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葵さん

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性別 女性
将来の夢
座右の銘

投稿済みの記事一覧

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夢で逢えたら

12/12/04 コメント:0件 葵 閲覧数:1650

 私は本屋である雑誌の創刊号を見つけた。
 彼は愛ってなんだ?というようなことを雑誌に投稿していた。

 彼にとって愛はネガティブな思考でしかなく、専門学校を中退していた。
 仕事も決まらず、アルバイトもせず、ただ、生きていた。

 彼の書いた投稿をみて、雑誌社を通じて、こちらから手紙を渡すことが出来た。
 転校生で小学校から高校まで、なかなか友達が出来ず・・・

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サンタクロースの手紙

12/12/02 コメント:0件 葵 閲覧数:1791

 私の家のサンタクロースがパパだということはわかっていた。
枕元にプレゼントを贈ってくれるのも、パパとママだといことも知っているつもりだった。
 それなのになんであんなこと言ってしまったんだろう・・・。
 「サンタはいるもん!!写真だってあるのに、なんでいないって言うの?」
 同じクラスの祐子ちゃんが、サンタクロースからの写真付きの葉書を持ってきた。
 たっぷりと白い・・・

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白い恋人

12/10/06 コメント:0件 葵 閲覧数:1429

 北海道への旅は、彼ひとりで行くことになった。昨夜の電話で、彼の祖父が危篤状態であることを知った。
 家族や親族が病院に向かっているというので、彼は居てもたってもいられなくなり、これから行ってくるとそれだけいうと、ケータイが切れた。

 私と彼は恋人同士で、将来の事などを、最近話すようになった。
 「僕と結婚して下さい」とか、プロポーズをされたわけではなかったので、ときどき・・・

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満月の終着駅

12/09/24 コメント:3件 葵 閲覧数:1750

 夏休みには秋田へ帰っていた。
 祖父と祖母だけで暮らす家の住人になるのも、今年で17年目になった。
 私はいま、高校生2年生で、学校の宿題をたくさん持っていったら、夏祭りに行くように祖母から言われた。

 祖父が運転する自動車で親戚の家を挨拶しながらまわっていると、大きな打ち上げ花火がどーんっと音をたてて、鳴った。
 空には、花火は見えない。もうすぐはじまる合図で放・・・

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猫の居る家

12/09/06 コメント:0件 葵 閲覧数:1626

 のぶは猫が好きだった。
 いつから猫を飼っているのかわからなかったが、3匹の猫たちはみんな雑種で、特にのぶは真っ黒な猫を気にっていた。
 
 「黒猫なんて、不吉だと思わない?」
 「べつに・・・。背中なんて哀愁があってかわいいよ」

 のぶは猫の悪口を言われるのが嫌いだった。
 黒猫を陸、白いぶちの猫を海、グレーの猫を空と呼んで、全員メスの猫たちだった。・・・

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泳げない魚

12/08/23 コメント:2件 葵 閲覧数:2042

 夏、プールサイドでは体育の授業がはじまった。校舎には冷房の設備がなく、太陽がギラギラと暑く輝き、蝉の鳴き声も絶え間なく続いていた。
 「ゆかり、着替えないの?次、プールだよ?」
 私は暑さから解放されるのが嬉しくて、女子だけの高校だったので、そこそこ気を使うことがあっても、女の子同士、みんなと仲良くやっていた。
 「うん。私、泳げないの・・・」
 ゆかりはそう言うと、水着・・・

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猫日和

12/08/22 コメント:0件 葵 閲覧数:1600

 私は転校生で、小学4年生の2学期から、新しい学校に通うことになった。父と母が離婚して、母方の祖父母と暮らすためだった。祖母が付き添って、朝礼が終わりかかったときに、私は目がくらみ、立つことが出来ないほどの空間のゆがみを感じて、そのまま祖母に手をひかれて、保健室のベットに横になった。祖母と入れ替わりに担任の天川先生が来て、私に話しかけた。
 「いま、あなたの隣のベットで寝ている男の子も同じク・・・

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ロンドンからの帰路

12/08/20 コメント:0件 葵 閲覧数:1616

 私を体操選手に育ててくれた恩師の言葉がいまでも心に残っていた。3歳から体操をはじめて、学校の勉強や友達関係よりも、体操が好きだった私は、いまでは、大学を卒業して、通っていた体操教室で小学1,2年生を教えているインストラクターになった。

 「体操でオリンピックに行くのが夢だったなぁ。誰かわりに誰か行ってくれれば、こんなに幸せなことはない」
 「うちの体操教室からオリンピックは難・・・

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アルプススタンドの風少女

12/08/15 コメント:0件 葵 閲覧数:1788

 野球が好きだった父は夏になると心臓が止まった。初夏の頃、母と交代で病院に付き添って、夜じゅう看病していた。見えてなくても・・・。聞こえてなくても・・・。言葉が出なくても・・・。手術が難しい肝臓の部位に癌があって、余命3カ月を宣告されていた。今年の3月のことだった。父はいままで健康に気を使わなくてはいけないほど、弱くはなかった。野球が幼いころから好きで好きでたまらない少年だった。大人になるにつれて・・・

