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  2. 第113回 時空モノガタリ文学賞 【 ダンス 】

第113回 時空モノガタリ文学賞 【 ダンス 】

今回のテーマは【ダンス】です。

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

時空モノガタリ賞発表日:2016/08/29

※同一投稿者からのコンテストページへの投稿作品数は2〜3作品程度とさせていただきます。
※R18的な暴力表現・性描写はお控えください。
※二次創作品の投稿はご遠慮ください。
※「極端に短く創作性のない作品」「サイト運営上不適切な内容の作品」は削除対象となりますのでご了承ください。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ
投稿期日 2016/07/04〜2016/08/01
投稿数 66 件
賞金 時空モノガタリ文学賞 5000円 ※複数受賞の場合あり
投稿上限文字数 2000
最大投稿数
総評

入賞した作品

12

アイナ〜北国のハワイから〜

16/08/01 コメント:13件 冬垣ひなた

『空』にかかる『虹』を見上げ
『夢』のように
『私』は、『あなた』を『愛しています』

 ハワイはその昔、文字の文化を持たず、その豊かな自然に宿る神話と歴史は、書物ではなく、フラ(踊り)やメレ(歌)によって、人々に受け継がれてきた。
 フラは語る。
 手話のように優雅なハンドモーション。
 波のリズムで揺れるステップ。
 踊る動作の一つ一つには意味が・・・

6

次に踊るは、おじいちゃんの僕

16/07/15 コメント:4件 にぽっくめいきんぐ

「週末は?」
「嫁や息子と。昔は歌舞伎町でオールばかりしてたけど」
 そう返すと、意外そうな顔をされる。僕は真面目に見えるらしい。

 でも、イメージが間違ってます。遊びの「内容」についてのイメージが。

 ◆

 僕には師匠がいる。

 師匠ほど、才能があって、話も合う人はいない。「この人には絶対にかなわない」と思っている。

18

好奇心と最後のダンス

16/07/09 コメント:16件 デヴォン黒桃

 僕は親友と、田舎の爺さんのとこに泊まりに来ている。
 と言っても、ほとんど会った事も無かった。

 来年就職するから、今のうちに旅行にでも行きたい、ナンテ母に言ったら、
「アンタ、小さい頃に行ったお爺ちゃんの事、覚えてる? アソコの海は綺麗だから、行くと良いよ。お爺ちゃんのトコに泊まれば安く上がるわよ」

 ダカラ、会った事すらアマリ覚えてない爺さんの田舎に来・・・

13

そして空気を震わせることのない絶叫

16/07/09 コメント:7件 クナリ

 幼い頃から、世の中には聞きたくないことの方が多かった。
 小学生の時には、クラスの男子が私の外見上の劣等性を揶揄する声が、当たり前に教室に響いた。
 中学に上がると、私を社会的弱者として擁護する気遣いや、降って湧いたような同情を押しつける言葉が私の耳に流れ込んできた。
 そのため、私は中二の夏頃に、ある特技を身につけた。こめかみを指で三回叩くと、周囲からの音をシャットアウトして・・・

最終選考作品

4

ムーンライト・フラメンコ

16/07/24 コメント:3件 そらの珊瑚

 ホセはフラメンコギターの弾き手。イザベルはダンサーだった。
 二人は流浪の民と呼ばれるジプシーだった。ジプシーは定住せず、集団でヨーロッパ各地を旅して暮らしている。同じ共同体で育った彼らは血のつながりはないにしても家族同然。それこそおむつをしている頃からの付き合いになる。二人にとってフラメンコの踊りは日常だった。食べたり笑ったり、時に諍いをするように日々の中に組み込まれていたものだった。幼・・・

4

シンデレラと王子さまのワルツ

16/07/24 コメント:9件 あずみの白馬

「これだけたくさんのお洗濯を、あなたが?」
「はい、家のことはほとんど私がしています」
 シンデレラが、川のほとりで洗濯をしていると、この国のとてもステキな王子さまが話しかけてくれました。
「そうですか、とても大変なんですね」
「いえ、慣れていますから」
 シンデレラはそう言って笑ってみせました。でも本当はとてもきついのです。ある日継母ままははとその娘ふたりがあらわれ・・・

2

【現代のシャーマンダンス】

16/07/13 コメント:0件 KOUICHI YOSHIOKA

 終電が過ぎた後の駅東口で踊る男がいた。
 ここ一カ月ほど雨の日を除いて男は毎日踊っていた。マイヨールの彫像を背にして男が踊るのはせいぜい三十分程度である。終電を逃した会社員や終電以降に街に出てくる若者や得体のしれない酔っ払いなどを観客として男は踊りを披露していた。
 男の踊りを強引にカテゴリーわけするならば、現代舞踏ということになるだろう。上手い下手が素人目にはよくわからない踊り、楽・・・

