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戸松有葉さん

ショートショート:小説投稿サイト「小説家になろう」で1001作以上、本サイト「時空モノガタリ」で入賞複数。 他、長編ライトノベルやエッセイなども。コメディ得意。 Amazon Kindle(電子書籍)http://amzn.to/1Xau7kMで活動中。(←URLは、Kindleストアを著者名「戸松有葉」で検索した結果。)代表作は『ショートショート集厳選集』とラノベの『二次元最高美少女』。 ツイッターは@tomatuariha3lb

出没地
趣味
職業
性別
将来の夢 積極的安楽死法案
座右の銘 常識を疑え

投稿済みの記事一覧

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「聖徳太子」があだ名で「厩戸皇子」が本名?

18/10/22 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:0

 日本が国民へ歴史教育を施したのは、明治以降と戦後(現在)の二つの体制しかない。
 戦前の歴史教育は酷かった。思想教育であり、危険な宗教団体のそれと変わらないもので、浸透した後には、政治マスコミ世論は狂っていた。
 そうして戦後の歴史教育は、反省を活かそうとしたわけだが――。
 問題は二点あった。
 まず「思想教育は悪かったから排除すべき」という意識が行き過ぎて、自身が思想・・・

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先生へのサプライズ

18/09/24 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:59

 中学二年生のみっちゃんは、いいことを思い付きました。
 担任の先生の誕生日を、サプライズで祝ってみようと考えたのです。
 その男性教諭の評判は、人それぞれではありましたが、みっちゃんにとってはどうでもよいこと。初めてと言っていい恋心の前では、たとえ悪い評判を聞いたとしても、少数の奇人の見解だと変換されるのです。
 祝うならクラスのみんなで祝うべき。みっちゃん個人でやるのは様々な・・・

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プロのメッセンジャー

18/09/24 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:70

 内戦状態が続いて長い。迫る大国は未だ隣国攻略に手こずっているが、時間の問題だ。その前に自国統一を成し、備えねば、この国に未来はない。
 統一が成されない要因のひとつは、各勢力の位置関係だった。国を単純に分割しているのではなく、敵地の中に拠点が点在する、といった格好をそれぞれに取っている。大合戦を一気にして決着とはいかない。じわじわと拠点作りやその排除をやり合っている状態だ。
 こうし・・・

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一方通行

18/09/24 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:45

 疲れた様子の男たちが迫るのは、体を拘束された捕虜だ。もっとも、戦争の概念が確立しているとは言い難いこの時代・地域においては、捕虜の概念もまた、あってないようなものだが。
「で、お前たちの神が、俺たちの命と土地を奪えと命令した、ということでいいんだな?」
 他の捕虜から聞いた話と一致するかの確認だ。
「そうだ!」
 戦いに敗れた者とは思えないほど、覇気の籠もった返答。何ら詫・・・

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尻取りなので悪意なんて

17/12/18 コメント:2件 戸松有葉 閲覧数:1099

「ねぇ美亜、中途半端に時間余ってるから、尻取りでもしない?」 「え? まあ、いいけど。(スマホでもいじっていればいいのに、尻取りするの? っていうか私、尻取りなんて小さな頃以来したことないかも)」 「じゃああたしから。あいうえおの『あ』で始めるね」 「うん。(尻取りの『り』からじゃないんだ。別に決まってないから不自然でもないか)」 「『あばずれ』」 「…………」 「ほら、続けて」 「(他意はないよ・・・

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ふさわしい動物名

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:551

 ある時ナマケモノのもとに、一羽の鳥がやってきて尋ねた。
「浮かない顔をして、どうしたんだい」
「実は俺、人間に不名誉な名前を付けられて」

 ナマケモノ。

「酷い! それならこっちも、人間に名前を付けてやろうじゃないか」
 案は色々と出た。
 うじ虫、寄生虫、ゴキブリ、猿、ゴリラ、ハイエナ……。
 しかしどれも、すでにいる動物たちに失礼だ。・・・

