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  2. 第九十二回 時空モノガタリ文学賞 【 沖縄 】

第九十二回 時空モノガタリ文学賞 【 沖縄 】

今回のテーマは【沖縄】です。

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

時空モノガタリ賞発表日:2015/11/02

※同一投稿者からのコンテストページへの投稿作品数は2〜3作品程度とさせていただきます。
※R18的な暴力表現・性描写はお控えください。
※二次創作品の投稿はご遠慮ください。
※「極端に短く創作性のない作品」「サイト運営上不適切な内容の作品」は削除対象となりますのでご了承ください。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ
投稿期日 2015/09/07〜2015/10/05
投稿数 32 件
賞金 時空モノガタリ文学賞 5000円 ※複数受賞の場合あり
投稿上限文字数 2000
最大投稿数
総評

入賞した作品

5

ガジュマルは戦場で死んだ

15/10/05 コメント:11件 冬垣ひなた

ガジュマルの枝からキジムナーの姿が消えたのは、雨季の音が訪れた頃だった。精霊が何処へ去ったのかは定かでない。
枝から髭のように垂らした褐色の気根は、幹と変わらぬ強靭さで巨木を支え、いかにも長寿の風情を漂わせていたが、枝葉はまだ若い。
この、ハイビスカスの咲き乱れる南国の島では、豊かさや幸せは、海の向こうのニライカナイからやってくるといわれていた。楽土に渡れば憂いもないだろう。
大・・・

2

不発弾

15/09/16 コメント:0件 Fujiki

 久しぶりに町に出てみると表通りが通行止めになっていた。不発弾処理を行う旨の看板が立っている。バイクを路肩に乗り付けて看板を読んでいた背広姿の男が「またかよ」と独り言のようにつぶやいて走り去った。俺は別に急ぎの用事があるわけでもないからのんびり裏道を歩いて迂回すれば済む話だ。
 土産物屋のけばけばしい看板ばかりが目立つ表通りには趣のかけらもない。最近では地元の人間が経営する店は少なくなり、ヤ・・・

5

モーリタニアまで(プリッと)愛を込めて!

15/09/07 コメント:6件 クナリ

 僕とタカシが夏の夜の沖縄のビーチへ駆けつけた時、ミユキさんは下半身を海に浸けて立っていた。
 僕は彼女と初対面だが、月明かりの中でも格別の美人であることが分かる。
「ミユキ、夜の海は危ないと何度も言ったろう。早く上がるんだ」
 タカシが波打ち際から叫んでも、ミユキさんは力なく首を横に振るだけだ。
「よすんだ、タカシ。ミユキさん、あなたはタカシとは結婚できない。そうですね?・・・

最終選考作品

7

雪塩奇譚

15/10/05 コメント:7件 草愛やし美

 宮古(ミヤコ)」という地名は、元は「ミヤク」であったと考えられている。大昔に渡来した古人が住み着いた島だったそうな。島の北側の海域は、八重干瀬(ヤビジ、ヤエビシ)と呼ばれる浅瀬が広がっている。宮古島の面積の3分の1にも及ぶこの浅瀬は、年に一度の大潮の干潮時に海水が引くと、珊瑚でできた広大な島が浮き上がってきたかのように見える。美しい月の夜、珊瑚礁に住む色とりどりの魚達がそわそわし出すとやがて奇跡・・・

7

ドラゴンフルーツ

15/10/05 コメント:13件 泡沫恋歌

 マンションの駐車場に車をとめて、インジェクションキーを切るとエンジン音が止まり、車内が真っ暗になった。ハンドルにうっぷして悔しさを奥歯で噛みしめる。
 広告代理店に勤める濱田映海(はまだ えみ)は敗北感でいっぱいだった。大手食品会社と宣伝契約の更新を断わられた。自分が担当になってから毎年契約更新してくれていたのに、まさか他社に横取りされるとは思ってもみなかった。
 課長にそのことを報・・・

