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第二十回 【 自由投稿スペース 】

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ
投稿期日 2013/10/28〜2013/11/25
投稿数 19 件
賞金
投稿上限文字数 10000
最大投稿数
総評

投稿済みの記事一覧

10

黒猫と女

13/11/25 コメント:17件 泡沫恋歌

 女は部屋で黒猫を飼っていた。
 小さな古い平屋に猫とふたりで暮らしている。いつも野暮ったい服を着て、化粧っ気もなく、地味で目立たない、この女はもうすぐ五十歳に手が届く。
 親兄弟もなく天涯孤独な境遇と聞くが、さりとて近所付き合いもなく、ひっそりと息を潜めるようにして暮らしている。

 女の左腕は肩より上がらない。
 酒癖の悪い夫が生きていた頃に酔っ払って暴力を振るわ・・・

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絶食系男子だとお!!(怒)

13/11/14 コメント:0件 リードマン

対人恐怖症の不能どもが!! 一体いくつになるまで人見知りなんざしてやがる!! 誰かといるのがマイナスだと、一人で居た方が楽だなんだと、誤解曲解も甚だしい大馬鹿野郎どもが!! 人と関わる事を恐れるな!! 幸福は其処にあるんだよ!! 小学生かテメェ等は!! 1+1=2は絶対だし、努力次第で奇跡が起こって、いくらだって増えていくんだよ!! 他人に一体何を期待してやがるんだ!! 保護されてねぇのか? アア・・・

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人は死んだらどうなるの?

13/11/13 コメント:1件 堀田実

 ある日のこと。AはひさしぶりにレンタルDVDを借りて来たようだが、どうやら調子に乗りすぎてあまり必要のないものまで借りて来てしまったらしい。根っからの怖がりなのにも関わらず、少し歳をとったからといって怖いものが得意になっていると思ったらしいのだ。生まれながらの性格というのは、その根が深いものほどいつまでも残り続けるというのに。案の定、Aは一人で寝れなくなりBの部屋にとぼとぼとやって来た。
・・・

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暴れん暴将軍夫婦

13/11/11 コメント:0件 リードマン

“義経様、ニルヤの里に帰りましょうよ”

政子が言った。

“あのね、静ちゃん、義経なんていう英雄は陸奥の国で私の手の者に、四天王諸共に殺された事になっているんだよ?”

呆れて私頼朝が言った。

“何を言っているのだか、弁慶も三郎も与一も義仲殿と巴殿さえ、里を守りつつ義経様の帰りを待っているではないですか”

北条政子は鬼嫁である、真実・・・

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完全主義者選手権

13/11/11 コメント:0件 B.D

ただ今より、完全主義者選手権決勝戦を行います!決勝戦の種目は粘土細工であります”
 定時きっかりにアナウンスが流れると、美しい白磁のツボが運ばれて来て、寸分の違いもない位置に置かれた。
「この美しい白磁のツボに寸分違わぬ形をした粘土細工を作っていただきます!制限時間は3時間!それでは参ります!5,4,3,2,1,0!」
「どぅうううーん」とドラの音がならされて競技は始まった。

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フジキチとネネ

13/11/10 コメント:0件 リードマン

“遅いよフジキチ、速く速く、もっと速く!”
私は、必死になって追い掛ける。
“ネネ、まずは話し合おう、少なくとも私には、君の真似事は出来ない”
彼女は、本当に楽しそうに笑う。
“騙されてあげないよ、こんな簡単な事、フジキチなら出来る筈、きっと私よりも上手い筈”
裏山の中心、千年杉までやって来た。僅か三十秒、化物だ……
“ワッ!!”
彼女は大木に触れる事なく・・・

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潜む鬼

13/11/09 コメント:0件 リードマン

私は、二つの名を持っている。明智光秀と豊臣秀吉、この両名が同一人物であるとご存知の方は極僅かであろう。これは、自らを殺し大将軍となった私の物語である。

私は貧しい農家の生まれであった。将来を誓いあった許嫁がいたという点さえ除けば、本当に貧しい少年時代であったと思う。幼い頃から幼なじみでもあった妻の背中ばかりを追いかけていたように思う。我が妻は馬よりも速く、鬼よりも力強く、忍よりも巧み・・・

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三国の物語

13/11/09 コメント:0件 リードマン

全ての場合において、史実として残っているものと、黒歴史として封印された事実とは異なっているものだ。このオレが語る三國志、信じるかどうかはアンタ次第って事さ、それじゃ話を始めようかね。

オレの事は、そうだな、気軽に楽とでも呼んでくれ。……一条じゃあないからな、念の為。戦乱の時代、大陸では魏、呉、蜀の三国が統一を目指して覇権を争っていたんだ。

オレは親友と育ての親みたいな人・・・

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赤ずきん君

13/11/09 コメント:1件 もやしっこ

夏が顔を出そうとしているかどうか迷っているような日に、僕はおばあちゃんの家にお見舞いに向かっている。
薄い布のシャツ一枚しか着ていないから動きやすくて爽やかな気分になれるはずだったんだけど、心配症な母さんが目立つようにと、どこからか取り出した赤頭巾を僕の頭に結びつけたのだ。でも、僕は男なのにという不満も母さんの心配気な顔には敵わないから素直に僕は赤頭巾を被っている。
おばあちゃんの・・・

