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tennさん

よろしくお願いします。

出没地
趣味
職業
性別 女性
将来の夢
座右の銘 なせばなる

投稿済みの記事一覧

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13/09/12 コメント:0件 tenn 閲覧数:1105

「私、行くから。もう決めたの」
そういうと里香は挑むように母をにらんだ。
「お母さんは反対だよ。何も今ついて行かなくてもいいじゃない。彼の、向こうでも生活が安定して、それから迎えに来てもらったらいい。本当に好き合っているのなら待てるはずだし、必ず迎えに来てくれる。それが信じられないのは気持ちが本物ではないからだよ」
母の言葉にいら立ちが募る。本物の気持ちだから一緒に居たいとは思わ・・・

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思い出の足跡

13/09/02 コメント:1件 tenn 閲覧数:1179

気が付いた時には君は傍にいたね。
初めて歩けるようになったときも、外で走り回るようになった時も。

桜の花びら舞う中の入学式。君が緊張のあまり震えていたのを僕は知っているよ。
同じように僕が震えていたことを君は知っていただろうか。

夏の海では砂浜を裸足で走り、あまりの暑さに踊るように飛び跳ねあったね。そして同じように黒く焼けていった。

秋には落ち・・・

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神と神官と輝戒

13/08/19 コメント:3件 tenn 閲覧数:1278

神官は回廊を歩いて祭殿へ向かった。そこには偉大なる力を持つ無邪気な子供のような神が待っている。
「神よ。」
神官はいつものように呼びかけたが、神は返事をせず、首を傾げていた。
「難しい顔をされて、どうされたのですか。先日の大雨の被害について気に病んでいるのですか」
数日前の雨を降らせたとき、神は調子に乗りすぎて雨を降らせすぎてしまった。それにより川は氾濫し、多くの人間が家や・・・

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慈悲と罰

13/07/25 コメント:1件 tenn 閲覧数:1277

金曜日、夜9時50分の営業所。ほかに人は居おらず、そろそろ帰ろうと荷物をまとめて振り返ったとき、その男は居た。
190p近くの大男。全身黒ずくめ、フードを被り、顔はよく見えない。手に危険な輝きを放つ凶器。それを見ただけで僕は腰を抜かしそうになった。10時には見回りの警備員が来る。それまで何とか時間稼ぎをしなければならない。

「な、なんのようでしょう」
「見てわからないか」・・・

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不認知探偵

13/07/08 コメント:2件 tenn 閲覧数:1278

私は探偵である。もちろん名探偵だ。
だが困ったことにそれを証明する手段がない。
私の名推理を見せようと事件現場に行っても野次馬の一人として追い払われてしまう。
せっかく助けようとしているのに…。

そもそも探偵とは、どうやって認識されるのだ?
探偵事務所に所属する?そんなことをしても浮気調査のために地味に会社帰りの男を尾行するのが落ちである。しかも時給制。

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