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第二十四回 時空モノガタリ文学賞【 受験 】

今回のテーマは【受験】です。

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

時空モノガタリ賞発表日:2013/03/18

※注意!R18的な暴力表現・性描写はお控えください。
※二次創作品の投稿はご遠慮ください。
※「極端に短く創作性のない作品」「サイト運営上不適切な内容の作品」は削除対象となりますのでご了承ください。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ イベント
投稿期日 2013/01/28〜2013/02/25
投稿数 34 件
賞金 時空モノガタリ賞 5000円 ※複数受賞の場合あり
投稿上限文字数 2000
最大投稿数
総評

入賞した作品

5

風師中級試験

13/02/24 コメント:7件 そらの珊瑚

ここは風師たちの住む丘。外の世界からは透明なシールドによって、隔離かつ保護されていた。あの時代の反省によって。
 今から数百年を遡った話である。貴重なレアアース資源をめぐって内戦が起きた。稲を育て、水を尊び、家畜を放牧し、野で歌を唄い、豊かな自然とともに質素に暮らしていた民の生活が一変してしまった。目先の金に目がくらんでしまった。
レアアースが産出される土地を奪おうと、民は歌を捨て、・・・

4

13/02/21 コメント:4件 草愛やし美

 昭和40年代、私は先生になりたくて大学進学を目指していた。厳しかった父に反発してぐれてしまった姉二人は、中学を出ると就職したため、進学の道に進んだのは、姉妹の中で、唯一私だけだった。ずっと、我が家の商売(食堂)は、儲けが少なく、生活するのが精一杯で貧しかった。だが、父は受検させてくれることを許してくれた。受験回数は、かなり絞ったが、それでも、無理して数校受けさせてくれた。

 大正・・・

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夜空の下、夢の向こう

13/01/29 コメント:0件 堀田実

 受験を受けることが人生にとってどんな意味があるんだろうと、三夫は考えてしまうことがしばしばあった。本当はそんなことを考えても意味がないとわかっているにもかかわらず、周囲の人間が試験が近づいていくにつれ、「勉強だりぃ」と言っていた不勉強なはずの人間まで熱心に参考書を読んでいる姿を見ると、受験というものがいっそう不思議なものに思えるのだった。センター試験に良いと言われる参考書をそろえるために派遣登録・・・

2

消滅、カンニングペーパー

13/01/28 コメント:2件 W・アーム・スープレックス

 試験官はそのとき、前から三列目の机で試験用紙にむかっている男子受験生の手に、なにやら白い紙切れがひるがえるのをみた。
 カンニングペーパー。試験官は足早くその生徒に歩みよった。
 と、たしかにいま、彼の手の中にみえていた紙が、きゅうにパッと消えてなくなった。
 おやっと目をまるめた試験官は、しかしそれ以上どうすることもできずに、彼からはなれた。
 試験官は、試験場を見渡せ・・・

最終選考作品

1

来世受験

13/02/24 コメント:1件 ミュウ

 足場は、真っ白な雲。その上にふわふわと、赤い光と青い光が浮かんでいる。
「なあ、第一志望決めた?」
「決めたよ。『ヒト』」
「マジかよ! 『ヒト』ってかなり倍率高いだろ⁉」
 遥か上空から陽光が降り注ぐ。純白の雲霞に薄く鮮やかな影を映しながら、彼らは会話をしていた。
 ただ、彼らに口があるわけではない。思念で会話できるように、天界の方で細工がなされている・・・

1

人生はじめての受験

13/02/18 コメント:4件 小岩井豊

 なにしてんの、と僕は聞いた。年の離れた妹は畳に広げた算数のドリルから顔を上げ、「じゅけん勉強!」と元気よく答える。鼻で笑った。競う相手もいないくせに、って。
 いそいそと鉛筆を動かす妹に背を向け、僕はスーパーのチラシの裏に即興で問題を作った。整数の足し算と引き算、あとはかけ算と、簡単な文章問題。いじわるして、妹がまだ習っていないはずの分数のかけ算も混ぜておいた。
 出来上がると、勢い・・・

