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第二回OC【 馬 】

第二回OCコンテストオーナーテーマは【馬】です。

コンテストオーナーをやらせていただきます、そらの珊瑚です。
このような大役が私のような者につとまりますか不安はあるものの、
時空モノガタリのさらなる発展に微力ながらも力になれればと
頑張る所存ですので、どうぞ宜しくお願いします。
  
 
「馬」は2014年の干支です。
 動物の馬はもちろん、馬を想起させるものならOKです。
 みなさまの投稿をわくわくしながらお待ちしています。
  
 コンテストオーナー:そらの珊瑚
 賞名:珊瑚賞
「珊瑚賞」発表日:2014年3月3日


ステータス 終了
コンテストカテゴリ ヒト・モノ・イキモノ
投稿期日 2014/01/06〜2014/02/03
投稿数 26 件
賞金 なし
投稿上限文字数 2000
最大投稿数
総評

入賞した作品

6

馬「昨日、助けていただいた馬です。」 俺「う、馬が喋った!?」

14/02/03 コメント:15件 平塚ライジングバード

馬「ヒヒーン。ヒヒーン。」
俺「遅ぇよ!!喋れるのは分かってんだよ。」
馬「すまんウマ。お騒がせしたウマ。」
俺「急に変な語尾をつけなくていいから!!で、何の用?」
馬「昨日助けていただいたお礼をしにまいりました。」
俺「え…!?俺、馬なんか助けた覚えないんだけど。」
馬「ええと…。昨日、誰かを助けたりしませんでしたか?」
俺「敢えていうなら、電車の中でお・・・

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深林、駆けるは灰色の馬

14/02/03 コメント:4件 タック

 体を揺らす振動に、少年は目を覚ました。続いて感じたのは背中を包む温もりであり、背後から回された腕の細さであった。骨ばった腕は少年の体を両側から支えるように伸び、黒光りした太い紐を握っている。その先では筋骨隆々とした灰色の太い首が、鼻息を漏らしながら激しく上下に動き続けていた。尻を突き上げる律動。少年は自分が馬に乗せられていることに、まだ覚醒の成らぬ胡乱な頭で思い至った。
 
 眠気に・・・

2

変態

14/02/02 コメント:5件 都然草

「狂おしいほどに、君を愛してる。何人も僕らの仲を引き裂くことはできない…。」
僕は彼女を間近に引き寄せ、キスをして抱きしめる。
ああ、柔らかい。あまり力を入れると壊れてしまいそうで、僕はこの手を緩める。
素晴らしい夜だ。こんな夜が続くのなら、もう朝なんていらない。彼女の白く細い脚に僕の足を絡め、そのまま眠りへ落ちていった…。

そして、
朝起きると、
彼女・・・

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ひだりうま

14/01/07 コメント:6件 かめかめ

 美代子は左手でもてあそんでいた舞扇で、ふと汗ばんだ襟元をあおいでみた。宗家に見つかればどれだけ叱られるかしれない。虫の居所が悪ければ「破門だ!」と怒鳴りつけられるかもしれない。
「それもいいのかな」
 ひとりごちて美代子は稽古場の柱に肩をもたせ掛けた。

 小さな流派だ。宮部流というのは。
 片田舎に残る土着の地唄舞。
 宮部村に住むもの意外で宮部流の名はおろ・・・

投稿済みの記事一覧

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『私』の境界線

14/02/03 コメント:9件 alone

目の前に一頭の馬が立っていた。馬は赤毛で、全身が筋肉であると錯覚するような、よく引き締まった身体を持っていた。
私は馬と目が合った。すると馬は語りかけてきた。
「君はここに居てはいけない。もうすぐ『死』が来る」
おそらく馬はただ嘶いているだけなのだろう。しかし不思議とその声は、私のなかで人間の言葉に変換されていた。
「君は逃げなければならない。さあ私に乗りなさい」
馬・・・

