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第114回 時空モノガタリ文学賞 【 パピプペポ 】

今回のテーマは【パピプペポ】です。

パピプペポの恋、パピプペポの肉汁、パピプペポでの再会など、作品に登場する人・モノ・場所などをパピプペポに代えてください。

入賞作品は、出版予定の『みんなで楽しい!パピプペポ川柳(仮)』に掲載される可能性がございます。

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

時空モノガタリ賞発表日:2016/09/12

※同一投稿者からのコンテストページへの投稿作品数は2〜3作品程度とさせていただきます。
※R18的な暴力表現・性描写はお控えください。
※二次創作品の投稿はご遠慮ください。
※「極端に短く創作性のない作品」「サイト運営上不適切な内容の作品」は削除対象となりますのでご了承ください。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ
投稿期日 2016/07/18〜2016/08/15
投稿数 54 件
賞金 時空モノガタリ文学賞 5000円 ※複数受賞の場合あり
投稿上限文字数 2000
最大投稿数
総評

入賞した作品

1

パペル

16/08/15 コメント:2件 高橋螢参郎

「……であるからして、エントロピー増大則に基づきパピプペポが証明されるのであります」
 T教授のいつもと一切変わらない語調の狭間に、その単語は危うく埋もれてしまうところだった。もちろん講義室の学生よりも先に、発話者であるT教授が内心首を傾げていた。
 確かに自分は今、宇宙の熱的死と言ったはずなのだ。一般教養レベルの講義はこれまで何百コマもこなしてきた。今更間違えようもない。ホワイトボー・・・

3

海の青さとパピプぺポ

16/08/12 コメント:6件 そらの珊瑚

 僕らの高校は小高い山の上にある。学校へ続く坂道を下りて約十分ほどで、海へ出る。僕が所属する演劇部は、土日の部活で、海までランニングをするのを日課としていた。

 足の遅い僕は、たいていビリでゴールする。入部する前に、演劇部が表向きは文化部だが、中身はほぼ運動部だと知っていれば入らなかっただろう。いや、知ったあとも、何度退部したいと思ったかしれない。
 入部したての時は、腹筋十回・・・

最終選考作品

7

迷作パピプペポ劇場 episode7.3214

16/08/15 コメント:7件 光石七

 国境の長いトンネルを抜けるとパピプペポだった。
「着いた……!」
パピプペポは歓声を上げた。車窓から見えるのは紛れもない夢の国だ。長旅の疲れも吹き飛んだ。
「着いたぞ! パピプペポに着いたんだ!」
「着いたのね! 私、貴方とここで生きていくのね!」
パピプペポの隣に座る恋人も興奮している。
「ああ、パピプペポのパピプペポによるパピプペポのためのパピプペポ! も・・・

7

愛と自由とパピプペポ!

16/08/15 コメント:11件 泡沫恋歌

■エジプトの王家の谷で、未発掘の墓の石棺の中から、ミイラの代わりに、ヒアロクリフ(エジプト古代文字)に『パピプペポ』と記された石板が出てきた。考古学者たちは謎の石板の真相解明に向けて努力しています。

■新宿三丁目、閉店後のオカマバーの店内で、チーママが何者かによって殺害されていた。斧のようなものでパックリと頭を割られており、飛び散った鮮血で書いた『パピプペポ』の血文字が壁に残されてい・・・

4

奪われた半濁音

16/07/21 コメント:2件 W・アーム・スープレックス

「近頃、おかしなことに気がつかない」
ふいに妻が私に言った。夕食後、これから娘と遊ぼうとしていた矢先のことだった。
「ひんちゃん、あとで遊ぼう」
「ほら」
「何が」
「あなたあの子を、ひんちゃんって呼んだでしょう」
「ああ、呼んだよ。……まてよ」
「ついこの間では、ひんちゃんなんて言わなかったでしょ」
「そのときは……こうだった、ひんちゃん、あれえ」・・・

