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桐生和さん

こんにちは。はじめまして。拙い文章ですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

出没地 横浜駅
趣味 ネットサーフィン、読書、音楽鑑賞
職業 フリーター
性別 女性
将来の夢
座右の銘

投稿済みの記事一覧

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引きこもりニートの失礼な脱出口

12/06/20 コメント:0件 桐生和 閲覧数:1564

「大分? 何それ、どこ? 国?」
「……おまえ、大分県の皆さまに謝れ」

 すぐさまそんな返答が来たので、とりあえずツッコミを入れておく。

「だって僕の世界はここだけだもん」
「何が世界だ、メルヘンチックなことを言いやがって、ただの引きこもりニートが」
「じゃあ智くんの世界は大分にあるの?」
「……」

 てんでよくわからない会話の進行・・・

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林檎

12/06/02 コメント:2件 桐生和 閲覧数:1819

「私、一の瀬みずきは駆け落ち致します!」という何ともはっきりとしたメールが送られてきたのはある日の深夜だった。
 メールの送り主である人物は何というか、温室で育てられたような、培養されたような思考をしている。簡単に言えば、純粋。で、無知だ。蝶よ花よと育てられた彼女は、悪意を知らない。いわゆるお嬢様である。
 今まで数えきれないほどのお見合い写真が送られてきている。そしてそれに対して彼女・・・

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丸窓の誘い

12/05/08 コメント:0件 桐生和 閲覧数:2021

丸窓の向こうはしとしとと雨が降っていた。まるでこちらの宿の中と丸窓の向こうは、隔離されたかのように、違って見えた。
丸窓は一枚の絵のようだ。さすが京都、と言えばいいのか、洗練された美、という感じか。天気はあいにく雨になってしまったが、雨の京都もいいものだな、と思っていた。

「きれいだねえ」

と、耳元で幼い声が聞こえた。私は辺りを見回す。最近おひとり様、が増えている・・・

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相合傘

12/05/01 コメント:0件 桐生和 閲覧数:2143

くるくる、色とりどりの花が回っている。
子どもの頃は雨の日が好きだったのを思い出した。ところが今はあまり好きではない。子どもじみた遊びができる歳でもないので、卒業したと言えば聞こえが良いかもしれない。窓を伝う雨粒や音に感傷的になれるほど繊細でもない。
今日の天気予報では、雨が降ると言っていた。今は曇り空なので折り畳み傘を鞄に入れる。
結局は面倒くさいだけなのだ。
「行って来・・・

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