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意外な守護者

14/02/01 コメント:2件 石蕗亮

 私は魔法使いの弟子である。
今日も今日とで師匠の経営する喫茶店で師匠の友人の悪魔にからかわれながら修行の毎日である。
その日はやけに講義にのめり込んでしまい、気が付くと外は闇の帳を下ろしていた。
「急いで帰らないと!」
慌てる私を制止して師匠と悪魔ザランブールは店の窓から外を眺めた。
私も一緒に外の景色に目を向けると闇の中に白い靄が漂っていた。
「煙霧だな。」・・・

2

一人酒

14/02/01 コメント:4件 ゆえ

「っかぁ〜、この日本酒たまんない。また店長が作る揚出サイコー!これにはやっぱり日本酒だよね。」真美はカウンターで仕事帰りの安らぎの時間を味わっていた。
一日、仕事で追われている真美にとってはこの居酒屋のカウンターで過ごす時間が何よりも幸福な時間。アツアツの揚出を口に頬張って日本酒を煽る。
口の中に広がるスッキリとした味わいの中から生み出される揚出とのコラボレーション。
一人でその・・・

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部下の馬面

14/02/01 コメント:4件 欽ちゃん

【出会い】
営業部第二課
ひたすらピンポンして、無農薬野菜を定期購入していただくお客様と契約を取るのが俺の仕事。
社会人になって2年目。
俺にも初めて部下ができることになった。

社長が連れて来た新入社員

なるほど。まさに新入社員。
磨かれた革靴。シワ一つない新品のスーツ。ピシッと伸びた背筋。身長は180cmくらいだろうか。
うん、好印・・・

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ファンタスチカの瞳

14/02/01 コメント:7件 光石七

 脚が折れた馬は安楽死させられる――。左腕が元通りになることは無いと知った時、そんなことを思い出した。

 世界的なバイオリニストの父とその教え子の母。二人の間に生まれた私は、物心つく前に既にバイオリンを握っていた。子供の頃から数々のコンクールで入賞し、サラブレッドともてはやされた。しかし、世界の壁は厚かった。目指すは世界一のバイオリニスト。ずっと親に言われてきたし、私自身もそれを夢見・・・

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金の桜

14/01/31 コメント:1件 黒川かすみ


 私は馬である。当然、名前など持っていない。
 さて、私は現在、非常に危機的な状況下にいる。追っ手がこちらまで迫ってきているだ。さらに私の左脚を見ていただきたい。感触からすると金属の何かが、私の脚にあるのだが、これはおそらく人間どもの仕掛けた罠だろうと思う。というか、こんな姑息な物を使うのは人間しかいない。傷のせいか、なんだか意識が朦朧としてきた。
 ……と、追っ手の足音が聴こ・・・

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【 雑記 】ペガサスの話

14/01/31 コメント:11件 泡沫恋歌

 皆さんはペガサスのお話をご存じですか?
 ギリシャ神話に登場する背中に翼を持つ天馬のことです。ペガサスは天空を縦横無尽に駆けまわる美しい白馬ですが、気性は激しく、乗る者を選ぶといわれており、人間は誰も近づけようとせず、乗ろうと挑戦した者をことごとく振り落としたとされています。
 女神アテナが黄金の馬勒をつけることで、ようやくペガサスをコントロールできるようになったという伝説の馬です。・・・

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メリーゴーランド

14/01/30 コメント:7件 黒糖ロール

 あてもなく車を走らせているうちに夕暮れを迎え、気がつけば遊園地に着いていた。車を降り、ワインレッドに薄墨を溶かしたような色の空をミチルとともに、呆けたように見つめた。
 遊び疲れ、帰宅する人々を駐車場で見送った。楽しかったね、また来ようね、といった会話が、ざわざわと空耳の蝶になって、まわりを飛び回っている。
 駐車場を取り囲む外灯たちがいっせいに点灯した頃になって、ミチルが口を開いた・・・