3

DANCEと夜風よ、さようなら

16/07/10 コメント:0件 つつい つつ

 オフィス内の冷房の温度は暑がりの部長に合わせて一八度となっている。花澤紗英はシャツの上にカーディガンを羽織っても尚、少し肌寒かった。ただこの冷たさが午後三時の眠気を奪ってくれることは有り難かった。伝票を入力していた手を止めると、斜め向かいで同じくパソコンに向かい合っている先輩の村田月子の様子を伺う。
 黒い長めの髪を後ろに束ね、銀色のシンプルな髪留めで髪をとめ、黒縁メガネで画面とにらめっこ・・・

19

巻頭歌に踊らされ

16/07/10 コメント:9件 デヴォン黒桃

 

 〜巻頭歌

 胎児よ

 胎児よ

 何故躍る

 母親の心がわかって

 おそろしいのか



「はあ、成る程、三大奇書と云われる中の一つ、夢野久作先生のドグラマグラで御座いますな。巻頭歌」

 男は、カフェで見かけた女に、下心タップリで声を掛けた所、コレを知ってるか? と問われた・・・

投稿済みの記事一覧

1

通過儀式の夜

16/08/01 コメント:0件 むねすけ

年齢はバラバラ。
行われるのは年に一度、参加資格はその年に18以上になる男。
なので勿論大半が17才と18才の少年たち。
開催される日は一年で一番暑い夏の大暑の日。
湿気と魍魎の吐息が混じった肌のべたつく夜の入り口に、
集められた僕らはトンネルの奥を目指して歩いていくんだ。
そのトンネルは単純に行き止まりになっているから、奥の奥では光が届かずホントの暗闇になる、・・・

0

フンコロガシの告白

16/08/01 コメント:0件 欽ちゃん

「フンコロガッテ♪フンコロガッタ♪」

砂地の上を体長1cm程のフンコロガシが自分の1.5倍もあるフンを、逆立ちするような姿勢で前足で地面を押し、後ろ足でフンを転がしている

ボクはフンコロガシのフン太
最上級のフンを見つけてご機嫌なんだコロ
知ってるフンコロ?
最上級のフンはニンゲンのフンだコロ
フンコロガシの世界で栄養満点のフンをプレゼントするこ・・・

0

ガルダの華

16/08/01 コメント:0件 ノベ・ツムギ

 空港を出ると強烈な日差しにさらされた。手で太陽を遮り目を凝らす。プラカードに日本語で私の名前が書かれている。
「ナマステ」
 胸の前で手を合わせ微笑みあう。
 現場では発掘チームが幾つかの班に分かれ作業していた。土と草花のコントラストが優しい。テントは木陰にあり、博士が書類を片手に話し込んでいる。彼は私の到着に気づき、細長い腕を広げて歓声をあげた。
「チーナー!」
・・・

0

ワルツなんて知らない

16/08/01 コメント:0件 みや

はぁ…と白雪姫は小さな悩ましい溜息を零した。プリス王子との婚礼を間近に控える白雪姫は憂鬱な気持ちになっていた。プリス王子との結婚が嫌な訳では決してなく、白雪姫は婚礼の儀式の後に開かれる舞踏会が憂鬱で堪らなかったのだ。
死んだ事にされ七人の小人達とひっそりと森で暮らしていた白雪姫が、今迄にダンスを踊った事など勿論無いのだから、舞踏会に憂鬱な気持ちになるのは至極当たり前の事である。

0

旋回舞踊

16/08/01 コメント:0件 キャプリス

その踊りを初めて見たのはテレビの旅番組だったように記憶している。大きなホールのような部屋の中で十数名の男たちがくるくると回り続けていた。丈の高い帽子をかぶり、白いロングスカートを身につけた奇妙な一団が片手や両手をを挙げたまま延々と回り続けているのだった。その不思議な情景にわたしはこの上ない興味を覚え、もっとこの踊りについて知りたくなった。
 調べてみると、それはトルコのイスラム神秘主義教・・・

0

ダンスは上手く踊れない

16/08/01 コメント:0件 高橋螢参郎

「こりゃ、どう見ても心神耗弱狙いだな」
 先に昼飯を食い終えていた同僚の村木が、僕の遥か後ろにある定食屋のTVを観ながらそうこぼした。
 当然ここからでは見えないが、僕も耳だけはずっとそばだてていた。ニュースが連日伝えているのは、先年起きた障害者施設襲撃事件の第一審についてだ。
 事件の仔細は食事中ゆえ省かせて貰うが、弁護士事務所に所属している僕らでもさじを投げたくなるような人数・・・

3

タンス!タンス!!ダンス!!!

