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第十九回 時空モノガタリ文学賞【 クリスマス 】

今回のテーマは【クリスマス】です。

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

時空モノガタリ賞発表日:2013/1/7

※注意!R18的な暴力表現・性描写はお控えください。
※二次創作品の投稿はご遠慮ください。
※「極端に短く創作性のない作品」「サイト運営上不適切な内容の作品」は削除対象となりますのでご了承ください。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ イベント
投稿期日 2012/11/12〜2012/12/10
投稿数 40 件
賞金 時空モノガタリ賞 5000円 ※複数受賞の場合あり
投稿上限文字数 2000
最大投稿数
総評

入賞した作品

10

お星様のご寄付をお願いします

12/12/03 コメント:16件 草愛やし美

 のろまな天使のポジは、いつも失敗ばかり、女神様はそんなポジが心配でたまりません。でも、めげずに頑張るポジを密かに応援しています。ポジが、女神様に呼ばれました。
「よくお聞きなさいポジ、あと3日でクリスマスです、でも、今年のクリスマスは迎えられないかもしれません」
「ええ!? 女神様、クリスマスのために私たち天使は、一所懸命、準備をしているというのに、迎えられないなんて、そんなことって・・・

3

年下のサンタたち

12/12/02 コメント:2件 クナリ

私の19歳のクリスマスの予定は、アルバイトで埋まっていた。
ケーキ店の店先で後輩のユミちゃんと、ケーキを売りまくっていた。

25日の昼過ぎ、やっと人が少し途切れた。
「ユミちゃんて今晩の予定とかあるの?」
「家族とですよ。もう高二なのに」
高校の三年間、私にはいつも隣にある人がいた。向うから告白されたのだけど、別れを切り出されたのもつい先月、向うからだった。<・・・

0

サンタクロース会議

12/11/30 コメント:3件 寒竹泉美

 今年のサンタクロース会議は、波乱に満ちた幕開けとなった。開催のあいさつが終わるやいなや、ひとりの若いサンタクロースが立ち上がり、議長が止めるのも振り切って、とうとうと演説し始めたからだ。
「僕はどうしてもこの場を借りて言いたいことがあります。みなさんがご存じのように、最近、僕たちは人間の子供から感謝の声を聞くことが少なくなった。その原因は明らかです。親たちが、手柄を横取りしているせいなので・・・

2

零れる2人の涙

12/11/13 コメント:3件 ポテトチップス

シトシトと降る雨が傘にぶつかり音を立て、遠くの方からは酔っ払いと思わしき複数の男性の甲高い叫び声が聞こえていた。
達也は足を止めて後ろを振り返ると、美鈴が俯き気味で後ろをついて来ていた。
美鈴の後方では、雨の中でも2012年のクリスマスを楽しもうとするカップルが、手を固く繋いで繁華街の方に歩く後ろ姿が見えた。
「美鈴、ちゃんと傘させよ」
髪と肩が雨で濡れた美鈴が顔を上げて頷・・・

最終選考作品

0

戦うサンタクロース

12/11/12 コメント:0件 W・アーム・スープレックス

 その年の秋、各国から集まったサンタクロースたちが、だれもしらない無人島で、緊急会議を開いた。便宜上サンタ1号、2と呼んでおく。総勢14名がそろった。クリスマス当日、わずかそれだけで世界各地をまわれるのかと、疑問におもう人もいるかもしれないが、なにも全部かれらがいかなくても、レプリカサンタは街にあふれている。
 しかしきょうこの島に集合した連中は正真正銘、れっきとした本物のサンタたちだった。・・・

投稿済みの記事一覧

8

ラヴァーズ コンチェルト

12/12/03 コメント:17件 そらの珊瑚

 暗い海の上に白い月が浮かんでいた。ゆるやかなレールが海岸線に沿って伸びている。アオイを乗せているこの夜汽車が進むみちのりがそこにあった。
 ──あれは未来なのだ。
 人もこんなふうに進むべきレールが見えればどんなに楽か。

 トンネルに入ると車窓は鏡になる。四十女がそこに居た。ステージ用の濃い化粧を落としてみれば、それなりにくたびれた素顔があって、ほんの少し失望する。

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赤の誘惑

12/12/02 コメント:0件 かめかめ

とにかくショートケーキだ。
俺の頭の中は、真っ赤なイチゴと真っ白な生クリームでデコレーションされていた。
出張で初めて訪れた町。海風が骨の芯まで凍みる。
18時だというのに日は暮れて真っ暗。いっそう風は冷たくなった。
仕事も片付いたことだし、コンビニでおでんを買って、ビジネスホテルで一人酒と独身オヤジらしい夜を過ごすつもりだった。