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進化するパスワード

13/11/07 コメント:7件 鮎風 遊


 高見沢はメール画面を見ながら物思いに耽っている。表情は深刻そう。
 だが、その実は大した話しで悩んでいるわけではない。単に社内メールのパスワードを変更しようかと迷っているだけなのだ。
 セキュリティの観点から、定期的にパスワードの変更が会社から指示されている。

 高見沢は脳が固まり始めた熟年サラリーマン。そのためか、この変更作業が結構面倒。
 それ自体は単・・・

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死に望む

13/11/07 コメント:0件 リードマン

これは、物語でも何でもない、ただの走馬灯、一つの夢に過ぎない。オレ自身の夢なのか赤の他人の夢なのかさえ判らないが、おそらくは、オレの過去の出来事なのだろう。。。

話の始まりは唐突だった、伏線らしきモノは確かにあったのだがある朝目が覚めると部屋の外はまったく別の世界へと激変していたのである。

オレはそれまで若者らしい学生生活をエンジョイしていたのが玄関の外は一面の焼け野原・・・

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その、狭間で  1

13/11/06 コメント:1件 *七*

「お客さん、そろそろ終いですよ」
突然かけられたその声に、ハッとして顔をあげた。
ケータイで時間を確認しようとするも、入れたはずのポケットの、どこを探しても見つからない。
「そんなに慌てんでも大丈夫ですよ。あっこにありますから」
慌てる私をさもおもしろそうに眺めていたその人は、狭い通路の奥を指さした。
たくさんの本がつまる本棚と本棚のあいだ。古い本から新しげな本までそ・・・

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「出逢い」の話

13/11/05 コメント:1件 *七*

これは、とある二人のお話。

ーーーいまはむかし、深い森のなかにひっそりと抱かれる、小さな村がありました。
村は年中まっしろな霧に包まれて、外界から見ればその存在すら忘れられていました。

その村には、わずかながら村人がいました。
老若男女とわず仲のいい村人達と、それを取り仕切る村長
村には小さな川が流れ、木の実や作物も生活する分には不自由はありません。<・・・

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タンポポ

13/11/04 コメント:1件 STAYFREE

 道端に不思議なタンポポが一輪、咲いていた。周りに咲いているタンポポは全て綿毛になったのに、そのタンポポだけは何時まで経っても黄色い鮮やかな花びらを付けている。
 普通は一カ月で一生を終えるはずなのにそのタンポポは二カ月経っても三カ月経っても、みずみずしくて鮮やかな黄色い花びらを付けたままだった。
それに気づいた人たちは奇跡の花だとか、神秘的だとか、新種なのではとか囃し立て、多くの・・・

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漢字一文字の旅 連載15

13/10/31 コメント:6件 鮎風 遊


 旅はなにも距離を彷徨(さまよ)うものではない。
 脳の中でも歩ける。

 旅は道連れ、世は情け。 
 皆さまからの熱い情けを受けて、連載10で煩悩の数108漢字を終えました。
 そして、連載11より再スタートさせてもらいました。
 これからも御一緒に、果てることがない旅が続けられたら嬉しいです。 

 この〈自由投稿スペース〉で、お付き合い・・・

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SHADOW

13/10/31 コメント:1件 Q2Y4

「俺、大学にいくんよ。」

 昇の告白はいつもの帰り道だった。夏至を過ぎて久しく、鮮やかな花は色褪せていた。薄暗く、そしてほんのりと橙色に染まった道に僅かな影を二つ落とし、風は少し冷たかった。
「俺、生まれて今までこん島を出たことはなあ。んで、特段出る意味もわからんかった。」
それは昇も風太も同じだ。風太はすでに、目に熱いものを浮かべている。
「確かに、それで・・・

3

天才少年オサム

13/10/29 コメント:6件 yoshiki

 オサムは天才少年だと言われた。物心の付くころに家にいた飼い犬ゴンの絵を描いたが、これが実に写実的で周りの人達の度肝を抜き、近所でも評判になった。
 小学生に進学したころには、学校の担任の先生の絵を描いたのだが、これまた写真のように正確で細密で独創性も備えていた。もちろん学校では金賞を貰い、県内の最優秀作品に選ばれ、小学生芸術家の誕生と言われた。

 オサムは一度行った場所を二度・・・

2

ガラハウス

13/10/28 コメント:4件 W・アーム・スープレックス

 当たった!
 仲介の不動産会社から届いた封筒から出てきた当選通知をみるなり、ノッくんはおどりあがった。
 なにせ入居確率千分の一。これまで何十回もの落選をくりかえしてきた彼なので、その喜びもひとしおだった。
 モッくんはさっそく、婚約者のネンちゃんに電話した。電話の向こうでも彼女がおどりあがるのが手にとるようにわかった。
 さっそく二人で、仲介の不動産会社ミナスムにでかけ・・・

2

ばら寿司

13/10/28 コメント:5件 こぐまじゅんこ

 庭の金木犀が、よい香りをふわりとさせるようになりました。

 かりんちゃんは、小学四年生。
(明日は、お祭りだ。お母さん、ばら寿司を作ってくれるかなぁ・・・。)
 わくわくしながら、学校から帰ると、すぐにお母さんに聞きました。
「明日、ばら寿司、作ってくれる?」
 お母さんは、
「うん、作るよ。これから材料を買いに行くから、一緒に行こう。」
と言う・・・

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