16/08/01 コメント:2件 霜月秋介

 ステップを踏み続ける。私はただひたすら、何の感情も持たずにステップを踏み続ける。しかしいくらステップを踏んでも、前には進めなかった。前に進もうとする意思など、今の私には無いからだ。
 事務的に、もとい感情の無いロボットのように踊る私を見るに見かねたのか、ダンススクールの先生は溜息まじりに言った。
「駄目だね。全然駄目だ。今の君には踊りたいという意思が欠けているようだ。これならまだ、一・・・

5

鹿鳴館etc.

16/08/01 コメント:7件 泡沫恋歌

 鹿鳴館(ろくめいかん)――日本人のダンスはここから始まった。

 明治初期、文明開化(ぶんめいかいか)の日本ではダンスは娯楽ではなく、西洋人に対して、日本が文明国であるということをアピールするためのパフォーマンスだった。
 明治政府にとって、近代化とは西欧化することであり、それは西洋人のモノマネから始まった。
 政府要人たちは、サムライの象徴である髷を切り落とし、燕尾服を・・・

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メイポールダンス

16/07/31 コメント:0件 かめかめ

 メイは体育祭が憂鬱で仕方がなかった。出来ることなら、なんとか休んでしまいたい。けれどそんなわけにはいかなかった。
 聖花女子高等学校の体育祭には保護者だけではなく近隣の、あるいは、わざわざ遠方からも見学者がやって来る。体育祭の目玉、メイポールダンスを目当てに。
  メイポールダンスは大正時代から続く聖花女子高等学校の伝統行事である。三メートルほどの高さの杉の丸木に結ばれた色とりどりの・・・

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バブリー・ナイト

16/07/31 コメント:0件 OSM

 金花は今宵も「マルサ」を訪れ、軽快なディスコサウンドのリズムに合わせて腰をくねらせていた。フロアは若い男女で溢れ返っている。その中央付近で踊る金花は、近くにいるライバルたちの動きを忙しなく目で追っていた。そして時折、フロア中央の床から突出した、直径と高さが共に一メートルほどの円柱形のステージの上に視線を注ぎ、愁いを帯びた溜息を零した。
 ステージの上で踊れるのは、その時点で「マルサ」にいる・・・

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踊らされた男

16/07/31 コメント:0件 ケイジロウ

「音楽が全く聴こえない人にとって、その音楽で踊っている人はキチガイである。」

 私はその男を見て、昔の偉い人が言ったそんな言葉を思い出した。
 正午を少し過ぎたガラガラの電車に私は揺られている。クーラーが少し効きすぎているような気もするが、背広の私には丁度よい。私の横に置いてある薄っぺらいショルダーバッグには、履歴書と文庫本が一冊だけが入っている。今日行く会社もたぶんダメだろう・・・

1

ラストダンスは宙に舞う

16/07/31 コメント:2件 鈴音

「おねえちゃんとぶの?いまからおちてしぬ?」
雑居ビルの屋上で両手を空に広げ、踏み出そうと持ち上げた足を、体ごと何もない場所に預けようとした瞬間、幼い女の子の声がした。あたしはびっくりして振り返と、まるでピエロのような格好をした幼女が立っていた。こんな時間になぜ子供が?

 空は月が見えないほど厚い雲に覆われていて、周囲の看板から発せられる電光だけが頼り。
「あたちがみ・・・

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脳みそで踊る天使

16/07/30 コメント:0件 まきのでら

 その日、またしても世界は終わった。
 僕の片思いしていた彼女は、学校一のモテ男のサッカー部のキャプテンと仲良く手を繋いでショッピング・モールの奥へと消えていった。
 
 チクショウチクショウ。
 僕などは結局、声も掛けられなかったというのにチクショウ。
 
 僕は自分の奥手さと美しく産まれなかったことと、残酷な世界を同時に呪った。
 そして一頻りチクショ・・・

0

涙の止め方を忘れた女-ダンス-

16/07/29 コメント:0件 蒼樹里緒

 あるところに、涙の止め方を忘れた女がいた。女は、嬉しいときも悲しいときも悔しいときも、ひたすらに泣き続けていた。
 ある日の昼下がり、川原を歩いていた女は、土手の高架線の下でテントを見かけた。ビニールシートや適当な資材で組まれた雑な作りで、そこの住人らしい男も見た。伸ばしっ放しの白髪は、蛇のようにのたうって乱れている。全く洗っていないのだろう、色褪せた服も、ところどころ破れてボロボロだ。<・・・