7

ロバのパン屋さん

14/01/28 コメント:17件 草愛やし美

 お読みくださる方、もしよろしければ、このyoutubeをお聞きくださればとお願いします。ロバのパン屋さんのテーマ曲です。どうぞ、よろしくお願いします。

   http://www.youtube.com/watch?v3Ck5JKVaGRM#t14



   ♪ ロバのおじさん チンカラリン
      チンカラリンロン やってくる♪
   ・・・

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八ヶ岳乗馬クラブ ベガ号

14/01/27 コメント:2件 リアルコバ

「ねぇ動きたいよ きっともう朝がくるよ」
 そんな風に思ってカツカツと蹄で寝床の藁を掻いていると馬屋の扉がガラガラ開くんだ。
「おはよ」 そんな声を聞き流して僕はまだ夜の明けきらぬ牧場に駆け出して行く。冷たい空気が体を包み鼻からも口からも白い息がでると身震いせずには居られない。まだ星が輝く山の天辺と蒼白く開けて行く谷側の空「ヒヒーン」ゆっくりと白樺の木が黄金色に染まり出すと、《ドサ・・・

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メリー・ウィドウ

14/01/23 コメント:20件 朔良

 久しぶりに会った悪友たちに「今日は飲まない」と言ったら、疲れてるのかと気遣われ、「明日早いし」と答えたら、槍でも降るんじゃないのと不審がられ、「牧場に馬を見に行く」と白状したら、どうかしてると笑われ、「別に馬が好きなわけじゃないけど」と付け加えたら、馬鹿じゃないのとあきれられた…後で真顔で心配された。
 まったくもってそのとおり。今の私は、疲れてるし、どうかしてるし、馬鹿みたいだ。でも絶対・・・

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ウマノキモチ

14/01/23 コメント:2件 みや

子・丑・虎・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
どうして僕が十二支の七番目なのかって?

そうだね。確かに僕が本気で走ったら時速60kmくらいだけれど、さすがに前日から出発していた子さんや丑さんにはかなわない。
とても速い虎さんや空を飛ぶ辰さんにもかなわないけれど、卯さんや巳さんには勝てそうだもんね。

僕は争いが嫌いなんだ。一番になれなくてもいい。
平和・・・

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馬泥棒

14/01/22 コメント:1件 五助

 草原を赤く夕日が染めていく。
「兄貴、日が暮れてきましたぜ」
 背の低い男が馬上で言った。
「急ごう」
 こちらは細身の男で同じく馬上にいる。二人は兄弟ではない村のごろつきである。馬泥棒の話を聞き、馬主に取り返してやろうと話を持ちかけた。もちろんただではない。最初は馬の売値の三分の二、最終的に売値の半分で落ち着いた。ただし取り返したらの話だ。二人は手早く旅支度を済ませ馬泥・・・

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口の悪い親方だった・・・

14/01/21 コメント:2件 リードマン

私は子供頃から大便をうっかり外でしてしまう事があったので、幼少の頃より私を知る師匠は、私の事を“たれ蔵”などと呼んでいた物だ。何処かで聴いた話だと思われるかも知れないと思われる方々も多いだろう、そう、親分もまた、私に全力を見届け、安心して逝かれてしまわれたのだから、私がまだ、仏としての考え方を改め、千手のようにと心かけた時、私はまず、白くて小さな、それでいてサラブレッドとして生まれたのだ。母と会う・・・

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エクレウス号

14/01/19 コメント:7件 鮎風 遊

 しゃ〜ん、しゃ〜ん、しゃ〜ん。
 馬鈴を鳴らし、草原を抜け、丘を越えて行く花嫁。
 白練帽子(しろねりぼうし)に紅裏白綸子(もみうらしろりんず)の打掛、下は白袴。その上に、赤子を背負って馬に跨がっている。どう見ても奇妙だ。
 それにしても一体どこへ行くのだろう?
 可笑しなことだが、当の本人は知らない。しかし、馬は百も承知、この道は冥府へと続いていると。