2

パピプペポな暗号

16/07/18 コメント:4件 葵 ひとみ

パラダイスな


ピープルが


プノンペンの


ペンチで


ポテチを注文。



今年42歳になった私の目の前の書斎のテーブルの上には意味不明な文章がプリントアウトしてあった。

おもちゃの金庫にカタカナ5文字の暗号を入力するとおもちゃの金庫は開く。

それは、実はこの意味・・・

4

初恋、リビドー、パピプペポ

16/07/18 コメント:2件 Fujiki

 パピプペポ――五つの両唇破裂音、腹話術師の悩みの種。口づけを求めるように唇を突き出し、頬に溜めた呼気を勢いよく出す。顔に降りかかる唾液の飛沫。熔岩のごとくたぎる罪深き股間。接吻の予感に発憤した僕は、眠れぬ夜に秘密の呪文をひとり唱える。
 パ。パトスによって理性を眩ませ、
 ピ。ピアスの光る耳たぶにかぶりつき、
 プ。ぷっくりとした膨らみの間に顔をうずめ、
 ペ。ペン先を深・・・

投稿済みの記事一覧

5

パポプピ!コンペイ島

16/08/15 コメント:8件 冬垣ひなた

≪夏休みの日記≫桂木 英太
 8月○日、はれ。おじいさんのいる島へ、初めて行くことになりました。
 お父さんとお母さんは、仕事があるから東京でおるすばんです。
 代わりにおじさんのムラタさんといっしょで、たのしい旅になりそうです。



「グブォァ、ゲロゲロー!」
「だ、大丈夫か、英太!もうすぐ島が……見えてきたぞ、ほら」
 東京から離れ、英・・・

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たかだか一個のプリン

16/08/15 コメント:0件 むねすけ

「おとーさんパピプペポ取って!!」
朝の目まぐるしい時間に、娘が面倒なことを言いだした。

新聞の四コマ漫画は怠惰が許されて休載中。
私は今日も出社で、娘は今日も部活動だ。

「ねぇ、お父さんってば」

さぁ、何を取ればいいのだ。
母さんは二年前に病気で先にいってしまった。
なぁ娘よ、一人の親をあんまり、
と、
思ったところで・・・

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シーン181夜の懺悔室

16/08/15 コメント:0件 むねすけ

ゴルフ場の芝のように美しく整然としている。
墓標の石板はそれそれは白く、刻まれた文字も一部の隙もない。
人は亡くなると、こんなにも無機質に閉じ込められてしまうのかと、
死ぬことが嫌になる点で、アメリカのお墓というのは効果がある。

せっかく仕事でアメリカ赴任になった僕は、
夜の教会を目指す。
夜の中で見えないだけで、きっと黒猫は石板を縫ってエロイムエッサイ・・・

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終焉のシナリオ

16/08/15 コメント:4件 そらの珊瑚

 南太平洋に浮かぶ小さな国家、海抜1メートルの島が海中に沈んだ。地球温暖化の影響で氷河が融けた事による海面の上昇が主な原因ともされていた。

 世界保健財団、略してWHFで働くウィルス研究医ぺぺはその島の出身者だった。彼は母国を失った。海中に沈んだ土地は国土としては認められていない。
 けれど、その出来事は地球温暖化の歯止めとはならなかった。それどころか近隣の島、――かろうじてそ・・・

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ぱぴぷぺ『ぽ太郎』

16/08/14 コメント:1件 奈名瀬朋也

 パピプペ、パピプペあるところに。
 パピーとマミーが住んでいました。

 パピーの名はポピー。
 ポピーは奥さんが大好き。

 ポピーの奥さんはマミーと呼ばれていますが、これは二人だけのニックネームです。
 マミーの本名は親指姫。
 だから、人間サイズのポピーとの間に子を授かることができませんでした。

