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第73回 【 自由投稿スペース 】

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。ミニ骨壺

ステータス 終了
コンテストカテゴリ
投稿期日 2016/01/25〜2016/02/22
投稿数 8 件
賞金
投稿上限文字数 10000
最大投稿数
総評

投稿済みの記事一覧

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名刺ならべ

16/02/14 コメント:0件 KOUICHI YOSHIOKA

 ベッドから起き上がったタケシは大きく背伸びをすると、カーテンを開けて日光を浴びた。二度寝の後に時間を気にすることなく起きるのは気持ちがよかった。会社をさぼった日はなおさらだった。
ゆっくりと顔を洗い、時間をかけて歯をみがき、砂糖たっぷりのコーヒーを飲みながら、欠伸まじりにポテトチップスをつまむ。心地よい昼前の時間、仕事を忘れ、だらける喜びに浸れるこのひと時が好きだった。
玄関の鍵が外・・・

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こんにちはハピネス商会です

16/02/14 コメント:0件 よしざとめぐみ

最近ついてないことが多い。
出掛けに雨が振り出し慌てて傘を取りに引き返したら、電車に乗り遅れるし。授業の準備をしてきたつもりが、日を勘違いしていたために意味がなかった。あげくに、彼女からは別れをつげられた。
今日はラッシュの人並みに流され、気づけば反対側の電車に押し込まれていた。これは自分の体力のなさだとは思う。彼女から振られたのも、男らしくないと言われたわけで。
だから見覚えの・・・

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女王への哀悼をこめて

16/02/06 コメント:0件 メラ

 彼女は自分の特性や資質をよく知っていた。そして周りの反応や、変化にもいち早く感知できる能力を持ち合わせていた。自分というキャラクターを、その場その場においてもっとも効率よく活躍させ、有効的に使う手段を心得ていた。
 それなりに有名な進学校だった。
 僕は学力的には比較的落ちこぼれだったが、東大に行ったクラスメイトもいるほど、上品な高校ではあった。どうして僕があんな高校に進学したのか、・・・

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睡魔と笑い魔

16/02/04 コメント:2件 メラ

 眠い。どうして僕はいつも眠ってはいけないという場面になると眠くなるのか。いつぞやの結婚式もそうだったし、社長の誕生日パーティーもそうだ。猛烈な眠気に襲われる。気を失いかねないような眠気だ。
 横にいる妻が肘で僕の腕をつつく。もう三度目だ。いい加減この肘打ちも破壊力を帯びてきた気がする。後で何を言われるか分かったものではない。いかんせん妻の祖母の葬式なのだ。
 喪服。喪服。喪服。前も横・・・

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ネコと小さなカマキリ

16/02/02 コメント:0件 あすにゃん

ネコと小さなカマキリ

ある夏の月の夜、ネコは小さなカマキリを捕らえた。
小さな鎌を振り上げて、カマキリはネコの前足から逃れようとした。
「ムダムダ。あんたはオレの獲物なんだからな」
 ネコは、舌なめずりをしている。これからたっぷり、いたぶってやろうというのだ。それを悟って、カマキリは悲鳴を上げて言った。
「助けてください! お礼になんでもします・・・

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チョコになったクマ

16/02/01 コメント:1件 メラ

 この時期は例年の事だが、どうしても帰りが遅くなる。ここ一ヶ月、まともに娘と顔を合わせていない。朝早くに出掛け、帰ってきた頃には布団の中ですやすや眠っている。しかし、天使のような寝顔を眺めるだけで、仕事でくたくたになった頭も体も癒されるというものだ。
「よく眠っているな」
 娘の寝顔をしばらく眺めてから、リビングに戻り、スーツの上着を脱ぎながら妻に言う。
「今日は学校が終わってか・・・

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不定期アンフェア

16/01/27 コメント:0件 三条杏樹

やりたかったことと違う。


そう言って肩を落とす友人の気持ちが、痛いほどに分かった。
どんなに情熱があっても、どんなに愛情があっても、全ての願いは叶わない。それが現実なんだと悟るには、私達はまだ大人ではない。

世界が自由になった。しかし多くの人が自由を選択できるようになり、自由に勝負に挑むことができた分、個人の失敗する確率は上がった。

勝つもの・・・

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短冊願事

16/01/26 コメント:0件 小野坂 翔子

            (仮)

 七月七日。俗に言う、七夕。旧暦のこの日には、まだ梅雨ではなく、織姫と彦星が会うために渡るとされる天の川は、よく見えていたという。その月日がそのまま受け継がれた事で、七夕という日は、よく雲に邪魔されてしまう。
 酷い事をする。少女は幼心にそう思った。母から昔聞いたこの話を思い出す度に、心が痛む。
「・・・今年も会えないのかなぁ」
 ベ・・・

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