 ・・・

1

ある馬との旅の果て

14/01/18 コメント:4件 四島トイ

 草原は今、一面が真っ白な雪に覆われていた。
 いや本当に白いのだろうか。
 太陽の光が乱反射し目が痛い。地面が光を放っているかのようだ。
 目を上げれば、昨晩は猛吹雪などありませんでしたよね、と誤魔化すように晴天が広がっている。遠景に、包丁を入れたケーキのような山の絶壁が見えた。
「……きっと誰かに生かされてるんだな俺達は。なあアミナス」
 ぶるる、と手綱の先の馬が・・・

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青い馬

14/01/14 コメント:11件 yoshiki

 僕がその馬を見つけたのは駅の近くだった。深夜に近い頃、終電に揺られて、会社の新年会の帰りに若い仲間と三次会まで盛り上がって、駅からふらふら歩いて帰る途中だった。むろん酒が残っているから馬を見ても驚きもしないで素通りするところだった。そして僕の視覚が小さい馬の存在を疑って、再度振り返ってそれを見た時に初めて驚嘆した。
 それは確かに馬だった。子犬ほどに小さく全身がぼーっとして、水銀灯の様な光・・・

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馬にまつわること

14/01/14 コメント:4件 洞津タケシ

 僕は足が遅い。
 うちの中学の陸上部短距離チームで一番遅いし、体育の授業で野球部にも負けたくらいだ。
 それでも、駑馬十駕、いずれは人並みになると思って、3年間やってきた。
「井戸場は何で短距離やってんの」
 時々聞かれるが、速く走れるようになりたかったからに他ならない。
 
「ドバさんドバさん!タイム上がったっすよ!」

 僕のことをドバさんと呼・・・

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馬の生き方

14/01/13 コメント:6件 こぐまじゅんこ

 空の上で神様が、三つの命の玉にききました。
「おまえたちは、地上で馬になるのだ。一つは、走るのが速くて人間たちに楽しんでもらえる競走馬、一つは、人間たちを乗せて運んでやる馬車馬、一つは、人間たちを癒してあげられる動物園の馬にしてやる。それぞれなりたい馬を言ってみなさい。」

 赤い玉だった馬は、競走するのが面白そうだったので、競走馬に。
 黄色い玉だった馬は、人間の役に立・・・

3

黒い宝石

14/01/12 コメント:4件 メラ

 もう冬だというのに、馬達は外に出されている。観光用の牧場だから仕方ないのだろうが、牛なんかと違い、毛の短い馬達は凍えているように見える。しかも、まだ自由に動き回れるならまだしも、頑丈そうな柵に、太いロープでつながれているのだ。それをダウンジャケットやダッフル・コートを着込んだ親子連れが見て喜んでいる。
 車を降りて、僕も馬に近寄ってみる。そろそろ年末。東京から車で二時間もかからないで、こん・・・

3

馬侍

14/01/08 コメント:5件 W・アーム・スープレックス

 なるほど、馬面である。
 しかし、馬面はなにも井野川青舟ひとりにかぎらない。
 高崎藩馬廻り組には十五名の藩士がいたが、その約半分が面長だった。だから井野川をなぜみなが影で『馬侍』と呼ぶかの理由を、その容貌の特徴から判断するわけにはいかなかった。
 今年馬廻り役を任じられた吉本市太郎は、藩の精鋭部隊に入れた名誉を心から喜んだ。主君の身辺を警護する役目上、武勇に優れて身体強健でな・・・

10

二角獣のtestament

14/01/06 コメント:11件 クナリ

「あたしねえ、子供産んで、ほんとによかったと思ってるよ」



母がマンションの四階から飛び降り自殺をした時、僕は十四歳だった。
母は昔から精神に疾患を抱えていて、自殺はそれに起因するものだと誰もが言ったし、それは恐らく当たっていた。
親族にも厄介者扱いされており、父以外にはあまり味方のいない母だったが、弟の謙介叔父さんとだけは仲が良かった。葬式の手伝いに・・・

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