クリスマスソングが聞こえる。・・・

0

クリスマスと有馬記念

12/12/01 コメント:0件 綾瀬和也

「また外れたよー」
 泣きそうな顔で、八島秀喜が言う。その隣で、つまらなそうな顔をする上田愛香。
『もう…今日は何の日か知ってるの?』
 愛香が椅子に座りながら、頬杖を突く。
「次のレースこそ勝負だ。」
 秀喜が意気込みながら、競馬新聞を開く。その様子を見ながら愛香はため息をつく。
『クリスマスなんだよ。それなのに中山競馬場って…』
 12月24日、日曜日・・・

1

サンタ苦労ース物語

12/11/26 コメント:0件 yoshiki

 彼は憂いを含んだ眼差しで街並みを眺めていた。彼の顔には深い何本もの皺があり白くて長い髭をたくわえていた。ちょっと奇抜な赤い帽子と赤い服という格好で黒いベルトに長いブーツを履いていた。
 誰が見ても彼がサンタクロースだとわかったと思う。
 しかし彼に気付く者は殆どいなかった。なぜなら彼は八頭のトナカイの引く橇そりを自在に操り、雲の中を泳ぐように飛んでいたからだ。
 サンタには自分・・・

1

サンタなんか信じてない

12/12/10 コメント:0件 高橋螢参郎

「どろぼ……」
 そう叫ぼうとした少女の口を、女は慌てて抑えた。
「いや、どう考えても違うでしょ! ほら、この格好!」
 何が泥棒だ。時は十二月二十六日、未明。このタイミングで子どもの下へ現れる人間といったらあいつしかいないだろうと、女は歯噛みした。成程、顔こそマスクで隠していたものの女の服は赤と白、そして頭にはふわふわの帽子。手にした大きな袋といい、あの老人を意識しているのだろ・・・

8

モルフェウス

12/12/10 コメント:17件 泡沫恋歌

 僕の天使の話をしよう。

 君が僕の家にきたのは去年のクリスマス・イヴのことだった。
 いつものように大学に通い、レンタルショップのアルバイトを終えて、自宅であるワンルームマンションに帰って来たら、僕の部屋に君が居たんだ。
 君は男か女かもよく判らないが、僕の掌に乗るサイズで白い裸体を隠す薄物を羽織って、背中には小さな翅が生えている。そう昆虫みたいな透明の薄い翅だった。<・・・

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クリスマスの教え

12/12/09 コメント:0件 とおや

「良い子にしていたら、サンタさんがプレゼントをくれるんだよ」
 その教えをずっと信じていたんだ。

   *   *   *

「サンタさん。今年のクリスマスプレゼントはいりません。その代わり、来年は多くの美女に囲まれてイヴを過ごしたいです」
 昨年のクリスマス、私は何も望まない代わりに、その翌年に願いを込めた。
そして、その願いを叶えるために、一年間誠実・・・

1

サトゥルナリア

12/12/09 コメント:2件 池田K

 街は狂騒に満ちている。一年で最も日の短いこの時期、農耕神サトゥルヌスはユピテスの封印を解かれ、人々は祝祭に明け暮れる。全ての仕事を休み、奴隷も主人も入り乱れて贅沢な料理を食い散らかす。おかしな色合いの衣を身に纏った老若男女がそこかしこで奇声を上げる。あらゆる禁忌は打ち捨てられる。
 テルティウスは、自分が何故祭りの王に選ばれたのかをよくわかっていた。行使を許された一週間限りの権力を、しかし・・・

1

その真実

12/12/09 コメント:0件 kou

「ユウト、いつもケーキ食べるとき、そのフォーク使うね。ああ、あれでしょ。くみちゃんから貰ったものでしょ。いやだねえ。もうそういう仲なの?」マザーが目を細め、だからといって睨みつけるわけではなく、どこか昔を懐かしむような微笑に見えた。僕は赤面し恥ずかしさを滲ませた声で、「そういうんじゃない」と否定する。くみちゃんは同級生でありマザー同士仲がいい。それでいてお互いの家にファザーはいない。そう、離婚して・・・

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願いを紡ぐ (The Wishgiver)

12/12/06 コメント:4件 yoshiki

 ここに人の願望を叶えるものがいました。名をウィッシュ・ギヴァーといいます。彼は妖精と魔族の混血で鱗のあるちょっと不気味な姿をしていました。ちょうどそれは…… そう、あのグレムリンを想像していただければそう遠くないと思います。
 彼の仕事は人の願い事を一つだけ叶えることで、もうかれこれ三千年以上もこの業務に従事していました。悪魔や魔人も人の願いを叶えたりするのですが、それは彼から見たらほんの・・・