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 ある不思議な出来事

16/07/28 コメント:0件 イルカ

 プラットホームで電車を待っている。座りたいと思っているとホームに電車が
滑り込んできた。大勢の客が降りる。ドアからたくさん空席があるのを見た。早く降りなかとイライラしながら乗客が出るのを待っていたら一つ空いている席に座れた。
 乗車は三十分だけど、座れるか座れないかで、天国と地獄だ。
 出発してしばらくすると、トンネルに入り車内は真っ暗になり電車が止まった。停電だ。
 ・・・

0

ダンスのような奥義

16/07/27 コメント:0件 yoshiki

 合気道、糖田剛二というのは俺が心の底から崇拝する武術家であり、憧れであり、目標である。彼の数々の武勇伝を述べればその枚挙にいとまがない。全身凶器と呼ばれ、向こうところ敵なしの空手家、厳座流、稲生鉄扇が命を懸けた勝負を挑んだとき、糖田剛二は鉄扇の正拳突きや蹴りのことごとくをかわし、鋼鉄と化した人差し指一本を鉄扇の眉間に放って、意識を喪失させた。が、糖田剛二は相手を少しも恨まず、意識を回復した鉄扇に・・・

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ダンス惑星

16/07/27 コメント:0件 W・アーム・スープレックス

ピンク色をみると、ぞっとする。
そのピンク色の敵のシップとの、ながいあいだの銃撃戦で、彼の機の側面に、横数メートルにわたる裂け傷ができた。幸い内燃機関は無事だったので、彼は猛スピードをあげて敵機に体当たりを食らわそうとしたが、間一髪、相手はするりと体をかわした。それからというもの、両者のあいだで、熾烈な戦いがくりひろげられた。惑星対惑星を忘れてほとんど個人的な憎しみで交戦しているといってもよ・・・

1

ひと夏の青春

16/07/26 コメント:4件 *葉月*

「舞華! ダンス部入らんと?」

「だ、ダンス部? そんなの、都会っ子がやるもんだわ」

「えー、副部長が怪我で大事な大会出られなくなったんばい…。舞華、あんたリズム感覚いいんだから、ダンス部入りな!」

「はぁ!? 他にダンス上手い人探したほうが早いっぺ…」

私、川上舞華は、田舎に住む高校2年生だ。

友達の宮本絵里は、ダンス部のエー・・・

3

てのひらの舞台

16/07/26 コメント:2件 宮下 倖

 
 正直、踊らされてるって感覚が強い。

 一ノ瀬はそう言うと、ポテトの塩がついた唇を端からぐるりと舐めて、あたりをきょろきょろと見回した。それを横目で捉えた二宮が、紙ナプキンのホルダーを一ノ瀬のほうに押しやる。口元を拭きながらの「サンキュ」はもごもごと紙ナプキンに吸い取られた。

「タイトル変えろって言われてさ。いま流行りの“○○が××して△△しちゃいました”みた・・・

0

微睡みの中で踊る少年は、今日もまた彼女を思い出す

16/07/25 コメント:0件 しーた

 異様な熱気に包まれた校庭を見下ろして、悠太は一人屋上に佇んでいた。フェンスの向こうに広がる校庭では、マイムマイムが踊られている。キャンプファイアーを囲んで多くの学生たちが盛り上がっており、文化祭最後の日の夜、熱気は最高潮に達していた。
「美優、そこにいるんでしょ?」
 悠太がおどけて呟くと、
『バレてたか』
 美優の声が心に響いた。
 悪戯が見つかった時、彼女はいつ・・・

1

忘却の彼方に蘇るあの日

16/07/23 コメント:0件 日向 葵

 気付くと見知らぬ場所にいた。

 薄暗い灰色の空間が果てしなく続き、奥へ行く程にそのグラデーションは濃くなる。先の見えない暗闇が永遠に続いている。そんな大海原を巨大なドームで覆ったような空間に私はポツリと立っていた。出処のわからない光源が私の足元をぼんやりと照らしている。私はこの状況に不思議と不安を感じなかった。音のしない空間に私の心音がゆっくり脈打つのが聞こえる。

た・・・

0

火の粉となった君のために

16/07/21 コメント:0件 秋澤

あの日の悲しみを、僕は一度だって忘れたことはない。

「いってらっしゃい。」
「行ってきます。」

君は笑って手を振った。僕も、笑って手を振ったはずだった。
泣いちゃダメだ。困らせてはダメだ。涙もろい僕を、彼女は僕の長所だと言った。優しい人だと。心の豊かな人だと。それでも、今泣けばきっと彼女は困ってしまう。もしかしたら煩わしいと思ってしまうかもしれな・・・