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流れるプールと花火大会・夏

12/08/14 コメント:0件 葵 閲覧数:1714

 私が小学生だった頃は、社宅の屋上からでも、としまえんの花火が見えた。父と母は不仲だったが、離婚はしておらず、私との3人暮らしをしていた。みんな、父が郵政関係のお勤めだったので、子供だった私は、自然とたくさんの友達ができた。
 花火が暗闇の空を明るくどーんっという音とおもに、大きな花やバナナや5色の花びらみたいなものまで、たくさんあった。
 「綺麗だね、花火・・・」
 「線香花火・・・

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気まぐれな3匹の猫

12/08/13 コメント:0件 葵 閲覧数:1709

 うちの師匠は猫好きで3匹の猫を飼っていた。ケータイには飼い猫の画像が何枚も収められていたのを私に自慢げに見せてくれていた。夜は寝るときも3匹といつも一緒だった。帰宅が遅いと妻から玄関先で待っている猫たちの写真が添付されて、「何してるの?はやく帰ってきてください」とメールがくるから、帰らなければいけないとも言っていた。
 「ふむ?」
 「ルルもジジもムムも、みんなかわいいですね」

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虹色の自転車

12/08/05 コメント:0件 葵 閲覧数:1624

 あたしの涙が頬を伝って流れた。
 ママの大切な口紅を鏡でママがいつもやるように持って、あたしの唇を朱色に染めていたら、そのまま折れてしまった。
 ママが鏡台に座ったときに、折れた口紅が見つかってしまった。あたしに折れた口紅を見せながら、ママは言った。
 
 「これやったの、夏でしょう?」
 「・・・うん」
 「まったく、もう・・・」
 ママはあたしを抱き・・・

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少年時代

12/08/05 コメント:0件 葵 閲覧数:1708

 僕がはじめて野球のグローブを買ってもらったのは6歳の誕生日プレゼントだった。父がずっと野球をやっていて、働いてるいまでも、草野球のチームにはいって、野球を楽しんでいる。甲子園という言葉も、そのあと、すぐに覚えた。夏の高校野球に夢中になっていた父の背中を見ながら、野球の見方も教えてもらった。
 小学校の頃は、サッカーが流行で、20分休みの時間を大事に、クラスの男子とボールを蹴飛ばしてはゴール・・・

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銀杏祭のあとの打ち上げ花火

12/08/04 コメント:0件 葵 閲覧数:1670

 僕は数学部の部長をやっている高校3年生だ。この学校には中学受験をしたから6年目ということになるが、銀杏祭が終わると、本格的に大学受験の準備をするため、2年生の美華子に部活をまかせなくてはならなかった。
 コンピューターを使った星占いは好評で、今年も大繁盛だった。女子が何人か浴衣を着て、カフェのスペースを作り、コーヒーや紅茶、ジュースやサンドイッチ、プチケーキなどを出店していた。
 銀・・・

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少女時代

12/08/04 コメント:0件 葵 閲覧数:1839

 私たち5人組は自転車で高校まで行くことになった。新しい制服はグレーのブレザーで短いスカートが流行りだった。ウエストの所で幾重にも折ってスカートを着ていた。靴下も短めで白いものを身につけていた。もうひとつの流行りはリボンだった。髪にリボンを付けて、かわいいものが大好きだった。
 桜が咲く4月、5月までは、みんな5人がそろって、通学していた。部活がはじまると、そういう訳にもいかないので、朝は自・・・

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夢の中の空飛ぶ自転車

12/07/27 コメント:0件 葵 閲覧数:1712

 私の祖父が死んだのは17歳の秋頃だった。2学期の授業がはじまっていて、部活も辞めてしまったので、夕方になると、家路を自転車で走っていた。
 家の外からも電話が鳴っている音が聞こえていて、鍵をあけるのもガチャガチャと焦っていた。開いてから、バタバタと電話をとると聞こえてきたのは、祖母の声だった。
 「もしもし?みどり?おじいちゃん死んじゃったよ…」
 「えっ?おばあちゃん?大丈夫・・・

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熱帯地方の水槽で泳ぐ魚たち

12/07/26 コメント:0件 葵 閲覧数:1919

 私にはいつも行く水族館があった。大きな水槽の中で泳いでいる生き物を見ながら、ゆったりとした時間を楽しむ。照明を暗くして、天井から青い光が注ぐ水槽が自然に近付けてつくられている雰囲気にいつも清廉された気分になった。すっきりとした気持ちになっていく瞬間に飛び込んできた文字は、「オーストラリアの熱帯地方」。鮮やかに七色に輝く魚や原色に近い赤い色をした大きな蟹や海老が底の方をゆったりと泳いでいた。透明な・・・