4

ゴーヤ

15/10/03 コメント:7件 そらの珊瑚

母はきっと頭が悪いのだと思う。
美人でスタイルもそこそこ、四十歳には見えない若作りだ。
だけどそこが問題なのだ。
男にもてるし、もてたいと思ってる。
17歳の私を筆頭に父親の違う三人の子持ちだというのに、再婚だなんて。
それもデキちゃった婚だなんて、あたしは恥ずかしくて、友達にどんな顔すればいいいのかわかんない。
母親に恋人がいてセックスしているのを、世間に知ら・・・

2

から揚げ

15/09/08 コメント:3件 メラ

 また京子さんのせいで僕は大恥を書いた。
 シーサーって言葉くらい知っていたが、京子さんが自信満々に「これは守り神マー・ライオンっていうんだよ」って言うので、僕はまた信じてしまったのだ。京子さんの言い方は、いつも妙に説得力がある。
 僕がソーキソバの店のおじさんに、シーサーをモチーフにした箸置きを見て
「あ、これってマー・ライオンの箸置きですね」って言ったら「このバチあたりもんが・・・

4

ちんすこうオジサン

15/09/08 コメント:6件 海見みみみ

 傷ついた戦士はいずれヴァルハラに行くと言う。ちんすこうオジサンにとってのヴァルハラ、それが沖縄だったのかもしれない。

 沖縄に住む友人を訪ねに旅行へ行った時の事。友人は家の近所にある某公園の前を通ると、声を潜め私に話しかけてきた。
「気をつけてね。あそこにはちんすこうオジサンがいるから」
「なにそれ、変態の一種?」
「変態と言うかなんというか。女の人が通ると『オジ・・・

4

スケイプ・ゴートとエスケイプ・シープ

15/09/07 コメント:5件 クナリ

 サトウキビ畑の夜は、風や、森から鳴る音でやかましい。
 その葉蔭で静かに合わせた唇を離すと、金四郎の視線が私の体を、月明かりに沿って素早く這った。
 二人とももう中学二年だ。薄いタンクトップは無防備だっただろうか。沖縄の男女は、早熟だと聞いたことがある。
「金四郎、どうしても本土の高校行く?」
「俺は、畑は性に合わん」
 金四郎はもう、自分のことをワンと言わない。<・・・

投稿済みの記事一覧

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三角形の中の沖縄

15/10/05 コメント:0件 ケイジロウ

 昨年の秋まで、僕には3年ほどの付き合いになる彼女がいた。その子は、「沖縄のタイ式マッサージスクールに行くことにしたの」と僕から離れた。たまに電話やメールで連絡を取り合うものの、それぞれ仲間に囲まれた生活をしているせいか、「支えあう」といった感情は全くもってなかった。お互いに相手を必要としていなかったことは明らかであった。
 そういう状況の中、僕は決断した。僕は彼女に手紙を出した。「別れよう・・・

0

天女のおかあさん

15/10/05 コメント:0件 ちほ

 砂川つかさ先輩は、おれの大学での先輩で趣味は旅行。それも何故か国内限定で、それも何故か沖縄だけは行ったことがない。その理由を聞けずじまいでいたが、ある土曜日の昼下がり、先輩の旅行ガイドブックの古いものを処分してしまおうということで、その手伝いをしていた時、山積みの旅行関係の本が突然崩れた。先輩が勢いよく立ち上がったのだ。決して小さくはない一冊の本を、ギラギラした目で読み込んでいる。
「どう・・・

8

海に降る雪

15/10/05 コメント:10件 そらの珊瑚

不幸ばかり続かないのが人生だという、出典さえおぼろげな誰かの言葉が私の頭をよぎった。
 商店街のガラポンでピンクの玉が転げ出て、係のおばちゃんが「特賞! 大当たりィーー」と叫びながら、すごいテンションでくすんだ金色のベルを振り回している。「わあ、すごい」周囲の人たちもざわつく。
「特賞って?」私がうわずった声で聞くと
「オキナワ旅行ですよっ!」満面の笑みを浮かべたおばちゃんが答・・・