1

最後に降った雪

13/02/12 コメント:0件 奈良春水

 大晦日。センター試験まであと少し。勉強しなきゃいけないのはわかっている。でも、どうしても集中できない。
 さっきから理子の顔ばかり浮かんでくる。
 理子とは中学からの友だちだった。高校も一緒で大の仲良しコンビだった。
 全部、過去形になる。
 この前、理子と初めて喧嘩をした。まだ仲直りできていない。喧嘩の理由は些細なことだったけど、悪いのはあっちだと思う。たぶん。
・・・

3

究極の宇宙テスト

13/02/04 コメント:6件 yoshiki

 ある晴れた日の午後だった。なんの前触れもなく、宇宙から大きな声がこだましてきた。それは万人に聞こえるような張りのある声で、心の底まで響くような声音だった。
 声は様々な国の人々にそれぞれの母国語となってダイレクトに伝わったのだ。
「地球人の諸君、我々は宇宙生命体である。諸君のいうところの宇宙人と解釈してもらって一向に構わない。君たちは長い年月をかけてある程度の進化をとげてきた。そして・・・

0

諦めなければ必ず受かる!

13/02/04 コメント:0件 こう

 私は受験生。だがもう、二浪している。
 私に批判的な周囲の者たちは、
「君には無理だよ」
「志望のハードルが高すぎる」
「志望動機が曖昧で、将来の見込みがない」
 など、ろくなことを言われていないが、母だけは、そっと涙をこらえながら、お前がそれを選ぶなら…と言って応援してくれている。
 私は主張する。輝く白い衣装と、正義感。そして絶望のふちにいる多くの人々を救・・・

投稿済みの記事一覧

1

夢に見るしろくま

13/02/25 コメント:2件 四島トイ

 夢を見た。
 二本足で立つ白熊が、手を振っている夢。
 白熊は私の古い友人だ。きっと今、どこか遠くへ行っている。だから私には、その光景が別離の間際なのか、再会の瞬間なのか判然としない。ただそこは空気の綺麗な氷原で、白熊は少し離れた流氷の上に立っていた。
 その判然としない何かのために、私は泣いてしまう。
 目を覚ますと、目尻からスーッと静かに涙が伝う。
 月曜日の朝・・・

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拍手兄さん

13/02/25 コメント:0件 松定 鴨汀

 たくさんの受験生が息をとめて見守る中、ついに時間が来た。
 校舎の前に張り出される大きな紙。

(あった!)

 僕は安堵した。
 他の受験生たちの悲喜こもごもの叫び声の渦の中、次第に実感と言いようもない喜びがわきおこる。
 ここまでこれたのは『拍手兄さん』のおかげだ。

 『拍手兄さん』が何者かは僕は知らない。
 最初にであったのは私・・・

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恋人みかん

13/02/25 コメント:6件 草愛やし美

「大丈夫かな?」
「どんな試験だべ。それって、痛いのか? くすぐったいのだったらオイラ我慢するだんべ、だども痛いのはなあ……」
「駄目なんて言わせないぞ、俺らは絶対試験に受からなくちゃならないんだ。なにしろ俺らには、この実冠村の未来がかかってるんだからな」
「だよなあ、村のためにみんなで頑張って来たんだもん、絶対合格するよ」
「ところで、オイラまた忘れちまったよぉ、何て試験・・・

2

S.R

13/02/25 コメント:0件 kou

 税理士受験生にとって真夏の大決戦が終わった。毎年、試験が連日猛暑を記録する夏に行われるのは、試験に受かる、受からない、は別として、その前段階である人間としての気力≠問われている、と税理士である相原大輔は思っている。会計士と並び税理士は会計℃相iの最高峰。全十一科目ある中から五科目を合格すればいいわけだが、一科目の勉強範囲は広く、深い。それ故に、数科目は合格するが気力が続かず、脱力する者が多・・・

