか。あの大手企業の社長。
 ――半月という短い期間で、会社をトップレベルにまで引き上げたっていうアイツか。
 ――そうですそうです。その人って、きっとエリートコースまっしぐらなんでしょうね。
 ――・・・。
 ――先輩?
 ――いや、そうでもないぞ?
 ――え、そうなんです・・・

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