 ポピーは花を咲かせるのが大得意・・・

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食料問題課ペロペロキャンディー対策係

16/08/14 コメント:0件 日向 葵

 私は「食料問題課ペロペロキャンディー対策係」に所属する国家公務員である。この部署は名前に似合わず、世界で最も重要な係であると言っても過言ではないだろう。なにせ、この世界の食料は全て、プリン味のペロペロキャンディーになってしまったのだから。
 科学技術の発展に伴い、世界中で生活基盤の全自動化が進んだ。今や洗濯、風呂、掃除、果ては料理まで、全て機械が人間の代わりに行ってくれる。時間に余裕のでき・・・

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相模の国のアリス

16/08/14 コメント:0件 OSM

 アリスは病院の正門を潜り、真っ直ぐに建物に歩を進めた。玄関でスリッパに履き替え、人気のない廊下を進む。突き当たりの階段を上ろうとした時、足音が聞こえた。階段を小走りに駆け下りてくる。
 足音の主がアリスの視界に現れた。上半身裸の若い男だ。髪の毛を金色に染め、左胸にタトゥーを入れ、両手に包丁を持っている。身構えるアリスに、男はにこやかな表情で歩み寄り、早口に喋りかけた。
「ニュース、見・・・

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あいつが使えるただ一つの魔法

16/08/14 コメント:0件 依織

「また喧嘩だ」

 笑いを含んだ声でそう言って、実際半笑いの表情を浮かべて、あいつは俺の目の前に座った。教室の片隅。頬に貼った絆創膏に指先を突きつけて、相変わらずつまんなそうだねえ、なんて感想を述べて、またけらけらと笑う。その姿はどうにも楽しそうで、妙に腹が立った。

「うるさい」

 誰もいない窓際に目を逸らす自分が妙に安っぽく、小さく思えた。不機嫌な表情に呆・・・

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前向きパピプペポ

16/08/14 コメント:1件 霜月秋旻

 仕事帰り。日が沈みかけている。まるで私の心とシンクロしているようだ。なかなか思い通りに動いてくれない、重い足をゆっくりと動かし、家へと歩く。
 今日、仕事で失敗をし、「お前は何年この仕事をやっているんだ!この出来底無いが」と上司に言われた。その言葉が頭の中で何度も再生される。もうすぐ還暦を迎えるというのに、私はいったい何をやっているのだろう。
 足がどんどん重くなっていく。あたりがだ・・・

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煙の音

16/08/14 コメント:0件 ケイジロウ

「まず結論を先に述べなくてはなりませんね。
 えーと。あっ、その前にですね、先日新幹線を待つ間に、喫煙所に行ったんですね。中ではみんな一生懸命、煙を吸ったり吐いたりしていたわけなんですが、そこで、ある法則を私は見つけ出したんです。あまり本論と関係ないようにも思われますが、実は絡み合っている部分もあり、本質的には同じことなので、結論を述べる前に少し脱線させていただきます。
 私が注目した・・・

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初デートが焼き肉ってどうですか

16/08/13 コメント:0件 鈴音

ジュワァァァ…。





肉が焼ける香ばしい香りが、鼻孔をくすぐる。

店内は満席。

由香はクラスメイトのマモルと、一台のコンロを囲んでいる。

清楚に見えるように、白ブラウスを着てきたことを心配しているせいか、さっきから袖をさわったりして落ちつかない。





「気になるなら、紙エプ・・・

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反面教師型ロボット ・パピプペポ

16/08/13 コメント:2件 鮎風 遊

「皆さん、他人への思いやりを芽生えさせ、平穏に暮らして行けるように導いてくれる反面教師型ロボットを、ついに我々は開発に成功しました。そのロボの人格のモデルとなった5人のスタッフたち、ここは愛称で呼びますが、ヒカラビ男にヒヨコネエ、雲隠れニーと口まめ女、それと指折りあんちゃんに心より感謝したいと思います」
 今宵は開発完了の打ち上げ会、課長が大袈裟に挨拶をし、そばのロボットにハグする。こんな展・・・

