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第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

今回のテーマは【504号室】です。

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

時空モノガタリ賞発表日:2019/01/28

※同一投稿者からのコンテストページへの投稿作品数は3作品とさせていただきます。
※R18的な暴力表現・性描写はお控えください。
※二次創作品の投稿はご遠慮ください。
※「極端に短く創作性のない作品」「サイト運営上不適切な内容の作品」は削除対象となりますのでご了承ください。

ステータス 募集中
コンテストカテゴリ
投稿期日 2018/11/19〜2018/12/24
投稿数 29 件
賞金 時空モノガタリ文学賞 5000円 ※複数受賞の場合あり
投稿上限文字数 2000
最大投稿数 3
総評

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投稿済みの記事一覧

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ある部屋のつぶやき

18/12/16 コメント:0件 与井杏汰

2月20日
 今日、久しぶりに人が入ってきた。物件を探している若い男性のようだ。私の中を隅々まで眺め、壁のわずかのシミを同行した不動産業者に指摘して、それでも「良い部屋ですね。窓からの景色もいい」と感想を言って帰っていった。

3月4日
 先日の男性がまた訪ねてきた。どうやら私が気になったようだ。
水道と電気、ガス開通の手続きを不動産業者に確認していた。もしかすると、・・・

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内面を愛するマンション

18/12/15 コメント:1件 黒猫千鶴

 初めて彼氏が出来た。三十路を過ぎるまで色恋沙汰には興味がなかった。いや、なかった訳じゃない。ただ、怖くて遠ざけていただけ。
 私には五つ年下の妹がいる。彼女は私とは比べものにならないくらい可愛く、清楚で可憐だった。瞳もビー玉のようにキラキラと輝いている。同じ人から生まれたとは思えないくらい違う私達は、同級生や先輩からも陰口を叩かれた。
「妹の方が美人だよなー」
 知ってる。

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沈む部屋

18/12/13 コメント:3件 たま

 ドーム型の背のひくい建物だった。
 どう見ても、マンションには見えなかった。巻き貝の殻の口のような入り口を入ると、建物の円周に沿った青い絨毯貼りの廊下があって、そこを過ぎると、だだっ広い円形のホールに出た。どうやらここがマンションのエントランスで、ホールの中央には直径10メートル余りの穴があった。なだらかな螺旋階段が地下に向かって延びている。

「エレベーターはありませんので…・・・

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おにぎり

18/12/12 コメント:4件 再帰樹海


おにぎりが食べたかったのですが、あいにく塩がありませんでした。
しようがないので近くの店屋に行くことにしました。
10分ほど歩くとマンションがあり、コンビニもありました。

以前目にとまった《天然塩》なんてのもおいてあったと思うのですが、
《天然塩》の味を知らない自分にとっては《天然》かどうかなどの、
表示されただけの言葉などどうでもよく、確かな製造元と・・・

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504号室が消えた

18/12/12 コメント:1件 若早称平

 そのマンションに決めたのは彼の方でした。私も彼も大の虫嫌いで、七階以上だと虫が出ないっていう都市伝説みたいな話を信じてたんですけど、結局妥協して今のマンションの五階にしたんです。
 彼は株のトレーダーをしていて、たまにジムに行く以外はほとんど家にいます。虫は出ないみたいなんですけど、まさかこんなことになるとは思ってもいませんでした。

 きっかけの手紙を見つけたのは私でした。引・・・

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全国定額制提携賃貸契約

18/12/09 コメント:2件 64GB

転勤があるオレにとっては、全国定額制提携賃貸契約は画期的な契約だった。
かいつまんでいうと、全国の504号室で空き部屋さえあれば東京であろうと北海道であろうと定額で移動することができるというものだ。全国の504号室の家賃を全部足して店子で割る。すると地方の家賃は少し上がるものの東京の家賃の相場ではありえない安さになる。集められた賃料を分配する手間はかかるがオーナーは損をしない仕組みだ。なにし・・・

