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第十七回 【 自由投稿スペース 】

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ
投稿期日 2013/09/16〜2013/10/14
投稿数 20 件
賞金
投稿上限文字数 10000
最大投稿数
総評

投稿済みの記事一覧

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伝わる

13/10/11 コメント:0件 りっちゃん0614

気持ちを伝えるのはむずかしい。
気持ちを受けとるのもむずかしい。

伝える方は拒絶されることがこわい。
僕はそうだった

受けとる方は言葉の返しかたに困る
僕はそうだった



ただ、彼は気持ちを伝えるのではなくて、ぶつけたのだった。

道行く人全てに こんにちは お疲れ様 と言った。

それは全て・・・

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干潟の怪

13/09/28 コメント:1件 箱の人

 祖母に手を引かれ行った夜の潮干狩り。田舎道を暫

く歩き、背の低い防波堤を越えれば、広がる干潟と砂

浜、点在する岩礁の風景が私の目に入り込む。そこに

は同じ目的で集まった人々の持つ懐中電灯の灯りもち

らほらと見てとれた。

祖母が言うには夜の方がよく獲物が捕れるそうなの

だ。実際、干潟に降りれば海老や蟹、蛸が面白いよ・・・

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アイドル専門学校――無修正――

13/09/25 コメント:0件 つるばた

 テレビでAKBの武道館ライブを初めて観た時、私は感動に震えた――アイドルになりたい――
 中央で可憐に踊る、不動のセンターあっちゃんの歌声、ダンス……その一挙一動に呼応するように揺れる3万人の群衆。ステージから眺める光景はどんなだろう……きっと海みたいなんだろうな。もし私がそこに立ったら……その想像は私を恍惚とさせた。
 弓道部の友達と一緒にカラオケにいって私は確信した。男の子達が「・・・

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五百年の楓 [後編]

13/09/25 コメント:9件 泡沫恋歌

 ― 2013年 京都 ―
 東京の理科系大学の研究室に勤務していた僕は、亡き祖父の住んでいた古い寺を処分するために京都へ帰ってきた。
 僕の両親は現在海外転勤中で日本にはいない。元々、母の実家にあたる寺なのだが、京都でも辺鄙な場所にあって、観光の目玉になるような国宝や文化財クラスの仏像や庭園もなく、檀家だけで細々とやってきたような寺で、跡を継ぐ者もいないので廃寺にすることになった。<・・・

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公園

13/09/24 コメント:3件 メラ

 あのオヤジまたいるよ。
 新田信次は公園の横を歩きながら、なんとも呆れるような気持ちでそう思った。先月から通勤時間が早くなり、この公園を横切るのは午前六時前だ。その時刻に、公園にたくさんいる野良猫に餌をあげている六十台くらいの男性がいて、近所からは「猫オヤジ」と呼ばれている。
 猫オヤジが毎日夕方に、野良猫達に餌を与えているのを知っていたが、こんな早朝にも餌付けしているとは最近になる・・・

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ウサギとカメ 〜森の英雄〜

13/09/24 コメント:0件 空ノ

「君はいつも、本当にのろのろと動くなぁ」
「僕は君よりずっと長く生きているから、たくさんのことを知っているし、速く動けなくたって不自由しないのさ」

 たくさんの動物たちが暮らすその森には、小さな争いが絶えません。
 今日もウサギさんとカメさんが、お互いの短所をつつき合っているようです。
「あはは。しゃべるのも、のろのろだ。そんなんじゃ食事しに行くだけで日が暮れちゃう・・・

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モノのケ

13/09/22 コメント:2件 rug-to.

 物持ちが良いと言えば聞こえは良いが、私はただ新しい買い物が苦手なだけのズボラである。

 とんとんとんとんとん

「…切れないなぁ、ちくしょう」

 一人暮らしを始めたときに買った安価の包丁。今年で十年物になる。やはり刃物というものは研ぐ必要があるのか…と、その面倒くささに思わず刃をにらむ。
 こんなことなら、こないだ出席した結婚式の引き出物のカタログ…・・・

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クバ

13/09/22 コメント:0件 キリン


「こいつの名前はな、『クバ』っていうんだ」

父はそう言って、私にその人形を紹介した。
「クバ」は、大人と同じ位の背丈の機械仕掛けの人形だった。
まだ幼かった私は、その無機質で表情のない人形が怖かった。


発明家である父にとって、クバは初めての「成功品」で、「自信作」だった。
クバは仕事を学び、父の仕事を手伝った。
父は体が弱く、力仕・・・

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終わらない夏にリナリアを

13/09/22 コメント:2件 日向夏のまち

「こんにちは」
 夏だ。そう思った。
「あなたも、ここのお庭がお好き?」
 ひまわりだと、思った。
「あたしはここ、気に入ったわ」
 でも、何処か儚げで。
「とっても幻想的……」
 今にも、消えてしまいそうで。
「ねぇ……そうは思わない?」
 そしてすごく、綺麗だった。

 金木犀の木の下で。金糸の様な髪を持つ、麦わら帽のお嬢さんが・・・

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第1巻 『これでもか物語 in 歯医者』(アメリカの巻)

13/09/21 コメント:4件 鮎風 遊


 こんにちは。
 この物語は高見沢一郎が体験した歯医者さんの物語です。

 誰でもお世話になる歯医者さん、これでもかこれでもかと攻めてきますよね。
 そんなお話しを、アメリカの巻、メキシコの巻、日本の巻、これら三つを連載で、この自由投稿スペースで順次紹介させていただきます。