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唇音退化言語的閉鎖空間『パピプペポ』

16/08/13 コメント:0件 守谷一郎

「パピプペポ」について考えなければならない、とアダムは言った。
悩める老若男女のクルーがひしめき合い、言語閉鎖空間「パピプペポ」に閉じ込められている。
「パプピペポ」でもなければ「パペピプポ」でもない。「パピプペポ」だ。
アダムは真剣な面持ちで強調する。
早くも意味不明な言葉の羅列にゲシュタルト崩壊を起こし、耐性のない者が幾人も倒れた。
アダムはしまった、と思った。・・・

2

彼の地で待つ

16/08/12 コメント:0件 宮下 倖


「呼ばれてしまいました」

 きのう染めたばかりの髪を気恥ずかしそうに耳にかけながら妻が傍に立った。栞を挟まぬまま読み止しの新書を閉じた私は、眼鏡を外して彼女を見る。

「そうか」

 後になんと続けたらいいのかわからず、私は座っていたソファの隣をぽんぽんと叩いた。ちいさく笑った妻がそこに腰を下ろす。ゆっくりとした動作と染め残った鬢の白髪に、ともに過ごし・・・

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君は愛に満ちていた

16/08/12 コメント:1件 ねこち




君が消えた。

別れは突然だった。
予兆もなかった。





残業後、独り身の上司の誘いを断れず、晩酌に付きあった。
解放されたのは、ついさっき。
あと数分で日付が変わる。
いつものことだ。
いつものことだけど……、鈍い感情が胸に広がる。

終電に乗り、自宅の最寄駅へ。
ポツリ・・・

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魅惑のエナジードリンク

16/08/10 コメント:0件 歪鼻

エナジードリンク『パピプペポ』。


綺羅星のごとく現れたその賞品は、お茶の間の話題をかっさらっていった。


1口飲めば、パッとする意識。
2口飲めば、ピーンとアイディアが閃き、
3口飲んだら、プッと吹き出し、
4口目には、ペタッとへたり込み、
5口飲んだが最後、ポックリ昇天する。


そのポップでペインティーなパンピ・・・

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月替わりメニュー『パピプペポ』

16/08/09 コメント:0件 蒼樹里緒

 自宅近くの喫茶店には、変わった看板が立っている。
 ――月替わりお楽しみメニュー『パピプペポ』、ございます。
 文言はこれだけ。その内容や価格も、注文後のお楽しみというわけだ。といっても毎度超高級品じゃないから、予算は安く済む。
「おいしそうなにおいするー。パパ、はやくはいろうよ!」
「そうだね」
 小さな愛娘にぐいぐいと手を引かれ、僕は木製の少し重たいドアを開けた・・・

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『パピプぺポ』の記念日

16/08/08 コメント:0件 ちほ

 生後六か月で喋るなんてことは有り得ないと思うのに、僕ら夫婦は娘サクラの口から飛び出す宇宙語から想像してしまう。あの言葉を話してくれないかなぁ、と。妻の方が僕よりずっとそう思っているようで、母親だけにわかるという子どもの宇宙語ってやつに真剣に耳を傾けている。そして、そこから『言葉』というものを導こうとあれこれと話しかけている。話しかければ娘は嬉しいようで、きゃあきゃあと機嫌よく笑う。
 娘が・・・

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分からないその答え

16/08/08 コメント:0件 かめかめ

「今日のパピプペポ当番、誰だった?」
「増子さんだよ」
「もう車出さないと、お寺さん待ってるよ」
 私はピタリと足を止めて聞き耳をたてた。そっと階段の陰に隠れる。パピプペポ当番、何それ?  パピプペポってなんなの? 流れていた涙がぴたりと止まった。
「ああ、増子さん。やっと来た。もうパピプペポは積んであるから」
「悪い悪い。トイレ行ってたんだよ」
 火葬場の職員・・・