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一致団結風

13/02/24 コメント:0件 雨雨

 1/18(土)、全国各地同時刻。
 
 
 小野口篤則(18、栃木)
 『傍線部B「ぴくり、引っ掛かった」とあるが、このときの沙織の心情はどのようなものか。その説明として最も適当なものを、次の1〜5のうちから一つ選べ。解答番号は【16】。』。えっと、確か真ん中辺りだったような。こういう問題って、結構特徴的な文を使いたがるよなー。えーと、はいはい。賞に受かるかもしれないと悟・・・

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恋率試験

13/02/23 コメント:2件 汐月夜空

「ああっ、くそっ! あの時……、あの時に、告白さえしていればっ!」
「……お前、そればっかだね。今回はどうしたの?」

 ぼくの部屋に入るなり叫びだす勇太。どうでもいいけど、いくら隣に住んでる幼馴染だからって窓から急に入ってくるのはそろそろ卒業してほしいなと思う今日この頃。ぼく達もう高校三年生だよ?

「聞いてくれよトウジ! アユミに彼氏が出来たらしいんだよ!」

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y年度x大学二次募集問題ができるまで

13/02/21 コメント:0件 サトースズキ

 栓をひねると蛇口から水が流れてきた。ひやりとした水だ。両手をその流れの中に差し入れて水を掬い取り、三回ばかり顔を洗った。顔をこすりつけるたびに、水は暖房のせいで不快に火照った頬から気持ちよく熱を取り除いていった

 もうホテルに四日間もカンヅメだ。いや、五日か

 そんなことを考えながら顎の下に手をやると、不快なざらつきが指に感じられた。タオルで顔を拭き、鏡を覗き込む。鏡・・・

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とある阿呆

13/02/18 コメント:0件 堀田実

 山本雅則は受験勉強なんてしたくなかった。するのはただ他人もしているからで、もし受験しなかったらある重大な線路から脇に逸れてしまうかもしれないと思ったからだ。取り返しのつかないことをしてしまうという恐怖が彼のやる気の源でしかなかった。
 目の前のノートに向かうことは彼にとって苦痛でしかない。みんながそうするように放課後は自習質に篭るも、ペンを握ってからというものいっこうに指が動かず、ふいにパ・・・

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インフルエンザ

13/02/17 コメント:0件 ヨルツキ

「検査結果はインフルエンザでした」
「そんなっ」診察室であるのも忘れてあたしは頭に手をやった。
 真っ先に脳裏に浮かんだのは弟の顔。
 弟は受験生だ。それも、待ったなしの浪人生だ。ちょうど今頃は受験のために機上の人のはずだった。いや、今ならまだ空港のロビーにいる時間か。
 病院の待合室に出るや否や、あたしはスマホを手に取った。弟に全速力でメールを打つ。
『すまん。イン・・・

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ぴっぴとヒデくん

13/02/16 コメント:0件 myj

「ね、万が一の話、」「私が歌って、ヒデくんがギターひいて、やってかへん。」真冬なのに春のような格好をした、やせっぽけた少女は隣に立つ少年に関西弁交じりの標準語で話しかけた。「せやなぁ」新宿のネオンがきらきら光り、都会の雑踏が二人の間を容赦なく流れてゆく。「やっぱり大都会やなぁ。」グレイのコートを指先で引きあげながら少年が答える。「それより、受かってんのかなぁ。」「そんなん、大丈夫やで。ね、あのビル・・・

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見てみろ、未来は明るいじゃないか!