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ありがとう

12/12/05 コメント:0件 マナーモード


 クリスマスイブの午後十一時前だった。雑踏が、乗務員の松本朔太郎の視野の大半を占めていた。歩行者が多いので、のろのろと進行するしかなかった。
「何やってんだ。急いでるんだ。クラクションを鳴らせよ」
「歩行者には鳴らさない主義です」
「何ほざいてんだよ。そんなこと云ってると、金払わねえぞ」
 中目黒から乗車した中年の乗客は、松本のシートの背もたれを蹴った。恐怖を感じな・・・

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キリストの誕生日

12/12/05 コメント:4件 B.D

 オレはイケてない男だ。顔も良くない、彼女もいない、金もない。それどころか家もない、着る服もない。貧乏人は麦を食えと昔の総理大臣は言ったけれど、俺は麦さえ食うことができない。
 何も買うことができないのに、コンビニに入った俺は俺は店に流れるクリスマスソングを聞きながらむなしく光を眺めていた。その光が俺にはまぶしくてすぐ店を出た。目がつぶれそうだ。
 俗世間にまみれたキリストの誕生日が近・・・

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初めてですが

12/12/03 コメント:0件 マナーモード

 米田浩は今年の春、信号待ちをしているときに追突されてしまった。三十年も車に乗っていて、初めての経験だった。事故後、すぐに救急車で病院に運ばれた。
それ以来、首と肩と背中と腰が痛くなった。
自宅に近い整形外科に四箇月通ってみたが、理学療法士たちの心のこもった治療も虚しく、一向に良くはならなかった。そのため、米田は仕事中に車を停めて寝てばかりだった。歩合制の仕事なので収入が激減した。彼の・・・

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夢の中で

12/12/02 コメント:0件 汐月夜空

 街の中を歩いていた。
 街は映画のセットみたいに洋風で、雪が積もっていた。人の居ない、両側の明りが寂しく漏れる家の間を、ぼくは白い息を吐きながら足跡のない雪を踏みしめるようにして歩く。
 ここはどこだろう、とは思わなかった。ただ、この先にぼくのことを待っている人が居ることはなぜか知っていた。
 しばらく歩くと広場に出た。真ん中にふんすいがあって、そこを照らすように明りが向けられ・・・

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クリスマススキーツアー

12/12/02 コメント:0件 マナーモード

 全てが混沌としていた。高梨の部屋のベージュ色のソファーで目が覚めたとき、ぼくはなぜそこで眠っていたのかが思い出せなかった。何日か前に両親の家を出たことだけは思い出した。
 観葉植物のあるその大きな部屋が高梨芳樹の住まいだと判った理由は、そこが彼の部屋だったからだった。そこには大きなイーゼルがあり、五十号の風景画があり、その絵の右下にはyosiki takanashi とサインが入っていた。・・・

0

サンタクロースの手紙

12/12/02 コメント:0件 

 私の家のサンタクロースがパパだということはわかっていた。
枕元にプレゼントを贈ってくれるのも、パパとママだといことも知っているつもりだった。
 それなのになんであんなこと言ってしまったんだろう・・・。
 「サンタはいるもん!!写真だってあるのに、なんでいないって言うの?」
 同じクラスの祐子ちゃんが、サンタクロースからの写真付きの葉書を持ってきた。
 たっぷりと白い・・・

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クリスマスまでに

12/12/01 コメント:0件 スケキン

「絶対、産むわ」とマリア様は言いました。・・・

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たった一人のサンタ

12/12/01 コメント:10件 草愛やし美

 男の名は、クロス。彼は、今年も僅かばかりの贈り物を手に、クリスマスの夜に子供たちの元を回った。彼の選ぶ子供たちに、差はない。どんなところでも、子供がいるところなら、彼は現れる。だが、一晩で回ることができる数には、物理的に限界がある。彼は、体力の許す限り回り続ける。
 ある年、クロスは、戦火に翻弄されているある国の子供の元を訪れた。枕元に、少しばかりのキャンディと一輪の花をそっと置くと、優し・・・

