1. トップページ
  2. ナツさんのページ

ナツさん

昼ドラ系も、ほっこり系も、大好きです。 拙い文章ですが、読んでいただければありがたき幸せ… ぜひ、ご賞味ください・Д・ノ

出没地
趣味
職業
性別 女性
将来の夢
座右の銘

投稿済みの記事一覧

1

テーブルの上に幸せを呼んで。

15/04/02 コメント:1件 ナツ 閲覧数:1052



「なんか緊張するね…」
「もぅ!間違えないでよ?」

ミナコとユウトがダイニングテーブルに広げているのは、白地に茶色いインクで印刷されているアレ。これからの2人の門出にテーブルは嬉しかった。




あれは5年前、彼がこの家に来たのはユウトが当時付き合ってた彼女と婚前同棲するために家具を新調した時だ。それはそれは幸せそうで、彼も我がご・・・

0

ラニカイの夕陽が沈むとき

14/11/13 コメント:0件 ナツ 閲覧数:942

目の前に広がる透き通った青。人はまばらにいるものの、それぞれが自分たちの世界に浸っているここでは誰も邪魔する者はいなかった。ましてやここが日本から遠く離れたハワイの海なら。

私がここの海に来ると決めたのはあの人の喪が明けてすぐのことだった。何もする気になれず、仕方なく仕事に行くもののミスばかり。そんなある日ふとつけたテレビに映ったのは、一面に広がる海とそこに沈みかける燃えるような夕陽・・・

0

あなたのことが大好きです。

14/08/24 コメント:0件 ナツ 閲覧数:895

「好きです。」

その一言の重さを最近知った。伝えたくて伝えたくて、伝えた所でどうしようもないのに。私の思いを伝えても相手の気持ちが私の方を向いている確率なんて、もしかすると宝くじよりも低いかもしれないし、逆にじゃんけんで勝つくらいの確率なのかもしれない。






始めて君に会ったのは、ダンスのくじ引きでペア決めの時だった。自分に自信のない・・・

0

夢が覚めるまで

14/05/05 コメント:0件 ナツ 閲覧数:910

「あちらのお客様からです…」
バーテンダーは私にそう言いながら紫色のカクテルを差し出した。クラシックが静かに鳴るこの店には私以外に数名の客がいたが、1人を覗いて皆、連れがいた。だから私はそのカクテルの送り主をすぐに見つけた。
軽く会釈をするとニコリと笑う、二十代後半と言った所だろうか?彼は私に近づいてきた。
「それ、そこまできつくないですよ?」
私は正直、飲むのをためらって・・・

0

狐の嫁入り

14/04/24 コメント:0件 ナツ 閲覧数:999

「まぁ美しいわぁ…」


目の周りをW目はここです!Wってくらい厚塗りしたおばさんが今にも泣きそうな彼女にそう言った。水面に映る自分を見た彼女は運命を恨んだ。
白に近い金の毛並みをした彼女は今日、嫁に行く。
大好きな彼と離れ離れにされた上、父よりも年寄りのオヤジとの結婚。
…死んだ方がマシなのだろうか…
そんな考えが彼女の頭をよぎる。

