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北村ゆうきさん

慣れない部分が多いですが、一生懸命、作品を書いていきたいと思います。

出没地 関西
趣味
職業
性別
将来の夢
座右の銘 自信は持っても過信はするな

投稿済みの記事一覧

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親友と母と子供と。

14/08/18 コメント:0件 北村ゆうき 閲覧数:930

その日、早苗は親友の香織から放課後に呼び出されていた。
「どうしたのよ、改まって。」

誰もいない教室。
親友ゆえに軽い気持ちで問いかけた早苗と違い、呼び出した香織の表情は暗い。
「実はね…。」
うっすらと涙も見える。
「…出来たみたい。」
「何が?」
「…赤ちゃんが。」
「え、えっ。」

高校3年生。
いよいよ受験も大・・・

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未来から来ました。

14/07/30 コメント:0件 北村ゆうき 閲覧数:1041

「ぞれにしてもあっづいなぁ〜。」
パタパタとうちわを仰ぎながら、真菜はうなだれていた。
地球温暖化が進んでいて毎年気温が上がっているとか上がっていないとか?
北極の氷が溶けるとか溶けないとか?
未来ってどうなってるのだろう?
本当に人が住めないくらい気温が上がっているのかなぁ〜。

「そんな事は無いですよ。」
えっ!?
今、声が聞こえた?

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過去、現在、未来

14/07/23 コメント:2件 北村ゆうき 閲覧数:1005



「しずくちゃん、人間って毎日過ごしながら、未来を作っているのだと思う?それとも過去を作っているのだと思う?」
「うーん、未来かなぁ?」
「確かに未来かもしれないね。けれどね、過去を作っているのかもしれない。」
「どうして?」
「1分過ぎると、もうその1分前は過去になっている。1秒過ぎるともう1秒前は過去になっている。何もしなくても時間は経過する。それはもう過・・・

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1年に1度

14/07/08 コメント:0件 北村ゆうき 閲覧数:862


7月7日、夜。
河川敷。


毎年、いつもの場所、いつもの時間。
日中は蒸し暑いが、夜になると涼しい風が吹き抜ける。
その風を感じると穏やかな気持ちになれる。
今日はあいにくの曇り空。
年に1度の事なのに、と悔しく思う。
それでも河川敷の真ん中に立って両手を広げて空を見上げる。
広大な空。
全てを包み込んでくれそうな空。

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夜に輝く恋心

14/07/01 コメント:1件 北村ゆうき 閲覧数:962



私は高校2年生。
半年前から付き合っている彼がいる。
彼は23歳。
社会人なので日中は仕事で会えない。
土日は彼は休みなのだが、色々と付き合いもあるらしく、会える時間がない。
なので、彼と会えるのは夜だけ。
私は今日も彼の帰りを待っていた。


そろそろ帰ってくるはずだけどな…。
紅葉の季節が過ぎ、冷たい風が冬の訪れを運ん・・・

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誇りを胸に

14/06/28 コメント:0件 北村ゆうき 閲覧数:881



「さあ、9回裏、2アウト満塁。
カウント2ボール2ストライク。
得点は現在3-2。
ヒットで同点。
もし、長打が出れば逆転サヨナラの場面です。
ピッチャーはサインに2度首を振りました。
3度目に軽く頷いた。
さぁ、勝負の一球。
振りかぶって、投げました!」


「後半44分に差し掛かろうとしています。
残り時間・・・

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ひな鳥の涙

14/06/27 コメント:0件 北村ゆうき 閲覧数:1134

「我が社の短期バイトの面接に来てくれて、まずはありがとう。」
貫録のある大きな体をソファに沈め、
社長は履歴書と目の前で立っている細身の青年を見比べながら、
右手に持っていた煙草を灰皿に投げ入れた。
「はい、宜しくお願いします!」
一度、深く頭を下げた青年の顔は明らかに緊張で強張っている。
「うちはライン作業だから、1人がその流れに遅れると全てに影響してしまうん・・・

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駄菓子屋

14/06/26 コメント:2件 北村ゆうき 閲覧数:962



詩織はいつものように学校からの帰り、駄菓子屋に立ち寄った。
「お婆ちゃん、こんにちはー。」
昔ながらの木製の引き戸を開けて中へ向かって叫ぶ。
6畳ほどの店内には小さなチョコや串にラムネなどの駄菓子が紙の箱で仕切られてテーブルの上に置かれてある。
「はい、はい。」
奥から少し腰の曲がった小柄な老婆がゆっくりと出てきた。


「おやおや、・・・

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理想と現実のはざまで

14/06/25 コメント:0件 北村ゆうき 閲覧数:997


「ごめんなさい。」

日陰で少し薄暗くなっている校舎裏。
校庭では、それぞれが皆、挨拶をしたり励まし合ったりしている。

智也は人生で初めて振られた。
サラサラの茶色い髪、切れ長の目、優しい口元。
そのどれを取っても完璧である自分が振られる訳がないと思っていた。

卒業式。

今日で、この高校ともお別れ。
智也は学年一・・・

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