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天使の翼

12/11/30 コメント:10件 そらの珊瑚

 今晩はなおのこと真っ直ぐ家に帰りたくない。恋人の借金の連帯保証人になって、お決まりみたいに恋人が逃げ背負った借金返している二十五歳の女って。どうなの?かなり不幸な部類に入ると思うけど。残りあと100万円っていうところ。あたしは仕事帰りにコンビニで買った缶ビールを一本取り出した。そして銀色に塗った爪をプルトップに引っ掛けた。プシュウ。「かんぱーい」今夜は満月。公園でクリスマスパーティーだ。どうせ家・・・

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どこかで、こんな…『蟻 & 角砂糖』的な…クリスマス・プレゼント

12/11/29 コメント:6件 鮎風 遊

「ありがとう」
 今宵はフランス料理のクリスマス・ディナー。涼太はシェリー酒を一口飲み、あらためて世話になってるお局さまの真奈に礼を述べた。
 だが真奈はアベリティフで口を潤しながら「うん」とだけ頷いた。そしてオードブルのフォアグラにナイフを入れながら、自虐的なことを言う。
「だけどね、私は結局……蟻みたいなものだったわ」
 涼太は真奈が唐突に吐いた言葉、蟻の意味がわからな・・・

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愛のサンタ♪

12/11/28 コメント:20件 泡沫恋歌

「メリークリスマス」
 いきなり暗がりから声が聴こえて来た。僕はバイト帰りの道を一人で歩いていたが、その声は僕以外の誰かにかけたものだろうと無視して歩いた。
「ちょっと、三輪守君だよねぇ?」
「はぁ? そうだけど……誰?」
 自分の名前を呼ばれて驚いた。振り向くと若い女が立っていた。
「あたしサンタだよん」
 見れば、真っ赤なサンタ風の超ミニスカートを穿いて、頭・・・

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ホワイトクリスマス

12/11/25 コメント:0件 マナーモード

 そこはK電気の工場のひとつだった。定時後に笠松健が広大な敷地の一角にある美術部の部室で一人で石膏デッサンをしていると、そこに寮生で部員の北村翔子が石膏デッサンに必要なパンを持って入ってきた。彼女が持ってきてくれたものを、礼を云って受け取りながら、笠松は自分が毎日そこにいることを、彼女は知っていたのだろうかと思いながら訊いた。
「お昼に樫村さんが北村さんを探していたこと、知ってた?」
・・・

0

まさるくんのさんたさん

12/11/24 コメント:1件 

たかしくんは、まさるくんに、いいました。

「さんたさんは、おとうさんなんだよ。」

ゆみこちゃんが、すぐにいいかえしました。

「さんたさんは、ほんとうにいるのよ。」

たかしくんは

「そんなのまだしんじているのかよ。」

とわらいました。
しかし、まさるくんは、たかしくんのことばに、めをかがやかせていました。

0

天国への階段

12/11/24 コメント:0件 雪乃月

 はらりと落ちたひとしずくの涙。
シンシンと雪降る師走の末に、ひとりの少女が泣いていた。

少女の足元には、もう動くことのないひとつの猫があった。

 雪が朱色に染まっていた。
お腹が裂けて、内側にあるものが見え隠れしていた。

街の中で華やかに流れるクリスマスソング。
世の中ではクリスマスイヴと称される日。
ここだけが、切り離されている・・・

10

夢送り

12/11/22 コメント:9件 石蕗亮

 「こんにちは、シスター。」
とある教会の前で白い口髭を生やした初老の男が声をかけた。
「あら、もうそんな時期なんですね。今年もサンタ役お願いしますね。」
シスターは笑顔で男を出迎え教会の中へ案内した。
応接室に通されると毎年恒例の打合せが始まった。
この教会では親のいない子供の保護施設も兼ねており庭園では子供たちの声がしていた。
この子供たちがサンタクロースに・・・

3

きよしこの夜(2012)

12/11/22 コメント:7件 郷田三郎

 クリスマスなんてキライだ。ハロウィンが終わった世間ではあちこちでイルミネーションが煌き、まるで世紀の大イベントでも始まるかのような勢いになる。私の職場でも若いコ達は何やら何が欲しいだの何処に行くだのとその計画に余念が無い。でも、私はと言うと今日が二十四日の夜だというのに会社で残業。もっとも仕事が無くても何の予定も無いのだけど……。学生時代の友達は半数が結婚し、残りの半分も楽しい予定があるのだろう・・・

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ふたりのクリスマス

12/11/20 コメント:0件 マナーモード

 誰にも云ったことはないのだけれど、ぼくは画家になりたいと思っていた。標榜するとか、そこまで力んではいなかった。ただ、毎日絵を描いていられたらいいなぁ、という願望があった。
 秋になるとなぜだか寂しい気持ちになっていたが、美術部の部室には、いつも僕だけがいて静かに石膏デッサンをやっていた。その理由は、白い石膏像が好きだったから。
 僕が高校生になってから、二年半が経過していた。残暑がひ・・・