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504号室のアリ

18/12/06 コメント:0件 こぐまじゅんこ

 アリたちのちっちゃなアパートがありました。
 土をほって、地下にもぐっていくアパートです。
 一階から、どんどんもぐっていって五階まであります。
 ひとつの階には、横に四つ部屋があって、101号室から504号室まであるんです。
 ひとつの部屋には、アリが一匹ずつくらしています。
 アパートには、全部で二十匹のアリがくらしていました。
 101号室のアリは一番え・・・

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頭のおかしい腐った蜜柑

18/12/04 コメント:2件 浅月庵

 ◇
 冬場になると昔よく、母親が送ってくれた蜜柑のことを思いだす。
 そして今の俺のこの状況と重ね合わせて、まるでここは腐った蜜柑しか存在しないダンボール箱のなかだ、と思ってしまう。

 ◇
 朝目が覚めると、口元が鉄製のマスクで覆われており、俺はまた“あの日”がきたことを瞬時に理解する。

 マスクは首の後ろまで回りこみ、鍵がかけられているので人力で取・・・

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うさぎ小屋に名前を

18/12/04 コメント:6件 秋 ひのこ

 アパートやマンションのことを、祖父は「うさぎ小屋」と呼んだ。
「そんなうさぎ小屋に住んでどうすんだ。隣近所と壁一枚でくっついてるなんてな、家畜小屋だ」
 人口200人に満たない山間の村に生きる祖父は、村を見下ろす段々畑の上に建てた木造二階建てが自慢で、そこに祖母と母、私の4人が暮らしていた。婿養子の父が隣村の女と浮気して逃げて以来、祖父が父代わり。その祖父に、死んでしまえと何の罪悪感・・・

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奇跡の部屋

18/12/03 コメント:4件 W・アーム・スープレックス

 その攻撃が政府軍のものかそれともテロ集団かは定かではなかった。が、飛び交うロケット弾に建物の大半が吹き飛ばされ、その巨大な建築物のあった場所にはわずかなガレキが残るばかりでそれはちょうど人が死んで灰と骨片が残るようなものだった。
 そのガレキの上に、部屋がひとつ、のっかっていた。窓は鎧戸がおりて室内をうかがうことはできない。知らないものがみたら、ガレキの上に部屋なんか置いたのは誰だとあきれ・・・

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504号室の隣人は幽霊

18/12/03 コメント:1件 吉岡 幸一

 隣人は幽霊だといったら信じてもらえるだろうか。
 夏の最中に急な人事異動を命じられた俺は、よく調べる間もなく引っ越し先を見つけなければならなくなった。
 たまたま駅の近くにレンガ造りの洒落た二階建てのアパートを見つけることができ、すぐに空き部屋の505号室に引っ越した。
 二階建てのアパートなのに、まるで五階の部屋のように505号室というのはおかしな番号と思うかもしれないが、そ・・・

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504号室のシベリアンハスキー

18/12/01 コメント:2件 marotch

今日も会社に行く、当たり前のルーチンに憂鬱な気持ちを抱えながらマンションの扉を開けて外に出る。と、同時に504号室から隣人が出るドアの開く音。対してご近所と親しくない私にとって隣人との邂逅は気まずい瞬間だが、仕方ない。挨拶をしようとその姿を直視すると同時に目を疑う光景に凍り付く。
504号室から出てきたのはシベリアンハスキーだった。
シベリアを原産とする大型犬種。非常に社会性に富み、人・・・

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気球

18/12/01 コメント:2件 くまなか

 極彩色というものは、青空に乗せるとそう目立っても見えない。橙と黄色がストライプになった袋状の布地がバーナーに炙られてむくりと起き出し、錘を落とすとやはり空として馴染んだ。考えてみれば南国の夏空はもっとすごい大きくて派手な鳥や虫たち、そういうものをみんな馴染ませてしまうのだから。
夏帆は双眼鏡の中で点からだんだん大きくなってくる気球達に、浮かれた気持ちで(夏までに部屋を空の色にしよう)と決め・・・

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504号室王国の王子

18/11/30 コメント:2件 繭虫

504号室王国。 人口は2人。 少数民族国家である。 時空ハイツ大陸の503号室王国と505号室王国の間に位置している。 503号室王国には、大陸唯一、「猫」の生息が確認されている。可愛い。 505号室王国は武力国家で、紛争が絶えない。よく、怒鳴り声や大きな物音が聞こえてくる。 その間に位置する504号室王国は、一人の女王が主権を持ち、一人の幼い王子が住まう、独立国家である。 王・・・

