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第六十一回 【 自由投稿スペース 】

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ
投稿期日 2015/08/03〜2015/08/31
投稿数 15 件
賞金
投稿上限文字数 10000
最大投稿数
総評

投稿済みの記事一覧

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柏木 譲

15/08/26 コメント:0件 轟 進

 急いで乗り込んだ車両にアイツはいた。
 俺はどこにでもいる普通のサラリーマン。
バリバリのタイプではないが、それなりに上手く毎日に馴染んでいる。
同期は俺を含めて三人。アイツはその内の一人。えらくふくよかな体型で季節を問わず湧き出る汗、物静かで口数少ない陰気な男。
そう。柏木譲だ。
 満員の車内でアイツは岩のように腰を据えてはいるが、やや控えめに座っている。
・・・

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送り火2

15/08/26 コメント:0件 リードマン

この脳髄は灰色の夢を視続ける。

ホテルでのリリスとの充実した一夜を終えて、オレは沢山の事を知った。彼女は二人の思い出について語りたかったが、また飽和状態になる愚を恐れて、最低限の事のみを語った。

「我ながら酷い男だな」
「そうでもないんじゃない?」

曰く、オレは闇から生まれた原初の人間であり、孤独に耐えかねてリリスというパートナーを作ったものの、臆病・・・

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送り火

15/08/25 コメント:0件 リードマン

この眼球には火葬が焼き付いている。

あの日からオレは、うかつに目を開けられない人間になっちまった。村中に散らばった皆の亡骸を弔った夜。闇の中、送り火をじっと見つめていたオレは、その炎が消えてくれない事に気付いたんだ。瞳に焼き付いた炎はオレの意思とは無関係に重なった対象を数瞬で焼き尽くす。危険な力だ。そうして、オレは生きていく為に、殺人鬼になるしかなかったんだ。

生まれつ・・・

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カラフル水墨画

15/08/25 コメント:0件 ハヤシ・ツカサ

「ハッ!ハッ!ハーッ!」
 テレビでは、女子高生らによる『パフォーマンス書道』の様子を放送している。
 映画にもなったこの書道法は、従来の書道の枠を超えた、彼女たちの若々しさと古風な書道がベストミックスされ、床に置かれた畳大の書道用紙に走りながら大きな筆を持つ彼女たちの姿が感動を呼ぶ。
 高校を卒業後、自分探しの真っ只中であるプータロー・翔は、たまたまこの番組を観たことをきっかけ・・・

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『美麗眼の巻』眼球紳士・短篇集02

15/08/21 コメント:0件 海見みみみ

 これは様々な眼球の眼球による眼球のための物語(フィクション)である。



 僕の名前は眼球紳士。名前の通り、世界一の眼球コレクターだ。僕の屋敷には大量の眼球が、特別に調合された薬剤に浸かり、保管されている。
 なぜ眼球を集めているのかって? そんなの決まっているじゃないか。眼球が美しいから。ただそれだけだ。
 今回はそんな僕の眼球コレクションの中から一つ、・・・

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『電気眼の巻』眼球紳士・短篇集01

15/08/20 コメント:1件 海見みみみ

 これは様々な眼球の眼球による眼球のための物語(フィクション)である。



 僕の名前は眼球紳士。名前の通り、世界一の眼球コレクターだ。僕の屋敷には大量の眼球が、特別に調合された薬剤に浸かり、保管されている。
 なぜ眼球を集めているのかって? そんなの決まっているじゃないか。眼球が美しいから。ただそれだけだ。
 今回はそんな僕の眼球コレクションの中から一つ、・・・

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休憩時間

15/08/18 コメント:0件 まが

無糖ミルクコーヒーにガムシロップを入れて飲む。苦いのは苦手だが甘いコーヒーは私の活力になっている。右足を上にして足を組むソファで姿勢が少し斜めになりながらその体勢を直す。
イヤホンでいつもの音楽を聞きながら飲む。