1

私は貴方のキョウハンシャ 《改》

14/04/02 コメント:2件 ナツ 閲覧数:1358

雨は嫌いだ。
小雨ならまだしも窓が壊れそうなほど激しく降る雨は結局のところ、幸せなんか運んでこないのだから。




1週間前の週間天気予報では快晴の太陽のマークが笑っていたのに、朝になってW大きめの傘が必要Wだなんて。嫌な予感がしていた。


太陽がまだ笑っていた1週間前、私にもまだ笑顔はあった。友人と買い物に出かけ、レザーのブレスレットを買・・・

1

私は貴方のキョウハンシャ。

14/04/01 コメント:1件 ナツ 閲覧数:1141

雨は嫌いだ。
小雨ならまだしも窓が壊れそうなほど激しく降る雨は結局のところ、幸せなんか運んでこないのだから。




1週間前の週間天気予報では快晴の太陽のマークが笑っていたのに、朝になってW大きめの傘が必要Wだなんて。嫌な予感がしていた。


太陽がまだ笑っていた1週間前、私にもまだ笑顔はあった。友人と買い物に出かけ、レザーのブレスレットを買・・・

1

少年よ、恋心を抱け。

14/03/18 コメント:1件 ナツ 閲覧数:885

バカだ…俺は本当にバカ。
修学旅行で告白しよう、と思ったのは親友のケンジの馬鹿げた噂話を間に受けてしまったからだった。
「あそこで告白したら98%結ばれるって。」
そんな探せばどこにでも転がっていそうな話の今回の舞台は北海道の時計台のすぐそばのよくわからないところだった。



「ミキちゃん、付き合ってくれないかな?」
今思えば、なんてバッドタイミン・・・

2

鉄の島

14/03/16 コメント:2件 ナツ 閲覧数:1003

かつて鉄の島と呼ばれたこの人工島には、昔のような活気はない。産業の中心が最先端技術産業に移ってからというもの、この島は時代の流れには逆らえず取り残された。




俺のじいさんは田舎から出稼ぎにと、この島に来た。その頃、人口は増えて20万人ほどの規模になった。
「あそこはまるで一つの国のようだった。」
じいさんが元気な頃、よく語ってくれた。
アパート・・・

2

それはきっと太陽のせい、そして貴方のせいだ。

14/03/13 コメント:1件 ナツ 閲覧数:1014

「ねぇなんかあったの?」
「なんでもねぇよ。」
彼は何かあるといつも河川敷に来て黄昏ていた。何もない、それはここでの決まり文句だったし、それが嘘だということも幼馴染の私には分かりきっていた。




「なぁ、お前…好きなやついる?」
夕陽を見つめたまま彼は私に尋ねた。声は震えていないし、涙も流してはいない。けれど私には泣いているように見えてならなかっ・・・

0

フィーリングセールスマン

14/03/11 コメント:0件 ナツ 閲覧数:891

「あそこの占いマジで当たるぞ。」
同期の片桐が目を輝かせながら俺に言った。




数日前、年下の女性社員に届かぬ恋をしていた彼は駅前の占い屋に行ったと言う。
「でさでさ、マジ思い通じちゃって。あれくらいで彼女の気持ちが買えたら万々歳だよ。」
「人の気持ちってプライスレスじゃねぇの?」
彼があれくらいだと言った占いにつぎ込んだ値段は、決して安い・・・

1

ヘンテコなあだ名

14/03/09 コメント:0件 ナツ 閲覧数:1368

「がしやまって呼んでいい?」「は?」
私の名前は東山だ。そこだけ省略する意味がわからない。


ハーフ系の可愛らしい少し天然な子…これが永田亜美に私が持った印象。
「ひがひがとどっちがいい?」
「なんか私が僻んでるみたいじゃん。」
「私は何でもいいよ。アーミーとか。」
そう言うと彼女は敬礼して笑って見せた。
「亜美でいいでしょ?」
そう言・・・

3

聞いてください、小さな命の叫びを。

14/03/03 コメント:3件 ナツ 閲覧数:1146

   いつものように散歩に出かける時間になったから僕はカゴに入った。ご主人様は公園までこうして運んでくれ、そこでいつも放してくれた。
「ソータ!行くよ!」
ご主人様の美香ちゃんは小学2年の女の子でいつも遊んでくれた。美香ちゃんには兄弟はいないから僕らはまるで兄弟のようだった。