7

素敵なお宝が空を飛ぶ島

15/10/04 コメント:7件 草愛やし美

 男がこの南国の島に一年の任期を受け勤務し半年が経った。男にとって、紺碧の空と海に癒されるここでの生活は今まで体験したことがない充実したものだった。
男は5月だというのに3日前に南太平洋上に発生した台風のことを気にかけていた。
「急がなくては、また空港が不能になる」
 男は集荷業務に邁進していた。ここ宮古島の全エリアを網羅して毎日集荷、仕分け、宮古島空港からの配送とほとんどの業務・・・

2

ヤンバルクイナ

15/10/03 コメント:2件 林一

 沖縄にのみ生息する絶滅危惧種の鳥であるヤンバルクイナは、森林伐採による生息地の減少や、車との接触事故などで年々減少していた。
 そしてついに、ヤンバルクイナの目撃情報はなくなり、絶滅したのではないかと言われ始めていた。
 ヤンバルクイナの生存を確認するため、地元の町民2人で、かつて多くのヤンバルクイナが生息していた森林へ調査することになった。
「準備はできたか? あの森林にはハ・・・

1

ミミガ―

15/10/03 コメント:2件 林一

 私は同棲中の彼女と2人で沖縄旅行へ行った。
 外国人の彼女の目には、沖縄の文化がかなり新鮮に映るようだ。何か珍しい物を見る度に、私に質問してくる。
「この料理は何?」
「これはミミガ―ていう料理だよ。豚の耳を千切りにしているんだ」
「えーそうなんだ。耳を食べるなんて変わてるね」

 沖縄旅行後。
 仕事から帰ってくると、彼女が料理をしていた。
「お・・・

4

沖縄に鯛焼き、イーヤーサーサー、イーヤーサーサー!

15/10/03 コメント:5件 鮎風 遊

 那覇空港のターミナルビルの外へと出ると、本土は冬だというのに、いきなりムッとした熱気が襲ってきました。見上げると、紺碧の空に白い雲がモコモコと立ち上がってます。ああ、ここは夏だ、と再認識した時です、「直樹、こっちだよ!」と、駐留米軍からの払い下げなのでしょうか、ブルブルと車体を震わす旧型4WD車、その運転席から浩二が手を振ってきました。
 私は駆け寄り、キャリーバッグを後部座席へと放り投げ・・・

3

海月ノ見ル夢

15/10/02 コメント:6件 みや

「クラゲになる夢を見た」
高校二年生の弟の一樹が、真面目な顔をして言う。

「何それ」私は苦笑いしてしまった。
「クラゲになる夢を見たんだ」一樹はもう一度繰り返した。
「海の中をぷかぷかゆらゆら漂って、すごく気持ち良かった。今俺頭が坊主だろ?だからちょうどクラゲに似合ってるかも」そう言いながら一樹は笑った。私もまた苦笑い。何年か前に家族で旅行に行った沖縄の水族館で見た・・・

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魔法の手紙

15/10/02 コメント:0件 kanza

石塀の前で僕は立ちつくしていた。
文通相手の家に押しかけるなんてルール違反だとわかっている。だけど……。
「あの……うちに何か用ですか?」
声に驚き、振り返ると買い物帰りらしき中年女性が立っている。
突然のことにテンパり、思わず偽りの名前≠口にして頭を下げていた。
沈黙の時が流れていく。
とにかく事情を説明しなくては。
窺うように顔をあげると、そこには・・・