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ボクとぺポ

16/08/06 コメント:0件 あき

 ボクの家族はお父さん、お母さん。
 それと緑色のオウムのペポ。
 ペポは小さい頃からずっと一緒で、8歳になった今でもペポのことが大好きだ。
 ただ、ペポはオウムのくせに全然しゃべれないんだ。
 ボクがどんなに「おはよう」や「おやすみ」を教えても、いつも同じ言葉ばかり。
 いつだってパピプペポしかしゃべってくれない。
 しかも『ペポ』だけ元気よくしゃべるから、名・・・

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露と消えにし

16/08/05 コメント:0件 永春

 きらり明星輝く夕暮れ、病に伏していた男は無理に起き上がり庭へ出た。傍らで支えるは実子、鈴木某(なにがし)という若者。

「父上、お体に障ります」
「えい、黙れ。寝て過ごしても死期を待つパピプじゃ。好きにさせよ」

 そこはあまり豪勢ではない、低い塀に囲まれた地味な屋敷であった。男がここで養生していることは某以外誰も知らない。国主が伏せったとなれば見舞いという名目で容・・・

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急性ぱぴぷぺぽ症候群

16/08/04 コメント:0件 秋澤

「なあ、どこか痛い所とかはないか?」
「プピィ、」

しょんぼりした表情で俯く彼女は力なく返事をした。痛みはないらしい。だが意思の疎通がはかれない。彼女を不安にさせないよう、僕は出かけたため息をそっと飲み込んだ。

「ぽぺんぺ……、」
「……ごめん、紙とペン持ってくるから筆談にしようか。」

徐に立ち上がり適当な用紙とペンを棚から探してい・・・

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ピーちゃんのお風呂

16/08/03 コメント:0件 待井小雨

『ぱ』パパがかってきたのは
『ぴ』ピーちゃん ことりのピーちゃん
『ぷ』ぷくぷくしててとってもかわいい
『ぺ』ペットじゃなくてかぞくみたい

「ヨシ君のおうち……この辺よね」
 職員室で用意しておいた地図を頼りに、欠席したヨシ君の家を訪ねるところだった。普通は一日休んだ程度で家を訪問する事はないが、今回は例外だった。
 家を見つけ、表札をなぞりながらヨシ君・・・

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さよならパヒプペポッポ

16/08/03 コメント:0件 Rook

 一世一代の決心とばかりに、勤続7年の会社を辞めた私には何も残らなかった。
 新卒採用、折角内定を頂いたのだから3年はやめるな!と両親に言われた私は、就職とともに上京した。
 ずっと憧れていた都会生活はそんなに楽じゃない。終電は当たり前で、家に帰っても温かいご飯は待っていない。
 我武者羅に働いたけれど、所謂ブラック企業に勤めてしまった私には逃げ場がなかった。思い切って退職を決心・・・

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何かが無くなる日

16/08/01 コメント:0件 みや

今日の授業は算数。大きなスクリーンにたくさんの数字たちが映し出された。2×5、3×6、4×7…

「ではこの問題を、パピプペポシステムに入力して答えを求めなさい」
担任の綺麗な女の先生がぼくたちに指示を出して、ぼくたちは先生の指示通りにパピプペポシステムのタブレットの液晶画面にタッチペンでスクリーンの問題を書いて答えを求め始めた。タッチペンだから鉛筆のように先が丸まっていて書きに・・・

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修復

16/07/31 コメント:0件 イルカ

 

  七時にお店をオープンすると、常連さんが指定席に座る。いつもの様に、お気に入りの猫を膝に乗せて、食事をする。
 猫は、始めから飼っていたわけではなく、道に置かれた段ボール箱に、子猫が五匹捨てられていた。何て無責任だと怒りを覚えた。処分されると思うと私が飼うことにした。
 店の名前は、モンだけみんな猫カフェと呼ぶ。
 