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空色の青いブルーの自転車

12/07/13 コメント:0件 葵 閲覧数:1951

私が彼との結婚を決めたのは、男女の別学だった頃の同級生だったからだ。
「結婚して下さい」いつも彼はそれしか言わなかった。
同級生とはいっても、授業は別々だし、部活にも入らなかったので、私が、当時の彼と出逢うことなどなかった。
もしかしたら風のように、図書館や食堂や音楽室で出会っていたのかもしれない。だけどやはりお互い知らない人同士であることに変わりはなかった。
 私は彼と出・・・

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ラベンダーの風

12/07/01 コメント:0件 葵 閲覧数:2855

 夏休みになったら都会を離れる旅にでたいと思った。群馬の「ラベンダーパークアルバイト募集」の広告を見てから、ただの旅行ではなく、働いてみようと思った。勤務日数は約1カ月の住み込み。私は玉原山荘にお世話になることになった。仕事はインフォメーション係で、ラベンダーの大きな畑の前に建てられた小屋で情報提供や案内をすることになった。夏はラベンダーを楽しんでもらって、冬にはスキー場になるこのパークの魅力をた・・・

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私のルーツ

12/06/16 コメント:3件 葵 閲覧数:3115

私の両親は離婚している。父は酒を飲むと家族に暴力をふるい、酔いが覚めると何もなかったかのように不可思議な雰囲気で朝食を食べて、何も言わずに警察署へ勤務していた。
社宅に住んでいたので、隣近所は夜中の罵声や怒声や格闘しながら殴ったり蹴ったりしている物音を聞いていたにちがいない。夜中に父は母を公園へ連れ出して、何度も殴った。
その時から母は私に「あんたが生まれてから暴力をふるわれるようにな・・・

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指輪の魔法

12/06/13 コメント:0件 葵 閲覧数:2256

いつも校庭を見つめながら彼女を見ていた。陸上部だった彼女の走り高跳びは見事な曲線を描いて緑色の厚いマットに落ちていく。バーはそのままだった。彼女の笑顔がもっと見たくて…。僕は彼女とただのクラスメイトでいることをやめる決心をした。自転車置き場で彼女を待つことにする。彼女は自転車通学の高校3年生だった。桜木香織。性格はきちんとしすぎているといえばそうかもしれないが、しっかりしているといえば、そんなふう・・・

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とんかつに勝つをもらう方法

12/06/10 コメント:0件 葵 閲覧数:2121

街をいつも通り歩いていると、ポケットテイシュや美容やダイエットのフリーペーパーや女子会をやるためのお店の情報としてホットペーパーをもらうことが多い。バスのターミナルから私の職場は歩いてすぐの所にある。私はいつも朝は一番乗りで、観葉植物に水をやったり、軽く掃除機をかけたり、モップで床をぴかぴかにする。それから給湯室に行って、布巾を用意したり、社員がいつでも飲めるようコーヒーメーカーの準備をはじめる。・・・

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京都のおもてなし

12/05/24 コメント:0件 葵 閲覧数:2405

京都への修学旅行で、私はあることを心に決めていた。コンビニでアルバイトをしていたとき、先輩が舞妓さんと結婚するのが夢だったと言っていた。私は高校生活の最後で、先輩は国文学を専攻している大学生だった。照れたように先輩は言っていたけど、京都への旅行には自由行動があって、その時間を使って、舞妓さんになった写真を撮って、先輩へ見せて、もっと照れた顔をさせて、先輩が私を好きになってくれたらと思っている。自・・・

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傘のバトン

12/05/07 コメント:0件 葵 閲覧数:2545

 病院の帰り道に雨に降られて、シャッターが下りている本屋の軒先で、雨宿りをしていた。お兄ちゃんのお嫁さんに赤ちゃんが生まれると聞いてから、たびたび、病室を訪れるようになっていた。
 私はまだ高校生で受験も控えている。将来なりたいものややりたいことがあるわけではない。女子の中でも私はすこし浮いていて、転校生だったこともあって、みんなから話しかけられるということもなかったし、仲良しな女子がいるわ・・・

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紫陽花と猫には傘がない

12/05/06 コメント:1件 葵 閲覧数:3934

 雨の日の紫陽花は綺麗だと思う。通学路の歩道橋の下に咲く紫の花を見つめながら、信号が青に変わるのをいつも待っている。傘もささずに、僕は泣いていた。このまま家へ帰ってしまおうかと思っていたとき、紫陽花から、にゃあと声が聞こえて、猫が出てきた。
 昨日、学校で嫌なことがあった。教科書が机の中から、全部なくなっていた。下駄箱の上履きがなくなっていたのは、一昨日のことだ。そのまえは、黒板に、学校に来・・・

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