 軽く読んでもらえれば光栄です。


プロローグ : これで・・・

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売店のおばちゃんとチョコレート

13/09/20 コメント:0件 STAYFREE

 午後三時から九時までの六時間、私は駅の売店で働いている。毎日、多くのお客さんがお菓子やジュースや新聞を買っていく。お客さんが商品を置いて、私がお金をもらう。そのやり取りは二十秒ぐらい。でも、そんなわずかなやり取りにも、お客さんとのつながりを感じて、心が震えてしまう時がある。
 いつも夕刊を買っていく、小学生の女の子がいる。私立の学校に通っているのだろうか? ランドセルではなく普通のカバン・・・

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人間万歳

13/09/20 コメント:0件 イノウエヒロト

僕は立っていて、そこに死体が転がっていた。

一体ではない、数体もの死体が。

僕は何をしたんだろうか。

それとも、僕は僕以前に僕と言う自我があったのだろうか。

夕暮れだった。赤い夕日が今にも沈みかけていて、風はどんどんと冷たくなっていった。

温かみを失い始めた死体たちはもちろん何の反応もない。

自我が、よくわからない・・・

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ある猫を拾った話

13/09/20 コメント:0件 キリン


猫を拾った。
そいつは、ドロドロでびしゃびしゃな状態で、
人気のないトンネルの下に寝転がっていた。

野良猫か、それとも捨て猫か。

目が見えている様子ではなく、足が悪いのか足取りもおぼつかない。
それに子猫かと思うくらいに痩せこけていて、
抱いてみても少しも体温を感じられなかった。

家に持ち帰って、すぐに風呂で洗ってやった。<・・・

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人面くらげ

13/09/19 コメント:4件 yoshiki

 ――実に不思議な光景であった。一匹のくらげが見上げる空を飛んでいたのである。そう、あの海中に漂うくらげが茜色の空を浮遊していたのだ。
 それは白くて長い触手を空中に棚引かせていた。最初は小さな点でしかなかった白い塊(かたまり)が次第に大きくなりくらげになったのだ。昨日飲んだ安酒のせいかとも思ったがそれにしては映像がリアルすぎる。
 俺は狐につままれたような心持ちになった。だが見る見る・・・

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吹き溜まり

13/09/18 コメント:0件 ろーたく

 昼下がりの観覧車は空いていた。一組の男女のほか乗客は一人もおらず、がらんどうのゴンドラは所在無さげに宙に揺られている。

「『明晰夢』というのを知っているかい」男が尋ねる。
「いいえ知らないわ、めいせきむ?」
「そう、すごくリアルな夢」
「あら、それなら私も見たことがあるわ」
「最近、明晰夢の中でニ人の女性と付き合ったんだ。なかなかおかしな夢だった」
 ・・・

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漢字一文字の旅 連載12

13/09/18 コメント:4件 鮎風 遊


 旅はなにも距離を彷徨(さまよ)うものではない。
 脳の中でも歩ける。

 旅は道連れ、世は情け。 
 皆さまからの熱い情けを受けて、連載10で煩悩の数108漢字を終えました。
 そして、連載11より再スタートさせてもらいました。
 これからも御一緒に、果てることがない旅が続けられたら嬉しいです。 

 この〈自由投稿スペース〉で、お付き合い・・・

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小さな神秘の物語

13/09/17 コメント:4件 yoshiki

 ●独楽(コマ)

 道で赤いチャイナ服を着た女の子に会った。
 赤い線の入った木で出来た独楽を回して遊んでいる。
 面白そうなので暫らく眺めていたが独楽は止まらない。
「すごい独楽だね」
 私が話しかけると女の子が微笑んだ。
「この独楽はずっと止まらないの」
 女の子が言った。
「うそっ、いつかは止まるでしょ」
 私が・・・

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感情

13/09/16 コメント:2件 キリン


「あなたの感情と引き換えに、寿命をあげよう」

夢の中で、少年は私に言う。

あと一年も生きることができない私は、命欲しさに、

その天使か悪魔かもしれぬ少年の話を承諾する。

私は生きたい。まだ、やり残したこともしたいことも山ほどあるんだ。

そう私が言うと、少年は笑みを浮かべる。

「わかった。ただ、感情は一つじゃ・・・

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響き童子   前篇

13/09/16 コメント:0件 W・アーム・スープレックス

 蔵に閉じ込められた捨吉は、その日はじめて、太鼓の響きを耳にした。
 ああ、秋の祭りの稽古がはじまった。
 心が灰色に沈んでいるときでも、子供は楽しみを感じることができる。しかし、このところ頻繁に起こる発作のことを考えると、さすがに捨吉も不安が隠せなかった。
 祭囃子の稽古はおおむね、祭りのひと月前からはじまる。村人たちのだれもが一年で一番エキサイトするのがこの秋の祭りだった。一・・・

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弔の詩

13/09/16 コメント:0件 ゆえ

苦しかったですか?大丈夫でしたか?
最後の方はよく、遠くを見ていたけどちゃんとお迎えの人達には逢えましたか?
遠くを見ている眼差しを見て、そのまま一緒に行ってしまうのではないかと不安に駆られて視界を遮るかのように、見ているモノの間に入って笑顔で戯けた私を、力ない笑顔で笑ってくれましたね。


あなたは、私にとって、とても暖かくて、優しくて、返せないほどの無条件の愛情を・・・

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