3

神話――天の岩戸開きのダンス――

16/07/21 コメント:6件 葵 ひとみ

 アマテラスオオミカミさまの古き御話――



タカマガハラにある天の岩戸に太陽を守護しているアマテラスオオミカミさまがお隠れになってしまわれたために、

タカマガハラから太陽の輝きが消え失せ、すっかり暗闇に覆われてしまいました。

そのために神々の混乱で、様々な艱難辛苦が日本の民におこりました。

「どうすればアマテラスオオミカミさまを・・・

0

ダンシングジーン

16/07/20 コメント:0件 本宮晃樹

簡単お見積り! 二人の理想的ベビーを作っちゃおう!
 このページでは遺伝子改変にかかる諸費用を、お客さまがお望みになる形質にチェックを入れていくだけでお手軽に算出することができます。当社では改変項目を次の三グループに大別しておりますので、お見積りの際の参考にしていただければ幸いです。

@生命維持に関わる形質:嚢胞性線維症、フェニルケトン尿症、ハンティントン舞踏病などの、いわゆる・・・

2

ステップは、鼓動を刻む

16/07/20 コメント:2件 天野ゆうり


今日、俺は、とある舞台に来ている。
専門学校時代に、お世話になった講師が主催の、ジャズダンスライブだ。

元々、俳優になりたくて入った専門学校。
まさかのバレエやジャズダンスの授業に、悪戦苦闘の日々を送っていたのは、もう、十年も前の話。


十年前の俺は……、鏡に向かい合う毎日だった。
芝居だけではなく、ダンスも必須なこの学校。

0

老将、有終の舞

16/07/19 コメント:0件 永春

 剛脚、壇を震わす。老将が白装束にて舞う場に、その鬼面の若武者は荒々しく闖入した。

「下郎め!」

 取り押さえに向かった小姓の首が飛ぶ。びしゃりと赤く染まる障子を背に、若武者は言った。

「僭越ながら、首を頂きたく」

 老将は顎鬚を撫ぜ、この上なく愉しそうに笑った。主城は多勢に囲まれ、火の手も放たれている。下剋上の世にあっては油断した此方が悪く・・・

1

桜はひらりと舞い上がる。

16/07/18 コメント:0件 雨野 涙


僕は息をするのも忘れるくらいに釘付けになっていた。
それくらい彼女のダンスが美しかったからだ。


大学の友人と美術館に行く約束をしていた僕は、待ち合わせ場所である公園へと歩を進めた。
公園の隅には満開の桜の木が一本ある。毎年、そこで花見をする人も少なくない。
が、今日は誰も花見をしていないようだ。
その代わりに桜の木の下で、一人の少女が踊っていた・・・

1

なつのひのゆめ

16/07/19 コメント:0件 あき

 私と幼なじみの圭吾は子どもの頃からよく遊んだ。
 鬼ごっこ、虫取り。
 いつも圭吾は泣きながら私について来た。
 鬼ごっこでは思いっきり圭吾の背中にビンタして捕まえたり、虫嫌いな圭吾の背中に樹液を塗りたくって虫の大群に襲わさせるなど、私はどちらかといえばちょっぴりおてんばさんだった。
 私が先頭でズンズン走って、後ろから情けなくついてくる圭吾。
 そう思っていたのに・・・

1

グロッケンシュピールとダンスの都

16/07/18 コメント:2件 葵 ひとみ


 季節は夏――

私の名前はアリカワ・キリト。

キリトは大阪梅田にあるショットバー上弦の月のバーテンダーのバイトでお金を

コツコツ貯めて、

今この街ミュンヘンにきている。

キリトのこの街への憧憬の理由は、オーストリア人である母と日本人の父が初めて出会った街であること……

キリトはまずネオゴシック様式の市役・・・

1

魔女の舞踏会

16/07/18 コメント:0件 ぜな

 かぼちゃの馬車を背にして、魔女は城を見上げる。窓から漏れた光が白い城を輝かせる。

 舞踏会の曲が外にまで聴こえてくる。思わず身体が反応する。鼻歌を歌いながら、軽やかに足を動かしてみた。
 目を閉じる。自分も舞踏会の中の一員になったかのように思い浮かべてみる。光が、音が降ってくるようなあの煌びやかな世界にいられるのはほんのごく一部の人間だ。あの子をその中に入れてもよかったのかと・・・

1

革命の日

16/07/18 コメント:0件 海見みみみ

 小学生の頃、私にはコンプレックスがあった。自分の身長だ。他の同級生と比べて、私の身長は明らかに高かった。そのせいでついたあだ名が『巨人』男子からはバカにされ、女子からは影でクスクス笑われた。さらに私は気弱で、悪口に言い返す事すらできない。
 私はいつも、大きな背を丸めて影で生きようと必死だった。