珍しく美香ちゃんのお父さんが運転する車で出かけた。新しい服でも買ってくれるの・・・

0

スノードール 《改訂版》

14/03/01 コメント:0件 ナツ 閲覧数:916

    窓の外には雪がちらついていた。
けど、たぶん積もることはないだろう。積もらない雪なら降らない方が嬉しい。貴女はいつも言っていた。
「寒いだけならいらないの。雪合戦できるくらい降るなら嬉しいけどね。」
そんな子供っぽい貴女…雪花(ゆきか)が大好きだった。


    君と会ったのは偶然だったか、必然だったのか。何しろ・・・

1

採点ミスが連れてきたもの。

14/02/25 コメント:1件 ナツ 閲覧数:1138

  爽太は放課後、クラブ中に怪我をしてしまい保健室へと向かっていた。バスケットボール部の彼は試合中ぼうっとしてしまい他の選手と接触して点灯してしまったのだ。
「爽太…なんかあったんか?」
彼が体育館に戻ると親友の健斗が近寄ってきた。
「心配かけてごめん、何もないから。」





休憩のホイッスルがなり、爽太はスポーツバックから水筒を・・・

0

他人事

14/02/19 コメント:0件 ナツ 閲覧数:2066

ある日今日あした生きていくのがやっとな少女が
立って歩くこともできずに力なく座り星を眺めてた

そのとき先進国のあるぽっちゃりした少年が
タワーのようなホットケーキに貪りついていた

たいして年の変わらない二人は
決して出会うことはないが
それは二人の間に途轍もない壁があって
目には見えないその壁は
彼らはまだ知らない

1

もう一度、逢いたい。

14/02/17 コメント:0件 ナツ 閲覧数:1045

何千、何万、何億人もの人が行き交うこの世界で出逢える人の数は決まっている。

「だからね?出逢えたのは奇跡なの。」
君が口癖のように言っていた言葉を今更のように思い出した。


「その辺にしとけよ。な?」
同僚の中西に酒を止められイラっときた。
「なんだよ?いいだろ別に。」
ふと隣を見るとホットグラスに入った赤い液体を持つ女性が彼氏らしき人と話・・・

0

赤く染まった西の空 【後編】

14/02/11 コメント:0件 ナツ 閲覧数:944

こちらは後編となります…


    隼人からメールが入る。明日の講義は午後からに変更になったらしい。真麻と隼人が会うのは少し躊躇した。けれど仕方のないことらしく彼も譲ってくれない。ってなわけで午前中に会うことになった。
    待ち合わせたのはこじんまりした喫茶店。BGMはまったりとして落ち着く。昨日の出来事はすでに忘れかけていた。・・・

0

赤く染まった西の空 【前編】

14/02/11 コメント:0件 ナツ 閲覧数:1038

 夕焼けの綺麗な午後、夕方のアナウンスが流れ、子供達は母親に連れられ家に帰って行く。
「そろそろ帰ろうか。」「そうだね。」
これが、親のいない僕らの一番古い記憶。

「おい、佐伯!授業終わったぞ。」
そう言ってくるのは大学に入って知り合った、前山隼人。きっぱりもの言う性格は嫌いになれなかった。今まで周りにそんな人がいなかったからかもしれない。
・・・

0

スノードール

14/02/07 コメント:1件 ナツ 閲覧数:1061

    窓の外には雪がちらついていた。
けど、たぶん積もることはないだろう。積もらない雪なら降らない方が嬉しい。貴女はいつも言っていた。
「寒いだけならいらないの。雪合戦できるくらい降るなら嬉しいけどね。」
そんな子供っぽい貴女…雪花ゆきかが大好きだった。


    君と会ったのは偶然だったか、必然だったのか。何しろ、僕・・・

1

にとうへん☆さんかく

14/02/04 コメント:3件 ナツ 閲覧数:1230

   小学校に上がる前に病気で父をなくした私は、その出来事もあいまってか母親が好きだった。おそらく他の家の子供よりも。
私には3歳、年の離れた妹がいる。この年の差が微妙なものでよくつまらないことでケンカした。その度に母は私たちを叱った。そういうことには長けていた妹は頭を働かせよく私のせいにした。
「違うよ、私が悪いんじゃない!」
「おねぇちゃんなんだから。」<・・・