 パーちゃん追いで、パーちゃんこと、・・・

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言葉には気をつけろ

16/07/29 コメント:2件 本宮晃樹

「見てくださいよ」部下が首の凝りをほぐしながらモニタを指差した。「えらく急いでますぜ、お偉方」
 俺はでっかいあくびをひとつかまして、「なんだってんだよ、いったい」
 眠い目をこすりながら牢獄もかくやといった作戦室内で大きく伸びをする。どうせ〈アンノウン〉がまたぞろ海王星ラインを越えてきたとか、そういうのだろう。心配ご無用。われらが優秀なる無人艦隊の〈マシーナリー・ナイツ〉たちががんば・・・

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合言葉

16/07/25 コメント:0件 メラ

「パンツ泥棒」
「うーん、ちょっとピンとこないなぁ」
「じゃあ、パンの食べ残し」
「いや、単語で行こうぜ。単語で」
「ぱ、ぱ、ぱ・・・」
「パンタロン・・・って知ってる?いや、ブーツカットの事をよ、昔・・・」
「ねえアッくん」
「え?なに?」
「てゆーかさ、どうして合言葉なんて必要なの?そしてどうしていつも『パ』とか『ピ』とかなわけ?」
「そり・・・

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パピプペポマン

16/07/25 コメント:6件 こぐまじゅんこ

 パンチはするどく
 ピンチにつよい
 プロペラくぐってやってくる
 ペンダントがキラリと光るぜ
 ポテト大すき パピプペポマン


「はるくん、ごはんよー。」
 おかあさんが、言います。
 今日は、はるくんのにがてな、ピーマンのいためもの。
「えーん、ピーマンきらい。たべたくない。」
 はるくんが、もんくを言っています。
 ・・・

2

半分濁して誤魔化して

16/07/24 コメント:0件 密家 圭

「先程、濁音規制法案が可決されました」
画質の低い映像の中、当時のアナウンサーがきびきびとした声で伝えた。2XXX年には、「っ」は詰まるような感じを与え、受け手を萎縮させる言葉だとして、促音規制法が施行されました。それに続き、濁った音が汚く、受け手に不快感を与えるとして、2XYY年は濁音規制法案が可決されました。
「ぽ、ぴぷぽぽぺ、ぺーぱーぱ、ぱぷぽんぴぺーぽーぺぴぱー」
・・・

3

はるくんのパピプペポ

16/07/24 コメント:2件 こぐまじゅんこ

 二歳のはるくんは、自分のことを、「ちゅん」と、よびます。
「ちゅん」と、言い始めた頃は、ばあばの私も、お母さんも、保育園のお友だちのことかなぁ・・・、と思っていました。
「しゅんくん」のことを、「ちゅんくん」とよんでいるのかと。
 でも、ちょっと前に気づいたのです。
 はるくんが、「ちゅん」と言いながら、自分の顔を指さしていることに。
 それにしても、自分のことを、・・・

0

パ行の法則

16/07/22 コメント:0件 水面 光

パ行ほど私を不安のどん底に叩き落とす象徴はない。パニック発作に見舞われたときのあの死ぬかもしれないと思わせる恐怖の象徴パ。ピンチは逆転のチャンスと言ったところで実際無事で済んだことのない苦い経験を思い出させる象徴ピ。メガ・オプティック・ブラストを食らわされたときのあの絶望感の象徴プ。いつか私もルンペンになるのではないかという不安を猛烈にかきたてる象徴ペ。そして最後は某宗教団体が秘密裏に人をこの世か・・・

8

野菜不足のあなたへ

16/07/22 コメント:8件 クナリ

 今ではすっかりメジャーになった、パピプペポという商品が世に出た時の話である。

 幸運なことに、小生はメーカー様がこの商品を発売するまさにその時、プレゼンを受ける光栄に浴したことがある。
 その商品を手に、意気揚々とやってきたメーカー様のドヤ顔はいまだに忘れがたい。
 人間にはこんなドヤ顔ができるのか、と余人をもって驚嘆せしめるにふさわしい、渾身のドヤ顔であった。
・・・