 小学生にとって一番のイベント。それは修学旅行だろう。中でもキャンプファイアーは・・・

1

せんたくもののダンス

16/07/18 コメント:0件 こぐまじゅんこ

 さわやかな五月のあさです。
 おかあさんは、ベランダで、せんたくものをほしています。
 おとうさんのワイシャツ。
 おかあさんのTシャツ。
 はるくんのちっちゃなズボン。
 そのほかにも、タオルやくつしたなど、いっぱい、ほしています。
「ふぅ。やっと、すんだわ。」
 おかあさんは、せんたくものをほしおわると、へやのそうじをはじめました。
 二さいの・・・

1

マワルマワル。

16/07/18 コメント:0件 東屋千歳

 私には『結(ゆい)』という名前の双子の妹がいる。
顔も体つきも瓜二つで、きっと入れ替わっても誰も気付かないと思う。
趣味や好きな物も同じで、一緒にクラシックバレエを習っていた。
同じ日に習い始め、レッスンの日は一緒に通って、同じ時間練習した。
だけど、同じように踊っていても結の方が先生に褒められることが多かった。
同じ動きをしても、いや、それ以上の動きを私がしたとこ・・・

2

神に捧げる

16/07/17 コメント:3件 待井小雨

 私が姉を監禁したのは、もう、どうしようもなかったからだ。
 姉は幼い頃から度を越えて傲慢な人だった。両親はそれを咎めず、増長した姉はたやすく暴力をふるうようになった。

 先日、両親が揃って逝った。諸事が片付き、喪服を仕舞う頃になってはたと気づく――この家にはもう、姉と私の二人きりなのだと。
「何か買ってこいよ、役立たず」
 夕飯を床に落とされた後だった。
「・・・

1

量子ダンサーは孤独に踊る

16/07/17 コメント:2件 alone

いくつもの装置が置かれ、無数のコードが床を這い、大小さまざまなパイプが縦横に走る。
スイッチは明滅を繰り返し、コンピュータは次々に映像を切り替える。
照度が抑えられた薄暗い研究室。視界は機械類に占拠され、部屋の大きさすら推定できない。
ライトが不意に点く。ひとつではない。数えきれないほどだ。
だが室内を照らすためではない。すべての光は、ある場所に集中していた。
研究室・・・

1

あのステップを教えて

16/07/17 コメント:0件 山盛りポテト

太陽が西に傾き、男の子と女の子の影が薄くなり溶け合うように重なった。
「ねぇねぇ、見て見て」
女の子は得意げに言った。
男の子は、「どうしたの?」と言いながら目を丸くした。
「みんなには内緒だからね」
そう言うと女の子は長い髪をゆらしながら軽やかな足取りでステップを踏んだ
男の子はそのステップに目を奪われた。女の子が踊ったあとも、口をあんぐり開けたまま呆然として・・・

0

世界はカラカラと音を立てて回っている

16/07/14 コメント:0件 せんさく


それは、朝だったのかもしれないし、昼だったのかもしれない。
いや、夜だったのかもしれない。

僕はカラカラという音で目を覚ました。
目の前に世界が見える。
世界はクルクルと回っていて、止まる気配はない。

ああ、このカラカラという音は世界が回る音なのか。

僕は多分、少し前まであの世界の中にいたのだ。
中にいるときは世界が回ってい・・・

0

リンボーダンス

16/07/14 コメント:0件 林一

 私はスパイだ。今まで数多くの任務を成功させてきたが、今回の任務には正直参った。
 任務内容は、敵国のスパイ組織の幹部の家に侵入し、極秘資料を盗むというものだ。
 自慢のピッキング技術を使って、玄関の鍵を開けることには成功したのだが、その後に待ち構えていた、廊下に張り巡らされた赤外線トラップが問題だった。
 どうしても解除方法が見つからなかったため、赤外線のレーザーに体が当たらな・・・

3

ダンスウィルス

16/07/13 コメント:0件 W・アーム・スープレックス

男はいきなり、声をあげながら、全身を軽快に揺り動かしはじめた。
吊革片手に、ステップを踏み、その場で何度もターンした。
バスの乗客たちは当然ながら、薄気味わるがって男から離れだした。
運転手がマイクで、お静かにと注意を促すも、男はまったく耳に入らぬ様子でますます踊りに熱中しはじめした。
それから数時間後、このバスに乗っていた男女たちが屋内でまた往来で、さっきの男とおなじよう・・・

