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第五十三回 【自由投稿スペース】

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ
投稿期日 2015/03/30〜2015/04/27
投稿数 12 件
賞金
投稿上限文字数 10000
最大投稿数
総評

投稿済みの記事一覧

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新幹線の親子

15/04/13 コメント:2件 メラ

 先日、京都まで行った帰りだ。取材がてら、遊びがてら。京都に一泊した。
 こうしてたまに家族から離れ、一人旅をするのが僕の楽しみでもある。毎日毎日、同じ顔をつき合わせて、同じような内容の一日を繰り返すのは、どうも僕の性分じゃないようだ。ただ飽きっぽいだけと言われればそれまでだけど。
 僕は空いていた自由席の窓側に滑り込むように座り、列車が発車すると同時に缶ビールの栓をあけた。京都から名・・・

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占い師奥野と相性プログラム

15/04/12 コメント:0件 11doors

新聞社の事務職で働く川口美津江は、占い師奥野の自宅を訪ねた日、持病の心臓病で倒れ、それをキッカケに彼のマンションに住み続けている。美津江の同僚である丸山君子は美津江の部屋に宿泊することに…

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美津江と丸山君子は、以前、奥野の妹が使っていた部屋に、布団を敷き、ガールズ・トークを展開している。彼女た・・・

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僕がいた。

15/04/08 コメント:0件 三条杏樹

頭のいい弟。
運動のできる兄。

僕はその真ん中で、いつも兄弟たちと比べられていた。
これといって得意なこともなく、運動も勉強も並。当然、両親は出来のいい子供をよく褒めた。

お母さんは綺麗。
お父さんは会社で偉い。

「なんでお前は普通なの?」

兄からそう言われたとき、首をかしげた。

「普通はだめなの?」
「・・・

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静寂

15/04/08 コメント:0件 亜子

神聖な静寂

宝庫から湧きいずるひかり

星空はまたたき

精霊の声が聞こえる

天の幕屋は空高くにかすみ

人々は甘き眠りに誘われる

湖の流れは書架を映し

ランプからの灯りが水面に反射する

神々が宿る書物に

手を繰る人の指は

この世で最高の宝物に触れようとするかのよう・・・

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マナー

15/04/08 コメント:0件 亜子

pさんとのトラブルが過去にあった。
ルールやマナーについてであった。
迷惑かけないでっていう私と
迷惑だと思わずにどんどんかけろ!っていうpさんと。
マナーってなにか考えるきかけになった。
ヤフー知恵袋で
ルールは破ってもマナーは守る派と粋で道理をわきまえた守らない派に分かれた。
私はどちらもうなずけると思ったけど
やはり決まりは守る派に属している。・・・

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宅配ドライバーの業務日報

15/04/07 コメント:0件 naruzo


 チャイムを鳴らすが、なかなか応答がない。電話もしたが出ない。
 諦めて帰ろうとすると玄関の戸がゆっくりと空いた。そして、腰の曲がった老女がゆっくりと顔を覗かした。

「どなたですか?」

「宅配便のものですが」

「宅配便? 私にお届けもの?」

「いえ、お荷物をお預かりに参りました」

 老婆は、少し考え思いだしたように・・・

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引越しアルバイトの思い出

15/04/07 コメント:1件 メラ

 もう十五年以上前のことだが、僕は金欠になると引っ越しのアルバイトをやった。ちなみにあの頃は若い男の大半がそうであるように、慢性的な金欠だったので、引っ越し屋のアルバイトはよくやった。
 僕を知らない人のために言っておくが、僕は今も昔もかなり体型は痩せている。高校生の頃から、三十代中盤を過ぎた今も体重は変わず、体脂肪率は8パーセント以下だ。アスリート並みの数値だが、筋肉もないのだ。本当に痩せ・・・

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will0

15/04/05 コメント:2件 リードマン

またここに来てしまった。世界と世界とのハザマ、その奥にある都市アルカディア。
“剣”を持つ者達との抗争を要約終息する事に成功。今、平行世界は“剣”達が競い合う時代から脱したといって良い。“秩序と混沌”の戦いは“混沌”の勝利。各世界はそれぞれの“主人公”達の“混沌”という名の自由を得たのだ。
戦いは激しい者だった。ハザマでは皆が際限なく力を解放してあらそったのだから。流れ弾のいくつかがあ・・・

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相談屋ケイジロウ 新宿バッハ2

15/04/05 コメント:5件 メラ

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「この街も変わっていくのかな」
 ケイジロウが歌舞伎町の繁華街をぼんやり歩きながら言った。今からもう七年ほど前のことだ。
「いや、変わらないよ」
 サトウが言った。皆彼のことを『サトウ』と呼ぶが、本当の名前は誰も知らない。噂によると両親は台湾人だと言うが、サトウ自身は日本で生まれ育っているので、見た目はもちろん、こうして話していても日本人と何も変わらない。<・・・

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公務員に成れなかったコックローチ

15/03/31 コメント:4件 島中充

気が付くと四角い格子の箱に入り県庁の広場にいた。衣服を脱ぎ棄てパンツ一枚になりこげ茶のタイツをはき、広げると蝙蝠のようになるこげ茶色の大きな布を両手に巻き付けていた。周囲を人々に取り囲まれ、指さされ 若者はみんなから笑われていた。地面にへばり付いている巨大な人間の顔を持つコックローチに変身していた。一体どうしてこんなことに成ったのか。頭は薄ぼんやりとして、仰向けによだれがひっきりなしに出た。そうだ・・・

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カレはどっちの門から? ― I want to care for you.

15/03/30 コメント:2件 月下遊魚

『 貴方の中にお邪魔してもいいですか? 』



 その言葉が背中に刺さったのは梅雨の始まりの午後。


―― 生きてる意味あんのかな


そんな感情が蓄積した頃だった。数ヶ月前から私の世界はモノクロ。新聞だってカラー紙面が普通になっているのに、朝も夜も、晴れでも雨でも、寝ても覚めてもモノクロの世界。感触、匂い、味。全てに色味が無い。

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ブリキの風ぐるま

15/03/30 コメント:2件 W・アーム・スープレックス

 遠い日の記憶だから、あいまいにぼやけているのはしかたがない。
 おまけにそこに私の空想がまじったりするのでますます、あてにならないことはなはだしい。
 しかし、私がまだ小学生だったころ、たしかに家のちかくに、彼がいたことはまちがいなく、そしてその彼がブリキ屋の息子だったこともまた、疑いようのない事実だった。
 彼の名は、愛田友樹といった。
 店の屋号が『あいだ屋』で、私の・・・

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