2

通販で買ったパピプペポ

16/07/21 コメント:2件 欽ちゃん

パピプペポの購入特典DVDをご覧のアナタ!
安心安全な通販サイト、ファンキーショッピングの商品を購入してくれてサンキューな
このDVDではパピプペポの使い方を紹介するぜ
パピプペポはなんとNASAとバツ2子持ちのダニエルが共同開発した商品なんだ
パピプペポの使い方は十人十色、千差万別、唯我独尊
見た目はアレだ。あの〜ただの、アレっぽいだろ。うん、見た通りのパピプペポだ・・・

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ありそうでない最終決戦

16/07/20 コメント:0件 鯨幕村中

 いろいろとすっぽかして、ココは魔王城。
 今、私は勇者との最後の決着をつけようとしている。
「魔王、貴様を倒す」
「ハハハ! やってみるものならやってみろ」
 私は、そういいながら勇者に向けて掌を翳した。
「出来るものならな!」
 魔法が発動。勇者に向かって放たれる。
「なっ。き、貴様……俺に……何をした」
 喉を押さえ苦しみだす勇者。その姿が滑稽・・・

2

一握れない感情

16/07/20 コメント:0件 つつい つつ

 放課後のひっそりとした教室の中で沢木和哉が机の上に座り、少し腫れて赤くなった左頬をさすっていた。
「智士、あいつなんなんだよ」
「智士の気持ちもわかってやってよ」
 傍に立つ川上薫がやれやれといった顔で和哉を見る。
「でもさ、最初パピプペポになるって言い出したの智士なんだぜ」
「いつの話? 幼稚園の頃じゃない」
 教室の窓からピピィーというホイッスルの音が一際・・・

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予測変換パピプペポ

16/07/20 コメント:1件 葵 ひとみ

 私は気怠い月曜日の朝の出勤途中の満員電車の中で、

スマホで「パ」「ピ」「プ」「ペ」「ポ」のそれぞれの自分のお気にいりの単語に変換されるキーボードの予測変換をしてみてみた。

「パ」 …… 「パラダイス」

「ピ」 ……「ピッツァ・マルゲリータ」

「プ」 ……「プランターズ・カクテル」

「ペ」 …… 「ペチュニア」

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あなたのお好きなように。

16/07/19 コメント:3件 東屋千歳

 夕暮れの公園。
僕と彼女は手を繋いで歩いていた。

彼女と付き合い始めて三ヶ月。
実はまだキスもしたことがない。
やっと最近手を繋げるようになったんだけど、僕は今回のデートで……決めようと思っていた。
もう一歩……前進しようと決めていた。

だが、いざとなるとタイミングも合わず、緊張してしまってなかなか先に踏み込めない。
そんなこんなで今日も・・・

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まるお5兄弟のピタゴラ装置的挙動の説明文章

16/07/19 コメント:3件 にぽっくめいきんぐ

 〜まるお5兄弟のテーマ〜

 5つ並んだまるお  (まるお)
 横にならんだまるお (まるお)
 重力受けてまるお  (まるお)
 まるお 5兄弟   (まるお)

 一番右が長男    (長男)
 一番左が五男    (五男)
 間に挟まれ残り   (残り)
 ちゃんと 3兄弟  (残り)

 しっかり者の長男  (長男)・・・

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恋の魔法はパピプペポ

16/07/19 コメント:0件 しーた


 仕事から帰ってきた優子は、部屋でぼんやりテレビを眺めながらビールを傾ける。テレビの中では、自分より少し年下の男女の恋愛に焦点を当てたドラマが流れていた。
 恋愛。
 その単語に、懐かしい響きを感じた。
 ふと昔の記憶が蘇ってきて、思い出の中に溶け込むように、優子は静かに目を閉じた。