0

マスカレード――仮面舞踏会――

16/07/13 コメント:0件 葵 ひとみ

私は京都クラブ・サロメのクィーン、

ロイヤル・ピンクのドレスとティアラの髪飾りを今夜は身に纏っています。

そして、あれが私のお店の名物の新人黒服さんです。

今宵の余興の仮面舞踏会は彼の道化ぶりがお客様に好評で企画さ

れたようなもの。

さて、おもしろおかしく店内でバンドの演奏がはじまりました。

――まわるまわる・・・

5

はるくんダンス

16/07/13 コメント:7件 こぐまじゅんこ

 はるくんは、二歳半になりました。
 この頃、おちゃらけて、ダンスをするようになりました。
 おばあちゃんは、はるくんダンスをみると、ニコニコ笑顔になるんです。
 はるくんダンスは、腰をひくくして、両手を左にのばして、ゆらゆらゆらします。
 そして、口をちょっとつきだして、おどけた顔をするんです。
 おばあちゃんは、はるくんダンスが、だいすきです。
 はるくんダ・・・

2

キックとフロアと臆病者

16/07/12 コメント:0件 岸本真哉

彼女は自由だった。



腹に鈍く沁み込むキックとベース。

二拍に一回脳を叩き割るスネア。

肌を柔らかく何度も刺すハイハット。



飛び交う全ての音を捉えるために、研ぎ澄まされた神経と鍛え上げた筋肉で

自らの指先や視線すら完璧にコントロールしながら

それでもなお、彼女は自由だった。

0

タップシューズ

16/07/10 コメント:0件 ポテトチップス

光長が店に着くと、まだ開けていないシャッターの前で、沙世がコートの襟を立てて、寒そうに佇んでいた。
「ごめん、待った?」
「今、着いたばかりです」沙世は、屈託のない笑顔で言った。
光長はシャッターを上げながら「どうしたの、こんな早い時間に?」
「今日、午後からバイトが忙しいんです。午前中しか練習できる時間がつくれなくて、もう靴の修理終わってるだろうなと思って、朝一で取りに来・・・

3

美鈴

16/07/10 コメント:0件 斉藤希有介

 美鈴。もう一人の私。生まれたときからずっと、私たちは一緒だ。
「ねぇ、やめてって言ってるでしょ」
 美鈴がちょっかいを出してきた。耳元で何か囁かれる感覚。私はそれを払いのけた。でも、大人たちには美鈴のいたずらが見えないという。だから私はいつも一人でダンスしているみたいって。
「美鈴、怒るよ」
「はぁーい」
 今だって、私は確かに美鈴の声を聴いた。けれど、その声も大人・・・

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しりもち

16/07/10 コメント:0件 奈名瀬朋也

 人は、何かをする時にまず心から動き出す。
 これは高校時代の先輩からの受け売りだった。
 そして、今も私の心の中にずっと残り続けている言葉だ。
 だから。
「ねぇねぇ、おとうさん! みきね、ダンス習いたいの」
 そう言って、娘がぽんぽこと私の背中を小さなこぶしで叩いた時も、これはまず『私を叩きたい』と、思ったから叩いているのだと考えた。
 そのせいか、娘の言葉・・・

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心はシューズをはかない

16/07/10 コメント:0件 奈名瀬朋也

 人は、何かをする時にまず心から動き出す。
 これは高校時代の先輩からの受け売りで、以来私の心中にずっと残っている言葉だ。
 だから。
「ねぇねぇ、おとうさん! みきね、ダンス習いたいの」
 そう言って、娘がぽんぽこと私の背を小さなこぶしで叩いた時も、これはまず『私を叩きたい』と思ったから叩いているのだと思った。
「えっ? ダンス?」
 そして、私が娘の言葉を理・・・

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シャルウィーヒップホップ

16/07/08 コメント:0件 ネコライオン

中学生の少年は落ち込みながら歩いていた。
高校受験を控え、試験直前の模試の点数で悪い点数を取ったからである。
とぼとぼ歩いていると、いつもと同じ場所でヒップホップダンスを踊っている大学生がいた。
「YO! YO! チェケラッ! ヘイヘイ!」
髪を金髪に染め、ピアスをつけ、サングラスをかけ、ピンク色の明らかに大きすぎるT-シャツを羽織っていた。
大学生は落ち込んでいる少・・・

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デイム&ナイト

16/07/06 コメント:0件 ノベ・ツムギ

「まいったな。あれか?」
「違うだろ。顔、母親そっくり」

 相棒の金城はスマートフォンで舞台の様子を撮影している。下手寄り、つまり舞台に向かって左側の群集にまぎれ、酒を飲みながらダンサーたちを物色している──ふりをしているわけだ。

「沙弓もここにいたのか」
「ママにナイショでいけないバイト。いいねぇ〜」

 資産家の後妻として何不自由ない暮らしを・・・

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テロリストたちのダンス

16/07/06 コメント:0件 W・アーム・スープレックス

犯人たちが百名の人質とともに、国際ダンスコンテスト会場にたてこもってすでに5時間が経過した。
各国から集まった踊り手たちが、この日のために磨きに磨いたダンスを披露している最中に、自動小銃を構えた7名の男女たちが会場内にとびこんできて、天井むかって発砲した。それからおこった大混乱の様子を数馬は、フロアの隅にうずくまりながらふりかえっていた。
最初はなにがなんだかわからなかった。彼はそのと・・・