13/02/15 コメント:0件 ちゃこ

 携帯が机の上で振動する。硬い机の上から聞こえるそれは無機質で、ぽっかり空いた私の心の中と何も考えられない頭の中で響き渡る。しかし私は携帯を手に取ろうとすらしない。動くことも億劫なのだ。ぼんやりと見上げている空には飛行機が横断している。それに乗っているパイロットは想像し得ない努力を重ね、機体を動かす権利を手にし日々旅客を乗せ運んでいるのだ。パイロットが操作する機体の中で旅客たちの面倒を見ているCA・・・

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悟くんのスプーン

13/02/13 コメント:0件 堀田実

 今年の四月を迎えれば僕は高校三年になる。部活動のかたわら週末はボランティア活動をして過ごしてきた。ボーイスカウトの先輩の勧めで介護施設やサッカーのボランティアスタッフなど色々な活動をしてきたけど、たくさんの友人も出来たし、今思えばとても充実した二年間を過ごせてきたと思う。結局は自分のやりたい事だったのだ。辛いし行きたくないと思ったこともあったが、意を決して行動することで、結局は心を落ち着かせるこ・・・

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死者クラブ

13/02/12 コメント:0件 藤代成実

 事件のにおいがした。
 これは私の記者としての直感で、ただのいたずらだと断定するのはわけないことだったが、何となく心に引っかかった。
 その電柱に貼り付けられたチラシにはこう書かれていた。


 死者クラブ
 要綱(下記に該当していること)
 死人であること。

 禁止事項
 ※二人以上で結託して集団自殺ならびにそれに類似する行為を行う・・・

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猫カフェ『にゃんこの館』

13/02/11 コメント:11件 泡沫恋歌

 にゃんこたちにも試験がある。
 ここ猫カフェ『にゃんこの館』に、この春の連続ドラマに出演する猫タレントの話が回ってきた。テレビ局のプロデューサー、脚本家、カメラマンが『にゃんこの館』に来て、オーディションするというのだ。
 猫タレントとして有望なのは、美しいホワイトペルシャのシャネル、芸達者な茶トラのにゃん太、元気いっぱいの雉猫の蘭子の三匹である。
「スターになるのは、この美し・・・

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大好きだから

13/02/11 コメント:0件 櫻田 麻衣

「もうさ、こんな問題いっぱい解いたからって、社会に出て何の役に立つんだっていう話だよね」
「あー、はいはい。わかったから、小学生みたいなこと言ってないでさっさと次の問題を解け」

 放課後の図書室。
 窓の外には寒空が広がり、勉強勉強で冷え切った心がさらにしんしんと冷えていくような気がした。
 もうすぐ国立大学の二次試験。
 センター試験の結果は思わしくなく、手・・・

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孤独な戦いのその先に

13/02/10 コメント:0件 希都

 時計の針は夜の十一時を指している。
 マグカップに並々注いだコーヒーを啜りながら、私は机の上の数学の問題集の上にシャープペンシルを転がした。
 どれだけの時間机に向かっていても終わりの見えない、この孤独な戦いは、ふと気付けば自分よりも周りの大人たちの方が必死になっているようで。そう感じてしまった瞬間から、私のやる気は目減りしてしまっている。
 惰性で毎日何時間も机に向かってはみ・・・

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かくれんぼ

13/02/09 コメント:0件 ゆひ

 それはただ、ひとり丘の上のベンチに座り、落ちていく太陽を見てた時のこと。
「きれいだね」
 ぼくのとなりにやってきて、そうつぶやいたのは、まだ赤い風船が似合いそうな幼い女の子。
「うん。きみはひとり?」
「かくれんぼしてたら、いつのまにかみんな帰っちゃったみたい。私、隠れるの得意なんだ」
 女の子はニコニコ笑っている。
「そう。みんな探してるんじゃない? この・・・

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受験の味

13/02/05 コメント:0件 おでん

 受験を思い切って食べてみた。
 どんな味がするのかと思ったら、案外ふつうだった。
 おしまい。


 放課後のHR(ホームルーム)の時間、受験に対する意気込みを簡単な作文にして提出しなければいけなかった。黒板には「受験」という文字がでかでかと書かれてある。こんな課題を考えついた担任は、三月から十月まではポロシャツ一枚で過ごせるような人間だった。提出した者から帰ってい・・・