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とってつけたような話

18/11/26 コメント:1件 W・アーム・スープレックス

 おやじもおふくろも酒のみだったから、ぼくの名前を考えたときもきっと、二人とも酔っていたのにちがいない。そうでなければどうして、生まれた子供にこんな名前をつけたりするだろう。
 ――号室。読み方はそのものずばり、ごうしつ。ふだんよぶときは、ごうし、ごうしだった。
 それだけのことならぼくも、気にいらないながらも、しょうがないとあきらめることもできた。問題は苗字のほうだ。五百五。これをな・・・

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僕には解けないダイイングメッセージ

18/11/23 コメント:0件 夏日 純希

504号室には質量の一部を失った女の子で、僕が人生で3番目に抱いた女の子がいた。
「アインシュタインの理論によれば質量は膨大なエネルギーと等価で、私は大事な一部を無くしてしまったから、きっと生きるエネルギーの多くを失ってしまったの」
と彼女は言うから
「もしそれが本当なら、甘いものをたくさん食べればいいよ」
と、僕は応える。
「甘さは脂肪にしかならないのよ。悪くないけ・・・

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真上の異界 〜上の階に行ってはいけない〜

18/11/23 コメント:2件 とむなお


 それは、12月24日――クリスマス・イブのことだった。
 都立W大学2年生の、和也、正治、弘司の3人は……

 ――どこか変った所で、クリスマスしようぜ――

 という勝手な計画を立てた。
 3人は昼食後の講義をサボり、ホームセンターで買ったハンディライトを、それぞれオーバーのポケットに入れた。
 駅前のの専門店で、それぞれ好きなショートケーキを・・・

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ホテルの幽霊

18/11/23 コメント:1件 うたかた

「お待たせいたしました。こちらがお部屋の鍵になります」

「ありがとうございます」

 俺はフロントから鍵を受け取ると、右にあるエレベーターの前に向かった。外観は街に埋もれて古びて見えていたが、内装はいたって普通。清潔感もあって空気も悪くない。
 部屋番号を確認すると、『504号室』とあった。
 到着したエレベーターに乗り込むと、何も考えず『5』を押す。六人が乗・・・

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可能性探偵助手とずっと504号室

18/11/23 コメント:2件 浅月庵

 探偵が風邪で休みとなれば、その助手も一緒に休みになりそうなものだけど、私は念のため事務所に顔を出している。
 ただいつもは閑古鳥が鳴いてばかりの探偵事務所だというのに、こんな日に限って突然入り口の扉が開かれた。
「マジ助けてほしいんだけど!」
 現れたのは金髪の白ギャルで、正直私と真反対の人種で対応に困る。
「本日探偵であるハガナイはお休みで、ご依頼の内容だけでも私にお聞・・・

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1008号室

18/11/22 コメント:2件 荒井文法

 「いらっしゃいませー」
 「すいません、四月から大学行く関係で、アパート探しているんですけど、ネッ」
 「あ、新入生の方ですねー?」
 「はい、そ」
 「おめでとうございますー! どちらの大学ですか?」
 「法治大学なんですけど、ぼ」
 「わあすごい! 私もそういうとこ行ってみたかったですー」
 「あの」
 「お部屋ですよねー、どうぞこちらへ、パソ・・・

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超能力青年ヨシオ

18/11/22 コメント:2件 荒井文法

 決して、彼女のあとをつけていたわけじゃない。偶然だ。だから、彼女が五〇四号室の玄関を開けて中に入っていくのを見たのも偶然だ。

 大学生になって初めての一人暮らし。憧れのトーキョー。田舎で二十年間を過ごしてきた僕は、何をするにもワクワクして、どこを見ても人がいて、毎日鼻血が出そうなくらい興奮して夜も眠れないから、当たり前のように、あっという間に、夜型人間へ移行していた。
 一に・・・

