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リレー小説 【 相談屋ケイジロウ 〜新宿編 A】

リレー小説【相談屋ケイジロウ】の第二話です。

@入賞作品は一篇
A【相談屋ケイジロウ〜新宿編@】入賞作品を継ぐ内容のものを応募ください。
Bどなたでも投稿可能ですが、入賞経験者の作品のみ選考対象になります。ご注意ください。

前回入賞作品『新宿バッハ』http://www.jiku-monogatari.jp/entry/?mode=disp&key=5206&lid=&sort=&word=C150225113821&page=1

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説であればスタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

入選作発表日 2015/07/21

※同一投稿者からのコンテストページへの投稿作品数は2〜3作品程度とさせていただきます。
※R18的な暴力表現・性描写はお控えください。
※二次創作品の投稿はご遠慮ください。
※「極端に短く創作性のない作品」「サイト運営上不適切な内容の作品」は削除対象となりますのでご了承ください。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ
投稿期日 2015/05/25〜2015/06/22
投稿数 9 件
賞金 5000円(一篇のみ)
投稿上限文字数 2000
最大投稿数
総評

入賞した作品

4

【点と点、ふたたびつながる】ケイジロウの過去

15/06/17 コメント:5件 そらの珊瑚

「あらら、派手にやったわね、義兄さん」
「いてて……もっと優しく出来ねえのかよ、ヨリちゃん」
「ふん、男に優しくしたら、つけあがるだけでしょ」
 ホテルの地下駐車場に停めた車の中、ケイジロウからの電話でかけつけた助手の依子がその顔の傷の手当てをしている。依子の愛車、緑のミラ・ジーノ。イギリスのミニ・クーパーを模したデザインがウケて発売して15年だが意外と愛好者がいる。大柄なケイジ・・・

1

新宿バッハ

15/05/25 コメント:0件 時空モノガタリ

男が放った右ストレートの強烈な一撃が、ケイジロウの顔面を打ち抜いた。どうやらこの男は打撃系の格闘技をやっているらしいと気付いたのは、ケイジロウが後方に吹き飛び、壁に背中を打ちつけた時だった。一見すると男は普通のサラリーマンにしか見えなかったので、完全に油断していた。
 男は息もつかさず蹴りを放つ。ケイジロウはそれを避けるべく、コンクリートの床を前のめりで転がった。なるほど、スーツ姿でスニーカ・・・

投稿済みの記事一覧

5

殺人メロディ

15/06/22 コメント:5件 泡沫恋歌

「よし。これならいいだろう」
 京王プラザホテルのトイレでケイジロウは身なりを整える。
 先ほどの新宿駅の地下駐車場の乱闘でスーツが埃まみれになった。手と顔を洗って、髪を撫でつけたら、なんとかパーティ会場に入れる風体になった。
 卸したてのスーツをズタボロにしたら、助手の麦丘依子から大目玉を喰らう。相談屋ケイジロウの看板を掲げているが、事実上の経営権は依子が握っている。ケイジロウ・・・

0

新宿バッハ(2)

15/06/22 コメント:0件 ケイジロウ

「ブラボーブラボー、ハッハッハッ。まだ腕は衰えていないようだな」
パチパチと手を叩きながら男が新宿駅地下駐車場の柱の陰からゆっくり姿をあらわした。
暗くて男の顔がはっきり見えたわけではないが、ケイジロウはその男の声を聞き、久しく耳にしていないにも関わらずその声の所有者が誰のものかすぐに分かった。
「馬場さん?やっぱり“新宿バッハ”は馬場さんのことだったんっすね?あのゴリラにオレを・・・

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新宿婆(バッバ)

15/06/21 コメント:0件 坂井K

『新宿バッハ』そんなヤツ、ケイジロウは知らない。知っているのは『新宿婆(バッバ)』――新宿西口に店を構える占い師である。新宿に住んでいて、彼女の名を知らない者はない。齢七十を優に超えているようだが、正確な歳・出身地などは誰も知らない。良く当たると評判で、顧客には経済人・政治家・スポーツ選手・芸能人らが名を連ねている。

「あの人が、なぜ俺を…?」
 呟きながら、ケイジロウは車のド・・・

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逃走

15/06/17 コメント:2件 五助

「浪速のモーツアルトやったら知ってるけど新宿バッハは知らんわ。ケンジロウさんは知ってるの」
 ケンジロウは助手の麦丘依子に携帯で連絡を取り、駐車場で襲われた事を伝えた。
「この前行った二丁目の店が、そんな名前だったような」
 思い出そうにも靄がかかったかのように不鮮明である。ただ、何かじゃりじゃりとした感触を思い出し、だらりと冷や汗が出た。
「どんな店いっとんねん!」 

7

G線上のアリアはあるのか?

15/06/17 コメント:7件 草愛やし美

「お待たせしました」
 令嬢が話しかけるのに全く気づかなかった、ボディーガード失格かも。真摯な顔で苦笑いを隠しながら「お車の用意できていますよ」と答えた。何しろ令嬢なのだから相手がまだ小学生でも大人の対応をしなければと緊張していたはずだった。だが、頭の中はさっき地下駐車場での争いの時に男が吐いた言葉「新宿バッハ」のことでいっぱいだったのだ。

「私、バッハの練習曲は苦手なのケイジ・・・

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目指せ!クイズ王〜相談屋ケイジロウ 新宿編〜

15/06/13 コメント:1件 冬垣ひなた

大広間にずらりと机が離れて並ぶ、その数は100を越えるだろう。学校で使うようなパイプを使った華奢で小ぢんまりした作りだ。
その椅子に正装姿の男が大勢、身を縮めるよう座り一心不乱に何か書きつづっている。
『お嬢様争奪杯 1000問クイズ』。
辞書のように分厚い問題集の表紙にはそう書かれている。
そしてけたたましいベルが鳴り響くと同時に、男たちは紙の束をアシスタントの女に渡す。・・・

1

渦中へ

15/05/31 コメント:2件 クナリ

 ボディガードまで付けられている自覚があるのか(ないのだろう)、深窓の令嬢となるべく育てられたはずの少女は、真っ青なドレスを翻してケイジロウを軽々と飛び越えた。
 京王プラザホテルの、パーティ会場に続く廊下である。
 それを追って、ケイジロウが砲弾のように駆け出した。
「お嬢さん、止まりな! 今日は跳ねっ返るのはよすんだ! 奇妙なことが起きてる!」
「私に命令しないで! あ・・・

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