今日は17時から休憩、特にすることもなく晴れていれば外を歩く。何を見るわけでもないのに。
音の切れ間に笑い声が聞こえる。
羨ましいとも思うことなく雑音の1・・・

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ケンリョウ

15/08/14 コメント:0件 ヤマハ

 近辺の森にて、学問的事情から(危険の少ない範囲において)熱心な自然研究を行っていた。
 原形質の採集が主な目的なのであるが、いっそ何もかも死に絶えて欲しいよ。
 おっと失礼!ピンセットとピポットのみを用いたアバウト作業につい弱音を、聖ヨハネを塩辛みたく吐いてしまった。
 俯瞰してごらんよ。木の葉を隠すには森の中。微小な細胞を広大な自然から拾い集める一人の男の姿が見えるか。それが・・・

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漢字一文字の旅 連載40

15/08/11 コメント:4件 鮎風 遊


 旅はなにも距離を彷徨(さまよ)うものではない。
 脳の中でも歩ける。

 旅は道連れ、世は情け。 
 皆さまからの熱い情けを受けて、連載10で煩悩の数108漢字を終えました。
 そして、連載11より再スタートさせてもらいました。
 これからも御一緒に、果てることがない旅が続けられたら嬉しいです。 

 この〈自由投稿スペース〉で、お付き合い・・・

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青い空と緑の地平線

15/08/11 コメント:1件 松山椋

 ――きっかけですか?
 僕のきっかけといっても大したものではないですよ。
 平成二年七月二十七日の午前中に、僕はこの世に生まれてきました。これが最初のきっかけですかね。父、母、妹、おばあちゃん、おじいちゃん。そして友人にたくさん愛情を注がれながらここまで歩んできました。
 さて、本題に入ります。
 そもそも少年時代は野球少年でした。しかし野球は運動神経の鈍い僕がやるスポー・・・

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いびき

15/08/09 コメント:4件 メラ

「何度本気で首絞めてやろうかと思ったことか。数え切れないわ」
 母はワインを飲みながらそんな事を言う。最近母はワインが好きだ。でも味もへったくれもないようで、ただ飲みやすい甘口の白ワインをがぶ飲みして、酔っ払ったらさっさと寝てしまう。今日もその内ころっと布団に入るのだろう。
「あのいびき。よくまああれだけ人に迷惑かけて本人は平然としていられるもんね」
 父のいびきを思い出し、母は・・・

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肉包--情书--樱花满天飞(中国語版)

15/08/07 コメント:1件 j d sh n g y

※日本語版も近日中に翻訳、公開予定。

李峰搏在便利店买一个肉包。
他在路上随便坐着吃包子。
--把热气腾腾的肉包撕成小段--把情书哧哧地撕碎--
那封情书是被我自己撕破的。
李峰搏吃包子时,ö・・・

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できるものなら

15/08/05 コメント:0件 三条杏樹

銀行からすべての預金を引き出した。それを茶封筒に入れてそっと撫でた。
上京する交通費だけを抜き取って。


今の恋人の家は、電車で20分のところにある。通い慣れたそのマンションを訪れると、笑顔で玄関の扉を開ける彼がいた。

あいつとはまるで違う。同じ男とは思えないほどの優しい人。こんなにも愛されていながら、私は心の底では彼をまだ信じていなかった。
いつか、・・・

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中学校の頃書いていた小説もどき

15/08/04 コメント:0件 オニャンコポン

白の都。空気が透き通り青々とし山々に囲まれた自然豊かな国。

この国は力が弱く戦をしても負けてしまう。そんな国を美しいお姫様と国王が統治している。レグルス帝王は熟知しておりその軍事力の弱さを利用し、偽の契約書を国王に書かせ刻印を押してしまう。騙された王は腹を立て帝王を倒そうとするが逆に倒されてしまう。

王の訃報に市民や兵士たちはひどく悲しむ。この事は隣国まで広まる。

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難攻不落

15/08/03 コメント:0件 W・アーム・スープレックス

何百と何千という超ド級宇宙船がならんでいる光景をみると、さしもの広大無辺な宇宙空間といえども、せまく感じられるほどだった。
最初は、わずか数隻の、それも小型船どうしの遭遇にすぎなかった。
その小型探査艇ハルカ号にのっていたヤマガタ船長こそ、いまや東軍団の総司令官として全艦隊の指揮をとる立場にあった。
「あれから30年がたった」
述懐気味にヤマガタはつぶやいた。
どこの・・・

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