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お茶も飲み過ぎれば死ぬ

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:744

「健康的とされるお茶だって、大量に飲めばカフェインの致死量に達して死ぬ!」
 彼は力説していた。
 僕はその知識を持っていたので、何の驚きもない。
 でも彼が続けた言葉には、多少驚きを覚えた。
「だから俺が、お茶を飲み過ぎたら死ぬことを証明してみせる!」
「君のバカさ加減には同情を禁じ得ないけど、それで、そんな話を僕にして、どうしてほしいんだい」
「証人になって・・・

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鏡が頑なな理由

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:604

 妃は鏡に問う。
「鏡よ鏡、この世で最も美しいのは誰?」
『それはお妃様です』
 その答えに妃は満足……したりはせず、静かに席を立つと、ある物を持って戻ってきた。
「違うでしょ!」
 言いながら、紙製のハリセンで軽く叩いた。鏡なので割るわけにはいかない。
「ねえ鏡、そろそろ回答変わらないといけないでしょ。白雪姫。わかる? し・ら・ゆ・き・ひ・め! そうじゃないと・・・

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必死な桃太郎

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:550

 その昔、必死で生きるお爺さんとお婆さんがいました。
 お爺さんは毎日必死に山へ柴刈りに、お婆さんは毎日必死に川へ洗濯に行っていました。
 お婆さんがいつものように必死で洗濯をしていると、川上から大きな桃が流れてきました。
 お婆さんは老体に鞭打ちながら、必死の想いで桃をすくい上げ、必死にかついで持ち帰りました。
 二人が必死で桃を切ると、中から赤ん坊の必死な泣き声が聞こえ・・・

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異性なんて星の数ほど(140文字小説)

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:660

 友人が失恋した。面倒だが慰めるために言う。
「女なんて星の数ほどいるんだから」
「星は多くても、全部遠いだろ! 彼女は俺の太陽だったんだ!」
 酒をあおる友人。面倒ではあったが、ここは友のためだ、本腰を入れて悟らせてやろう。
 肩を強く掴むように叩き、
「太陽もめっちゃ遠いぞ」

(了)・・・

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雷がこわい妹(200文字小説)

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:799

 うちの妹は昔から雷が怖い。
 以前はよく、泣きながら俺のベッドに潜り込んできていた。
 そんな妹も小学五年生ともなると成長するらしい。
 今日は雷の音も一段と大きかった。頻度も高い。
「お兄ちゃん」
 夜、俺の部屋に来た妹。だが以前とは違う。
「か、雷のやつ、倒してきてやったぜ……!」
 そう告げると、パタリと倒れるようにベッドに入った。
 激戦を・・・

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妹とリモコン

16/07/04 コメント:2件 戸松有葉 閲覧数:914

 小学五年生の妹が、リモコンを片手に、首を傾げて言った。
「これって何のリモコンだっけ?」
 俺もよくある。どれがどのリモコンかわからなくなるんだよなー。
「使ってみればわかるだろ」
 ボタンをしばらく押して試していると、DVDのリモコンだと判明した。一件落着。
「こっちは何だっけ」と妹。
 まだわからないリモコンがあるのか。
 今度は俺が操作してみる。<・・・

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見捨てるのはよくないです

16/05/09 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:888

 仲間が全員死んでしまったので、勇者は一人旅を続けている。
 そんな道中、倒れて苦しんでいる――ように見える少女がいた。
「うう、あたしがあんな魔物にやられるなんて」
 親切にも現状を説明してくれた。
 無視して旅を続ける。
「なっ! ちょっと待ちなさいよ!」
「……なんだ、元気じゃないか」
 少女は抗議と共に、起き上がってもいる。元気そうだ。
「あ・・・

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お客様のなかに

16/05/09 コメント:2件 戸松有葉 閲覧数:1380

「お客様のなかに、お医者様はいらっしゃいませんか」

 快適な空の旅は、その一言で空気が一変した。
 機内がざわつくなか、一人の男性が応じる。
 客室乗務員は頬が緩み、しかし真剣な目で言った。
「私と結婚してください」
「喜んで」
 婚約を済ませると早速、乗務員は次の人を探した。

「お客様のなかに、神父様はいらっしゃいませんか」

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