 それは、中学生の頃の記憶。
 胸のサイズが周りよ・・・

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先人の言い伝え

16/07/19 コメント:0件 ポテトチップス

「ただいま、婆ちゃん!」
トオルは、土間で靴を脱ぎ座敷に上がった。座敷の中央では、トメ婆ちゃんが囲炉裏鍋の中を杓子でかき混ぜていた。
「もう、外は真っ暗だよ。こんな時間まで外で遊んでちゃ、隠し神がさらいに来ちゃうよ」
「大丈夫だよ。ユウタ君もトモキ君も一緒だから。ねぇ婆ちゃん、今日の夜ご飯なに?」
「今日の夜ご飯は、シシ鍋だよ。拓造のお爺さんが猟で仕留めて、少し分けてくれた・・・

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言えないパピプペポ

16/07/18 コメント:1件 海見みみみ

「この子は言葉をおぼえるのがおそいね。まさか、ちえおくれじゃないだろうね」
 そうおばあちゃんがボクに向かってつぶやいたのは三才のころ。この言葉をボクははっきりおぼえています。

 小学三年生の今、ボクはある病気にかかっています。パピプペポ病と言う病気で『パピプペポ』が言えなくなってしまうのです。『パ』ソコンと言おうとすると『バ』ソコンになるし、『プ』ールは『フ』ールになってしま・・・

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羽比布ペポの恋愛事情

16/07/18 コメント:0件 日和まろ

 彼女は僕の手を取ったかと思えば、すぐに“ぱっ”と離した。

「ああ汚い。汚らわしいこと」

 鈴の音のような声が、乱暴に言の葉を紡ぐ。
 先に触ってきたのはそっちじゃないか。夏樹はその言葉を出すことなく飲み込んだ。

「ごめん、汚くて」

 代わりに謝罪の言葉を贈る。
 少しでも、彼女の気を留めておきたかった。

 高嶺の華・・・

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パピプペポの死闘

16/07/18 コメント:2件 葵 ひとみ


パピプペポとバビブベボの永年にわたる死闘、

パピプペポが先手で「パンチ」をくり出す、

見事にすりかわしたバビブベボが後手で「バビロン」でテクニカルヒット!

負けずに「ピンチ」をパピプペポは切りぬける。

「ビリケンさん」またしてもバビブベボからの痛恨の一撃!

「プール」へ一旦、パピプペポは逃避する。

「ブルッ・・・

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パピプペポインターチェンジ

16/07/18 コメント:11件 あずみの白馬

――このコーナーは、日本全国のインターチェンジから、素敵なゲストをお呼びいたしまして、どこのインターチェンジか当てていただきます。早速ゲストの方に登場していただきましょう。

 あ、どうもこんにちは、パピプペポインターチェンジです。

――パピプペポさんはどちらの方にいらっしゃるんですか?

 それを言ったら回答わかっちゃうじゃないですか。まぁ……、日本の北の方・・・

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タスケアイ

16/07/18 コメント:0件 ポテトチップス

村の集会場に果樹園農家の人間が11人集まっていた。
持田盛光は傷んだ畳の上で腕を組み、あぐらをかいて座っていた。
円を描くように座った11人の中で、岸辺庄司は背中を丸め、正座をして座っていた。
何かが飛び跳ねるのを感じ、下に目を向けた盛光は、親指でそれを潰した。ノミだった。
潰したノミを人差し指で弾いた後、岸辺を見ながら意見を述べた。
「会長さん、オラは反対だ。自分の・・・

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中野プルーパード

16/07/18 コメント:0件 笛地静恵

 ようやく外出許可が下りた。中野駅に降りたつ。昨夜は興奮状態で、あまり寝ていない。ふらふらする。胸が、どきどきする。興奮状態だ。正面のモール街に入る。すぐに《中野プルーパード》だと思っていた。が、そうではなかった。奥へ。奥へ。入っていく。
 《中野プルーパード》にいけば、なんでもある。そう耳にした。花水木しげるの貸本漫画を買う。高価というのはわかっている。資金は用意してある。
 階段を・・・

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