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沖縄の真実

15/10/02 コメント:0件 あいうえお



 【海】

 鮮やかな青に魅せられ、その罠に自ら足を踏み入れるほど愚かな生き物がいるだろうか。

 誰しもが思い浮かべる理想の白浜は、そこになかった。
そこはいわば灼熱砂漠、その虎口にはかげろうが揺らぐ。

 だがどうやら、揺らいだのは彼だけで無かったか。沖縄名物ゴーヤーの心までも揺らいでしまったか。それは死を意味する。
 一滴のしず・・・

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ハンニャーハーラーミー

15/09/28 コメント:0件 ももかん

「みんな。聞いて聞いて! わたしね、この前の連休中に沖縄に行ってきたのよ」
 そう話すのはクラスの人気者である香苗だ。
 香苗の家庭は、長期の休みとなると必ずどこかへ遠出をしている。連休明けに旅先での土産話を香苗が話すのが、このクラスでの恒例行事になっていた。
「いいな〜。沖縄か〜」
「私もいきた〜い」
「うふふ。海は綺麗だし料理は美味しいし、すっごく楽しかったよ! ・・・

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南から香る風

15/09/26 コメント:0件 かめかめ

 最悪だ。
 風は冷たく、空も海も灰色。ついでにスコールで一張羅のサマードレスがぐっしょり濡れて嫌な臭いを発している。

 だいたい旅立ちから最悪だったのだ。
 すっぽかされたのだ、結婚式を。ウエディングドレスで待っていた佳奈に、ヤツは電報で別れを切り出してきた。お祝い電報に一通だけ混じったお見舞い電報。何がお見舞いか。嫌味なのか、何も考えていないのか、いたわろうとしている・・・

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僕の前には楽園の誘惑があった

15/09/23 コメント:0件 ねむていぞう

 僕の前には楽園の誘惑があった。
 それは憧れのリゾート、魅惑のビーチ。
 そう、ここは至福のヴァカンスを実現する亜熱帯の島、沖縄。
 エメラルドビーチ、サンセットビーチ、アラハビーチ……。
 空も海も青い。白い砂浜に寝転んだ僕の隣には、小麦色したビキニ姿の美しい彼女が、太陽の光を眩しそうに避けている。
 僕はすーっと立ち上がり、エメラルドグリーンの海へと向かう。

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日本縦断3000km

15/09/23 コメント:0件 つつい つつ

 じゃがいもの収穫が終わった。今年は長雨が振ったりして、一時は売り物になる程大きく育たないんじゃないかって心配した。でも、収穫したじゃがいもは、少し小振りだけど、ちゃんと農協に卸せるサイズだった。
 俺は首にかけていたタオルで額の汗を拭いひと息つくと、隣で嫁の美佳もほっとした様子で俺を見ていた。農業は自然との勝負だ。毎年収穫期に思うことは嬉しさよりも今年もちゃんと育ってくれてありがとうって感・・・

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沖縄のカエル

15/09/21 コメント:0件 runaruna

波の音が聞こえるほら、貝殻に耳を当てて聴いてごらん。聴こえるでしょう さざ波は砂に覆いかぶさり海は太陽を浴びた。空は星を光らせ夜は月を照らした。 夜風に吹かれながら走った。真っ暗闇をただただ ひたすら真っ直ぐに走った。行く当てもないのに海は青い色彩をキャンパスに塗った空のパステルブルーを雲を塗り潰すように描いた君は本当の空を知らないの?うん本当の海を知っている?海なら解る。海は恐ろしいほど青かった・・・

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空手道

15/09/16 コメント:0件 パキラ

「武縁」という言葉がある。武術の稽古によって生まれるめぐりあいのことだ。

運命のめぐり合いなんてロマンチックな言葉は使えないけれど、武縁と変えれば邪な思いが昇華される気がして。

ずっとこの言葉を使っていた。


僕が沖縄の那覇市にやってきたのは小学生の頃だった。東京から知らぬ土地に飛んできてここで暮らすと言われた時に初めに表れたのは戸惑いだ。気温が違っ・・・

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斜面の夏

15/09/15 コメント:0件 正午の水族館

 森の奥深い場所にある遊水池。激しいのどの渇きを覚えて茂みに分け入るうちに、少年と少女はその谷間にたどり着いた。
 岩肌の水を口に含みながら、薄暗さに慣れてきた目で周囲を見渡すと、斜面の中腹に人が寝泊まりできるほどの小屋が建っている。ロッジ風の頑丈な造りで、狭さを我慢すれば長逗留できそうである。
 食料は十分にあるし、急いで帰る理由もない。
 この偶然を見捨てるのが惜しくなり、2・・・