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紅い秋桜

18/11/22 コメント:2件 荒井文法

 一ヶ月に一度、彼の爪を切ってあげる。

 窓際にはコスモス。今日、私が摘んできた花が花瓶に生けられている。
 彼がコスモスを好きかどうかは知らない。知る術もない。
 窓から差し込んでいる夕陽が、ピンクのコスモスを紅く染めている。

 彼の爪は伸びるのが遅い。爪だけでなく、髪もそうだ。彼が植物状態だからだと思っているが、医師や看護師に質問したことはない。そんな質・・・

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え?・・・マジか

18/11/22 コメント:1件 風宮 雅俊

「え?・・・マジか」
 周りの視線が集まる。
「何でもないです。クレームのメールじゃないです」
 事務所に広がった緊張が安堵に変わると、それぞれの仕事に戻っていった。

 今は、仕事中だ。人目を引くような事は慎まないといけない。あくまでも仕事中だ。仕事中は仕事をしなくてはいけない。がしかし、頭の中は推敲をしていてもばれない・・・。そもそも、隣では書類を作成する振りをし・・・

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決めつけてかかるな

18/11/22 コメント:2件 W・アーム・スープレックス

 トミオは503号室をノックした。
「なにか」
 男が顔をつきだした。
「じつは僕、504号室をたずねてきたのですが――」
「1番ちがいだ」
「あの、504号室は、503号室の、隣ですよね」
「わかっているなら、いけばいいだろう」
「ところがですね……」
 トミオは横をむくと、まるで海原にうかぶ島影でもみるような調子で額に手をかざした。
「お・・・

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自分だけ出入りできる能力ッ!

18/11/22 コメント:2件 戸松有葉

 日常が壊れたあの日から、少年は高校からの帰宅さえすんなりさせてもらえない。
 今も人気のない路上で、敵の刺客が道を塞いでいた。 
 両者異能力を持ち合わせているわけだが、刺客のほうは組織から少年の異能を聞いていると考えられ、少年のほうは刺客の異能など初対面なため知らない。
 それでも刺客がわざわざ教えてくれるという楽観はあった。間抜けにも。これまで幾度も刺客と相まみえたが例外な・・・

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ワケあり物件

18/11/22 コメント:2件 戸松有葉

 若そうではあるが年齢不詳でもあるその女は、今度入居するアパートの安い家賃に満足していた。アパートとしたが、正確にはアパートの一室、『504号室』のみ特別に安い。
 身体的ハンディを様々に抱えながらも、障害年金といったものは貰えないため、高い家賃は死活問題なのだ。現代の発展した医学や偏見差別をなくそうという社会においても例外はあることを、女は身を持って知っている。実際、これまで生活に困って自・・・

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被選挙権資格制度

18/11/22 コメント:2件 戸松有葉

 高級マンションの一室、504号室には、数人の若者が集まっていた。彼らには共通の志がある。政治に携わることだ。そんな彼らにとって、現在の政治家の無知や頭の悪さは、嘆かわしいだけでなく、改革したいと思うものだった。
 ついこの間も、現役大臣が問題発言をしていた。本人は一切問題がないと思っている――正しいと思っているところが恐ろしい。その証拠に、同じ見解は繰り返し述べられており、謝罪・撤回はない・・・

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超予測変換

18/11/22 コメント:2件 R・ヒラサワ

 最近はスマートフォンの性能も随分と良くなった。普及率もどんどん上がり、持たない人が少数派に追いやられるばかりだ。使えるアプリも増え続け、便利な世の中になったものだと思う。
 ワープロの様な文字編集専用のテキストエディタなどは、小説を書く人によく利用されるようだ。それらと連動する文字の変換機能も重要な性能で、特に『予測変換』などは入力がスムーズに行えるようになって便利である。
『超予測・・・

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404からは出られない

18/11/22 コメント:4件 クナリ

 高校二年の冬。
 私は放課後、同級生の立花君のマンションを訪れた。
 もう彼が学校に来なくなって半年になる。
 彼と何の関係もない私ができることはないのだけれど。
 立花君に何かあったのかもしれないと思うと、胸が張り裂けそうだった。

 エレベーターに乗る。
 立花君の家は505号室だ。
 回数ボタンを見ると、1、2、3階の次が5階になっていた。<・・・

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