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星に願いを

16/07/06 コメント:0件 せんさく


夜中の1時を過ぎた頃、私は幼馴染みの美里に道でバッタリ出くわした。
「こんな遅くに何やってんの?」
私が聞くと美里は空を指差した。
「星。見に行こうと思って。」
「星?」
空を見上げるとなるほど雲が少なくて星がよく見える。
「そっちはこんな遅くに何やってるの?」
「あんまり暑くて眠れないからアイス買いに行ってた。」
私はアイ・・・

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被ってみた

16/07/06 コメント:0件 蹴沢缶九郎

「はい、皆さんどうもこんにちは、ヒグキンちゃんです。今回は『踊ってみたシリーズ』です。それではさっそく、ミュージック、スタート!!」

録画を始めたビデオカメラの前で、一人の男が軽快な音楽に合わせ、創作ダンスを踊り始めた。男は動画投稿サイトに動画を投稿し、それで生計を立てていた。男からすれば、言わばこれが仕事なのである。

男が利用している動画投稿サイトは、自身の投稿した動・・・

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ネジ巻きアンコール

16/07/05 コメント:1件 六連 みどり

 幕が開く。

 曲目は、花のワルツ。

 アン、ドゥ、トロワの三拍子。

 スポットライトに照らされた私は、音楽に合わせて踊り出す。くるり、くるり、と回るたび、ベル型のスカートが揺れる。
 鏡に映る私は、とても綺麗なシルエット。思わず口角が上がってしまう。トゥ先細めのUカット。このトゥシューズが足のシルエットを美しく演出してくれる。

 美し・・・

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妹とリモコン

16/07/04 コメント:2件 戸松有葉

 小学五年生の妹が、リモコンを片手に、首を傾げて言った。
「これって何のリモコンだっけ?」
 俺もよくある。どれがどのリモコンかわからなくなるんだよなー。
「使ってみればわかるだろ」
 ボタンをしばらく押して試していると、DVDのリモコンだと判明した。一件落着。
「こっちは何だっけ」と妹。
 まだわからないリモコンがあるのか。
 今度は俺が操作してみる。<・・・

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他人の肌

16/07/04 コメント:0件 Fujiki

 軽い夕食の後、マックスは立ち上がって博貴の手を取った。
「ほら立って。踊ろう」
 マックスが住むこの部屋は、夏季出張中の留守番と猫の世話を彼に任せた大学教員のものである。床の上に乱雑に積まれた研究書の間から黒猫が博貴の顔をじっと見ている。部屋のステレオからはゆっくりとしたブルースが小さな音量で流れている。差し出された華奢な手首には包帯が巻かれていた。博貴は反射的に手を引っ込め、首を横・・・

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待つ人

16/07/04 コメント:0件 水面 光

私にとってこの世で一番つらい出来事は母の死でした。人によっては恋愛や仕事や人間関係とかお金のこととかが人生で一番つらい悩みのタネになることは知っています。でも私にとっては母がこの世から居なくなり、軽い冗談なんか言いあっておしゃべりすることができないことくらい絶望的なことはありませんでした。そうね、言うとしたら、怖がりの人が真っ暗闇の中をふわふわ浮かぶ、とんでもなく不安で最高に恐ろしいアトラクション・・・

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飛礼祭

16/07/04 コメント:0件 笛地静恵

 左右の翼への力の入れ方は、均等でなければならない。頭ではわかっている。しかし、どうしてもできない。八転九倒している。このままでは、みなに迷惑をかけてしまう。飛礼祭は八日後だ。
 オナガは、何もかも投げ出したい気分だった。やめる。そう言いたかった。しかし、口に出せない。みんなの気持ちがわかるからだ。
 いつかはできる。そのときを待っている。頭上の光輪をふるわせて、びんびんと伝わってくる・・・

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真夜中に響く警笛

16/07/04 コメント:0件 ポテトチップス

友也は家に帰るとすぐに服を脱いで洗濯機を回し、シャワーを浴びた。体を拭いて部屋着に着替え寝室のドアを開けると、明子がマスクと透明なゴーグルをつけてベッドに寝ていた。
「ただいま。調子はどう?」
「おかえり。調子悪い……」明子は、ゴーグルの中の眼を瞑った。
「薬は飲んだ?」
「飲んでない。どうせ、効き目無いから」
「そんなこと言うなって。ちゃんと毎日飲んでれば、そのうち・・・

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