0

例えばの話…

14/01/19 コメント:1件 ナツ 閲覧数:1061

例えば…
すごく綺麗なおねーさんが通りかかったとする。
彼女が不意に荷物を落とすんだね…
凄くありきたりだけど。

でさ、助けちゃうの。
落としましたよって、
取りにいけないだろうから、取ってきてあげますよって。


んで、この深い穴に降りて行くのね。
たまに「大丈夫ですかー?」って可愛い声で聞いてくれるの。
そして「・・・

0

手紙〜父が残したもの〜

13/12/27 コメント:0件 ナツ 閲覧数:1038

    私はどこにでもいるごくごく普通のサラリーマンだ。明るい妻と可愛い娘が2人。とても幸せな毎日を送っていた。
    
そんな中、体の不調が気になり出したのは暑い夏の日だった。はじめは夏バテだと思って軽く流していたが身体中のだるさが耐えきれなくなって、夏風邪かと思い病院に行った。
    診察を受け薬を貰っ・・・

0

Father

13/12/26 コメント:0件 ナツ 閲覧数:987

    ふと気がつくと白い小さな部屋にいた。真ん中にはベッドがあって男が寝ている。その周りには私の見慣れた妻と二人の娘がいて、その男のために涙を流していた。
     どうしてだ?そいつは誰なんだ?彼女たちにとって彼はどんな存在なんだ?
気になった私はそっと枕元を覗いた。そこには毎朝鏡ごしに眺める顔ー私がいた。
  &#・・・

0

Sweet Xmas

13/12/24 コメント:0件 ナツ 閲覧数:1126

    街灯さえどこかロマンチックに感じるこの季節。イルミネーションなんて、コンセントから伸びた延長コードに繋がれてだだ光っているだけなのにどうしてかロマンチックに感じる。
    その通りに構える小さなケーキ屋のアルバイトの坂田舞美はクリスマスケーキの予約の受付のノルマに追われていた。ノルマ達成までまだ8個もある。ケーキなんてこの近くには大きなデパー・・・

0

ジンセーゲーム

13/12/23 コメント:0件 ナツ 閲覧数:1121

    ある朝目覚めたら足が消えかかっていた。寝ぼけてるのかと思い目をこする。足は元に戻っていた。

 「びっくりしたでしょ?」
後ろから突然声が聞こえた。そいつの声はいたずらした後の子供のようだった。
  「でもね〜、もう少ししたら全部ああなっちゃうんだよね〜」そこには見た事ない生き物がいた。羽が生えてて飛んでいる。ぱっと見天使のよ・・・

1

君と見たあの空

13/12/23 コメント:1件 ナツ 閲覧数:1092

冬の足音が聞こえるころ、少年は住む家もなく途方にくれていた。彼の名はダニエル。父は早くに亡くなり、女手一つで育ててくれた母も去年疲労の上で倒れた。もう大人になる兄弟が何人かいたが、誰も彼の面倒を見てくれる人はいなかった。どこも家庭を持っていて尚且つこの不景気では弟の面倒など見れないというのだ。今日明日の食事もままならず街をさまよう毎日。
「お前も一人か?…一緒だな。」
・・・

0

君と見たあの空

13/12/20 コメント:0件 ナツ 閲覧数:1054

     冬の足音が聞こえるころ、一人の少年が住む家もなく途方にくれていた。彼の名はダニエル。父は早くに亡くなり、女手一つで育ててくれた母も去年疲労の上で倒れた。もう大人になる兄弟が何人かいたが、誰も彼の面倒を見てくれる人はいなかった。どこも家庭を持っていて尚且つこの不景気では弟の面倒など見れないというのだ。今日明日の食事もままならず街をさまよう毎日。
「お前も・・・

  1. 1
ログイン