1

受験生

13/02/05 コメント:0件 酒呑シゲ

 大学受験の頃の話だ。
 私は勉強があまり出来なかった。
 というのは、特に学校での成績が低いわけではなく、ただ勉強をすることが出来なかったのだ。
 それは受験生としては致命的だった。
 自習学習が出来ないのは、即ち受験勉強が出来ないと同じようなものだから。
 それに私は予備校や塾には行ってなかったから、受験への危機感や焦燥感などは遠い場所にあった。
 そういっ・・・

2

真希と祐子

13/02/04 コメント:4件 鮎風 遊


「故郷のシュークリーム、もう一度食べてみたいと言ってたでしょ。だから、行ってきたら」
 なぜか突然、真希が悲しそうに囁いた。だがそれで直樹は背中を押されたのか、出掛けることにした。

 母子家庭で育った直樹、暮らしは貧しかった。それでも中学時代までは楽しかった。高校生活は味気なく、振り返りたくもない。なぜなら高校受験で直樹の心に刺が刺さってしまったからだ。
 それで・・・

0

ふたり

13/02/03 コメント:0件 アライ

 春香が笑うと、ほう、と白い煙が彼女の口から漏れて、隣で歩く誠の肩で消えた。誠の友達の圭太が、試験監督のアルバイト中に居眠りをしてしまった話を誠がして、春香は笑ったのだった。突然、こうして二人で下校することも、もう無いのか、と考えた誠は柄にも無く、寂しい気持ちになった。今日行われた卒業式は午前中で終わり、誠は友達と学校に残り、担任に見つかるまで教室で話をしていた。受験が終わったことによる浮かれ気分・・・

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飛行機雲の下で教習

13/02/01 コメント:1件 ポテトチップス

空を見上げると飛行機が一機、南に向かって飛んでいた。
2月の澄み切った青空に、一筋の飛行機雲が描かれた。
小岩隆弘は、欠伸をしながら『クボタ フォークリフト教習所』の門をくぐった。
受付で名前を伝えた後、指示された第一教室の扉を開けた。
「おはようございます。お名前は?」
白髪混じりの男が苛立たしげに聞いてきた。
教室の席には、7名の受講者が座っていた。
・・・

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メジロが来る窓辺

13/01/30 コメント:10件 笹峰霧子

あの時のことを思い出すと辛くなる。
小夜福子はペンを持ち、かといって書くことを躊躇いながら、あの頃のことを考えていた。

雪の多い地方の、冬の受験を迎える日々は身を切られる思いがするほど辛いのだ。かじかんだ手に息をホッと吹きかけながら、毎晩遅くまで机に向かう。
 前の年まで夜食を運んでくれていた母は持病の喘息を患って、福子が高校三年生になったばかりの春に死んだ。母の死・・・

3

二人の嘘

13/01/28 コメント:3件 クナリ


大学受験の結果発表を見た帰りに寄った自分の学校で、薄暗い教室の中、私は自分の副担任だった先生と二人で向かい合っていた。

授業の無い日の学校は、見慣れているはずの教室でも、どこか異質な感じがした。
無菌室の中みたいに、生命感の無い空間。傾いた太陽が照らす、弱光に切り取られた光景。
目の前の先生もどこか、現実離れして見えた。
先生は二十代半ばのはずだけど、その年・・・

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受験生の親

13/01/28 コメント:2件 こぐまじゅんこ

 智子は、今、風邪をひきかけて大慌てで病院に来ている。早く治さなければ、大変なことになるのだ。
 なぜって、智子の子どもが2人とも受験生だからである。

 息子は、大学受験。
 娘は、高校受験。

 ふぅ、受験生を2人抱えることが、これほど大変だとは思っていなかった。

 1月になると、息子は、夜中の2時まで勉強するようになり、夜食を作ってやらなけれ・・・

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