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綾瀬和也さん

北海道の競走馬生産・育成牧場で働く綾瀬和也です。地元は栃木です。宜しくお願いします。

出没地 日高門別地区・苫小牧・千歳など
趣味 スポーツ観戦(主に野球・サッカー・プロレス) ちなみに千葉ロッテマリーンズファンです。 あとは馬券を少々買うことです
職業 会社員
性別 男性
将来の夢 ダービー馬生産
座右の銘 目標がその日その日を支配する

投稿済みの記事一覧

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三人が愛したもの

16/02/09 コメント:0件 綾瀬和也 閲覧数:1048

「ホットティを二つ下さい」
先ほど入店した男女二人組の男が、一番奥のテーブル席から大きな声で言ってきた。マスターの古川翔矢はその声に聞きおぼえがあった。翔矢が顔を上げると、角本一樹と斉藤朱里が座っていた。

 三人は高校時代のクラスメイト。翔矢と朱里は幼馴染。一樹とは高校時代で一緒になった。一年生の時に翔矢は一樹から、朱里のことが好きなんだと告げられた。一樹は学年で一番の成績で、・・・

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完結か序章か

14/03/08 コメント:2件 綾瀬和也 閲覧数:1370

 8月21日。阪神甲子園球場。マウンド上の作陽大学付属高校エース、片岡定晴は流れる汗を長袖のアンダーシャツで拭った。暑い。気温は32℃。一瞬、何でこんな気候で野球をやらなきゃならないんだと後悔をする。それもこれも全部この舞台のせいだと思う。

 作陽は、夏の甲子園初出場の茨城県代表。そんなチームが決勝に進むなんて思っていただろうか。いや、思っていない。地元の高校球児や作陽と対戦して、敗・・・

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横川駅 新しいレール

14/03/07 コメント:8件 綾瀬和也 閲覧数:1481

「信越本線って何で途中で途切れてるの?」
軽井沢へ向かう車の中で彼氏、秋本孝徳の運転する助手席で、伊藤芙美子が聞く。何気なく見ていた軽井沢の情報誌の中で、信越本線が群馬県の横川駅で途切れて、長野県からまた続いているのに気が付いた。信越本線は、群馬県の高崎駅を起点に、新潟駅まで続く路線。それが、途切れていることに疑問を感じた。

「いい質問だね」
笑顔で言う孝徳。孝徳は鉄道オ・・・

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新人 城島卓也

14/03/05 コメント:0件 綾瀬和也 閲覧数:1468

『最近の若い者は…』
国枝久志は心の中で呟く。今年も新たな社員が新社会人として入社してくる季節になった。国枝はその新人を指導する立場だ。毎年行っている新人研修だが、年々憂鬱になってきている。理由は何でもかんでも言わなくては解らないということだった。

 去年の入社組はまあひどかった。
「何でこうなった?」
国枝が聞くと、
「自分はこういう時はこういう風にやれとし・・・

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三角関係 〜名古屋への切符〜

14/02/18 コメント:2件 綾瀬和也 閲覧数:1682

 上田武司。22歳。高校三年のときにエースとして春夏連覇を達成。高校卒業後ドラフト一位で東京オリオンズに入団。
 斉藤行則。22歳。上田武司とは小学校から高校までチームメイト。四番ショートとして活躍。武司と同様にドラフト一位で大阪サンダースに入団。
 藤井晴海。22歳。二人とは小学校から高校まで一緒。中学校から野球部マネージャーとして二人を陰から支えた。京葉大学4年生。
 武司と・・・

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論争 奇跡とは必然

14/02/18 コメント:2件 綾瀬和也 閲覧数:1211

「亮ちゃん。奇跡ってあると思う?」
仕事が終わり帰り支度をしている亮一に、大輔が聞く。
「何だ急に?」
鞄を手に取りながら亮一が言う。
「俺、あると思うんだよね」
なぜか微笑を浮かべながら言う大輔。首をかしげながら亮一が、
「あ、そう。まあ確かにあるっちゃあるけど…」
と、曖昧な言い方をする。大輔は黙ってその先の言葉を待つ。その気配を感じて亮一が口を開く。・・・

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論争 学校とは…

12/12/15 コメント:1件 綾瀬和也 閲覧数:2092

「学校といえば何?」
 大輔のいきなりの質問に、目が点になる亮一。
「何だ急に?」
「いいから、学校といえば何?」
 あまりに大輔の表情が真剣だ。
「うーん、結構楽しかった」
 亮一の答えに、ため息をつく大輔。
「何だよ?質問に答えてやったのにその態度はなんだ」
「やっぱりお前はそういう奴だよ。全然答えになってねぇ!」
「意味がわからねぇ!」<・・・

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音楽室の前

12/12/12 コメント:0件 綾瀬和也 閲覧数:2187

「この学校の伝説って知ってる?」
学校の帰り道、三年四組、四人組の会話だ。口火を切ったのは前田有華。
「え?何それ、知らない」
そう言うのは大島飛鳥。
「飛鳥知らないの?結構有名だよ」
うまい棒を食べながら言うのは、柏木朋美。
「七つあるから七不思議とも言われているよ。不思議でもないのもあるけど…」
同じくうまい棒を食べながら、渡辺みなみが言う。
「・・・

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論争 箸とレンゲとスプーン、時々ボールペン

12/12/05 コメント:0件 綾瀬和也 閲覧数:2028

 コンビニのお弁当コーナーの前で腕組みをしながら亮一は考えていた。
『ネギ塩カルビ弁当もいいけど、この前食べたしな。かといって、唐揚げ弁当は昨日食べた。カレーって気分じゃないし…』
 営業の仕事をしている亮一。ほぼ毎日出先でコンビニ弁当がお昼ご飯。結局さんざん悩んだ挙句、ネギ塩カルビ弁当をチョイスした。

 コンビニ弁当を買うと、そこの駐車場で食べる人が多いが、ここのコンビ・・・

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空白の七年

12/12/04 コメント:0件 綾瀬和也 閲覧数:1874

 俺、渡部嘉人の通った高校の通学路。学校と家の中間地点にある喫茶店がある。店の名前は「ハイマウント」という。放課後には高校生が勉強したり、おしゃべりしたりと生徒たちが集まっている。嘉人もその中の一人。高校卒業して大学に進学してからも、何度も訪れた。大学卒業して地元の企業に就職。この店は午後9時まで営業しているので、仕事帰りにもしょっちゅう訪れているので、かれこれ10年通っている行きつけの喫茶店だ。・・・

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クリスマスと有馬記念

12/12/01 コメント:0件 綾瀬和也 閲覧数:2630

「また外れたよー」
 泣きそうな顔で、八島秀喜が言う。その隣で、つまらなそうな顔をする上田愛香。
『もう…今日は何の日か知ってるの?』
 愛香が椅子に座りながら、頬杖を突く。
「次のレースこそ勝負だ。」
 秀喜が意気込みながら、競馬新聞を開く。その様子を見ながら愛香はため息をつく。
『クリスマスなんだよ。それなのに中山競馬場って…』
 12月24日、日曜日・・・

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途切れた襷

12/11/30 コメント:0件 綾瀬和也 閲覧数:2389

『ズキン』

 この2年間、この季節、この時期になると右膝がうずく。そして、テレビから目をそむけ続ける。

 一ノ瀬昭 22歳。

 2年前の今頃は、将来を渇望された天才ランナー。小学校のころからすでに頭角を現し、高校生のときには、インターハイでの当時の高校生記録を塗り替え、全国駅伝では、区間記録を三年続けて更新。大学は駅伝の名門の大学へ進学して一年生からメンバ・・・

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