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Morさん

出没地
趣味
職業
性別 男性
将来の夢 英語堪能な職員
座右の銘

投稿済みの記事一覧

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名駅と向日葵

13/05/26 コメント:2件 Mor 閲覧数:2151

 由子は新幹線の車窓から景色を眺めながら次のアナウンスを待っていた。通り過ぎていく建築物の高低差がまるで古い映画のフィルムのノイズのように流れていく。中学校時代の出来事を思い出が脳裏を音もなく過ぎるが、あまり明瞭に顔を思い出すことができない。
「そんなにイケメンじゃなかったような」
ぽつりと嘆息して漏れる声は車輪の唸りにかき消され忘れられる。
 右手に握られた向日葵の花がゆらゆら・・・

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新人の過ち

13/05/15 コメント:2件 Mor 閲覧数:1725

 夕日が降りていった。今日一日が終わる。世界は素晴らしいと思えるほどの光が雲の隙間からなだれ込んでくる。たくさんのグラデーションが氾濫しながら色形を変えて世界を照らしていた。窓辺の内側では西瓜割りをするみたいに棒で叩いたような音がしてその瞬間血がどろどろと流れていく。カラスが一声とびらの向こうで鳴いた。祐一は一度息を飲み、それから吐き出す。湿っぽい空気が喉に張り付く。まるで時間が止まってしまったか・・・

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auからの手紙

13/05/05 コメント:0件 Mor 閲覧数:1733

 翌日は大切な日だった。でもそれがどんな日だったかということは大して重要なことではない。大切な日というものが人によって様々で、駄菓子の値段から家を買える値段になるまで変化してしまうものだから。ただ重要なのはそんな日が次に太陽さえ明ければ訪れるということだけだ。

 俺は自転車で帰途についていた。夜も9時を過ぎていたし昼から何も食べずにいたから疲れていた。仕事っていうのはどんな形であって・・・

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