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メリーさんのクリスマス

12/11/19 コメント:1件 荒木成生

 イヴの夜は稼ぎ時だ……、というのも、お客様という名のファンからクリスマスプレゼントという名の貢ぎ物をたくさんもらえるからだ。
 私が働くお店『メリー☆ジェーン』はアイドルパブと呼ばれる芸能界を引退したアイドルをホステスとして雇用したお店であり、その客層は昔からのファンという方がほとんどである。
 このファンの方たちというのが、当然のごとく私の好みを把握しており、お店が終わる頃には控え・・・

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私のサンタさん

12/11/16 コメント:0件 アパさん

 この話は大体10年ぐらい前、私がまだ小学3年生の頃の12月24日に体験した不思議なお話。

 クリスマスの前日、誰もが聴いたことのあるクリスマスソングが流れ、プレゼントやケーキを買って帰る家族や互いに想いを寄せる恋人たちで街は賑わい、空には星がきらめいていた。とても素敵な夜だった。すれ違う人々は皆笑顔で、とても幸せそうに見えた。
 そんな中、私は一人だった。
 街には広場・・・

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サンタクロースになった男

12/11/16 コメント:3件 rumba

北極圏のラップランドに一人の男が住んでいました。
荒地を耕し野菜を育て、動物を飼育していました。
何年もの長い期間、そのような仕事をして真面目に暮らしていました。

冬のオーロラが美しく輝く、寒い夜、神様がオーロラの白い光の下でトナカイに干草を食べさせている男をみつけました。
この寒い夜に感心な男がいるものだと感激し、男に話しかけました。
その男の暮らし方を知っ・・・

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クリスマス・イヴ

12/11/15 コメント:2件 デーオ

クリスマス・イヴの午後、電車の中、4,5歳ぐらいの少女が父親と思われる男と一緒に入ってきて座席を探した。あいにく席は塞がっていたが、中年の女性が立ち上がって「どうぞ」と席を譲った。
「あ、すみません」男が礼を言う。女性は「いいえぇ、どうせ次の駅で降りますから」と言った。
父親が娘に「座る?」と聞くと少女は頷いて座った。
父親が「ありがとうは?」と少女を見ながら言うと、少女は「あり・・・

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クリスマスプレゼント

12/11/13 コメント:0件 マナーモード

そこは駅ビルの地下の食料品売り場の隅で、あまり人がいない場所だったわ。
「これを腰に巻いてください」
 突然後ろからそう云って、男のひとが、グリーンのセーターを差し出したの。
「……」
「スカートが切れてるんですよ。あなたの」
「そ、そうなんですか?」
 驚いたわたしは目の前が暗くなるのを感じたわ。
「うしろ側です。早く、みんなに見られちゃいますよ」

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赤くて温かい特別なクリスマス

12/11/13 コメント:3件 こう

 いまさらだが、十二月も半ばともなれば、歳末商戦もたけなわで、街がクリスマスムード一色になる。私の通勤路も、そんな喧騒に満ちた商店街をまともに通らなければならなかった。そんな時、私は仕事中よ、とばかり、並び立つ偽サンタ達の笑顔には目もくれないで一心不乱に歩くように心がけている私だった。だからサンタが何かプレゼントを―粗品のようなものを呉れようとしても、私はわざと迂回したり、道行く人の影に隠れてやり・・・

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バスに乗って

12/11/12 コメント:0件 ゆひ

私は今でもお父さんとお母さんがやりなおせばいいと思ってる。

私の心の中の幼い私が、
どうしようもなく泣いている。

きみはあのとき、泣かないことを決めたでしょ?

私はその子にそうやって言い聞かせる。

そうだったね。もう泣かない。

そうやって、幼い私をよしよしとしてあげるのも、
もう手慣れたものだ。

両親が・・・

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ハッピークリスマス

12/11/12 コメント:2件 こぐまじゅんこ

 私は、高校2年生。県下でも有名な進学校に通っている。授業は0時間から7時間まである。どんだけ勉強するんだろう、とぼやきながら、みんなについていくのがやっとだった。
 数学が大の苦手で、授業中は、ちんぷんかんぷんだった。しかも、数学の先生が、鬼の川田と言われる超こわい先生だったので、数学の授業がある日は、私は朝から胃が痛かった。
 先週の月曜日に席替えをしてから、私の隣には、山崎君がす・・・

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