1

それでも今日もめんそーれ

15/09/13 コメント:2件 高木・E・慎哉

染みついた赤い血潮を僕は拭き取っていた。
実は、沖縄で殺人事件があったのだ。

何ー?という展開である。
僕は、あまり記憶がなかった。
なぜ、今沖縄にいて、Tシャツにビッショリついた血を手で拭っていた。

こんなにも、沖縄の夏は暑かった。
それなのに、僕は背筋も凍るような殺人現場に直面していた。
「僕、何かしたかな?」

自分でも、・・・

2

沖縄風

15/09/10 コメント:2件 W・アーム・スープレックス

帰宅した友也は、玄関に入るなり、廊下から漂ってくる匂いに鼻をひくつかせた。
「ゴーヤチャンプルだね」
キッチンにいた妻の理恵は、
「わかる」
「そりゃわかるさ。きみの十八番じゃないか」
毎年、ゴーヤの出る季節になると、必ずといっていいほど食卓に上るこの料理を、友也も楽しみにしていた。
妻の作るゴーヤチャンプルは卵と豆腐とゴーヤの味がほどよくミックスされて、ほんと・・・

1

狭山を沖縄だと言い張る男の話

15/09/07 コメント:2件 るうね

「ここは沖縄だ! 沖縄だぞ!」
 とある公園で、一人の男が叫んでいる。
「やあ、イリオモテヤマネコだ。珍しいなぁ」
 どう見ても、普通の三毛だ。
「やあ、これが有名な屋久杉か」
 ヒノキだ。
「ちんすこうが美味いなぁ」
 ちんすこうだ。
 はっきり言って気味が悪いことこの上ないが、警官である以上、高松は男に声をかけざるを得ないのだった。
「あの・・・

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歓声は、はるか遠く

15/09/07 コメント:2件 るうね

 もうどれぐらい、ここでこうしているだろう。
 すみ子は小高い丘の上から、海を眺めていた。夕日が水平線に溶けていく様子を、ただ眺めていた。宵闇が、足元から忍び寄ってくる。風は涼しい。
 こうしていると、かつて、ここで米軍との激しい戦闘があったことが嘘のように思えてくる。
 遠くから、歓声が聞こえていた。
 ふと。
 足音が聞こえて、すみ子はそちらを振り向いた。背広姿の・・・

2

沖縄に行きたい

15/09/07 コメント:0件 こぐまじゅんこ

 わたしは、林ふうこ。小学三年生だ。
 七月のはじめに、テレビで、沖縄の海をみてから、沖縄に行ってみたくてしかたがない。

 うちは、中華料理屋さんだ。
 お父さんが料理を作って、お母さんが手伝っている。
 お昼になると、近所のサラリーマンが、わんさかやってくる。
 お父さんの中華は、おいしいって評判なんだ。
 でも、わたしは、毎日毎日、お店の残り物ばっか・・・

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戦争を知らない私達

15/09/07 コメント:2件 海見みみみ

 夏休み。私達一家は親戚の暮らす沖縄へ旅行に出かけた。沖縄に行くのはこれが初めての事だ。私はワクワクとしていた。
 ただ一つ、私は憂鬱に思っている事がある。小学校の夏休みの宿題。その中の一つに『お年寄りから戦争体験を聞く』という物があったのだ。
 戦争なんてよくわからないし、話を聞くのも面倒だ。でも小学校の宿題は絶対にやらないと先生とお母さん達に怒られる。私は渋々宿題をこなしていく事に・・・

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