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扇樹さん

世界を創る魅力に囚われ、早幾年。 まぶたの裏に広がる世界を、拙い文章で排出し続けています。 時空モノガタリでは、数多くの作家様の作品から勉強させていただいております。 よろしくお願いします。

出没地 とある山付近の図書館
趣味 音楽鑑賞、映画鑑賞、カラオケ
職業 助手
性別 女性
将来の夢
座右の銘 為せば成る

投稿済みの記事一覧

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小さい好敵手の贈り物

13/09/09 コメント:1件 扇樹 閲覧数:1400

会社帰り、駅のホーム。
自棄くそのように買った炭酸水を喉に流し込んで、溜息をついた。
彷徨う思考は流れ流れて、嫌な方へと向かってしまう人の性。
友人、という肩書の同僚も含めて行う会議は、いつだって斬り合いのように鋭い議論を交わす。
私に悪意があるんじゃないだろうか、というような切り返しは、親交があった新入社員時代を裏切るようで心に重い。
一緒にのし上がってきたのだから・・・

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カナリアの放課後

13/09/09 コメント:1件 扇樹 閲覧数:1132

夏休みが終わったとしても、夏は唐突に終わりを迎えるわけではない。

夏の日差しは容赦なく教室を照り付ける。
生徒は皆それぞれ、放課後に在るべき場所へと移動していく。
こんな蒸し暑い教室で、カバンを抱えたまま立ちすくんでいるのは私くらいだろう。
掃除の時間だって、とうの昔に終わってしまっているのだから。
ホウキを用具入れに戻してから、時計の長針は少なくとも6分の4・・・

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かなちゃんのギター

13/09/04 コメント:4件 扇樹 閲覧数:1309

ぼくはギター。かなちゃんの、空色ギター。
ちょっと珍しい色の僕を抱えて、かなちゃんはフォークソングを歌っていた。
甘く澄んだ歌声で。
ぼくの夢はかなちゃんの夢。
大好きな彼氏と同じバンドで、デビューしたいという夢だった。
ライブのたび、かなちゃんはぼくをかきならす。
ぼくは体を震わせて、甘い歌声に合わせて歌うんだ。

一生懸命がんばったけど、なかなか・・・

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