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【 兄弟姉妹 】

今回のテーマは【兄弟姉妹】です。

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

※注意!R18的な暴力表現・性描写はお控えください。
※二次創作品の投稿はご遠慮ください。
※「極端に短く創作性のない作品」「サイト運営上不適切な内容の作品」は削除対象となりますのでご了承ください。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ ヒト・モノ・イキモノ
投稿期日 2012/11/05〜2012/12/03
投稿数 20 件
賞金
投稿上限文字数 2000
最大投稿数
総評

投稿済みの記事一覧

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その手、この手

12/12/02 コメント:0件 汐月夜空

 その手はまだ、暖かい。

『逃げろ、佳奈。早く、逃げろ』

 うわごとのように繰り返される言葉。
 もう逃げる必要なんかないのに。大丈夫だから、とお兄は私へ向かって必死に声をかける。
 その声には優しさと安堵があった。一点の嘆きも感じられなかった。
 私は、突如訪れたその不幸を、まともに受け止めることすらできなかったのに。
 お兄はいとも簡単にそれ・・・

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姉妹

12/12/01 コメント:0件 スケキン

 トモミが宴会場に姿を現したとき、男たちの歓声が上がった。黒い喪服のようなジャケットとミニスカート。「あれ、二人頼んだはずだけど?」トモミは黙って、バッグから位牌を出して、テーブルに置く。震える手で煙草に火をつける。宴会場は凍りついたよう。「嘘だろ」と誰かがつぶやく。「1週間前に姉は亡くなりました。でも、仕事の約束はきちんと守ろうと・・・」
 息をのむ音しか聞こえなかった宴会場が次第に騒が・・・

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プラトニックラバー

12/11/28 コメント:7件 石蕗亮

 あなたには現在交際中の相手がいるとします。
しかし、別の相手を好きになりました。
あなたならどうしますか?
今の恋人と別れますか?
それとも浮気しますか?
または新たな想いを諦めますか?
選択肢はいくつかあるでしょう。
あなたならどれを選びますか?
私はこの選択肢のどれも選びませんでした。

 当時私には人生で最初に結婚を考えた恋人がい・・・

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ある実験

12/11/28 コメント:0件 yoshiki

 灰色の冬空に雪がちらついていた。正月の神社の境内に小学生の兄弟がいる。
 兄が真二で弟が浩二だ。赤いほっぺたをした浩二が元気いっぱいな声で言った。
「にいちゃん。オレ父ちゃんにお守りもらったんだ。いいでしょ!」
 真二が興味本位の顔をして答えた。
「お守りかよ、へえ、そりゃよかったな。で、どんなお守りなの?」
「うん。父ちゃんが教えてくれたんだけどこのお守りはねえ、・・・

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森に住むペンギン

12/11/28 コメント:11件 そらの珊瑚

 生き物は進化の途中で選択をする。その結果、何かを得る。それは同時に別の何かを手放すということでもある。
 生きていくとはそういうことであろう。
    ◇
 深い眠りから覚めた気分だった。覚醒してみれば世界の狭さに辟易する。出してくれよ、ここから。どうしたって、どんなことをしたってここから出なくちゃならない。うかうかしていると取り返しのつかないことになっちまう。
 ボクは・・・

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三兄弟の願い

12/11/27 コメント:2件 yoshiki

 ――これは随分と昔の話です。
 はるか南方に古代ペルシャ帝国みたいな国がありまして、そこに三兄弟が住んでおりました。別に特別な兄弟ではなくごく普通の兄弟です。
 兄弟はあまり裕福ではなく、どちらかというと貧乏のほうでした。
 三人ともまだ若くお金がないのでまだ妻も娶れませんでした。この時代の適齢期は現代よりかなり早かったのにです。
 長男は背が高くおおらかで実に前・・・

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兄弟のかたち

12/11/26 コメント:0件 サトースズキ

「それで?」彼女はそういって僕を眺めている
「それだけさ。この話はここでおしまいだ」僕は答えた
 それでも彼女は不満げな顔をしていた。それで僕はつけ加えた
「だから言ったろ?楽しい話じゃない、って」そう言ってからゆっくりと煙草に火を点けた

 駅からの近道の公園を抜けたところで僕たちを光が照らした。シュウウ……という音を立てて車が通り過ぎていく。雨はすでに止んでいたが・・・

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「窓を、開けようか」

12/11/25 コメント:0件 静砂

 このまま終わってしまえばいい、そう願わずにはいられない。



――昨夜未明より降り出した雪は、記録的豪雪となって関西地方を襲っています。路面凍結のみならず、ガスや電気が止まるおそれも十分に考えられます。皆さん、くれぐれも注意を怠らないように節度を持った行動を心がけて下さい。

 チャンネルを回すと、どの局でも似たような特集をやっている。
 例年であれば・・・

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日記お兄ちゃん

12/11/23 コメント:0件 クナリ

私が日記お兄ちゃんと出会ったのは、中学一年の時だった。
当時引っ込み思案だった私は、せめて楽しい妄想でもつづろうと思って日記帳を買った。
その夜、私は日記の最初のページに、読み返すのも恥ずかしいメルヘン炸裂な短編の物語を書いた。
内容は、電線の上を歩く能力を唐突に身に付けた私が、鳥と会話するという才能を発揮して、彼らと友達になるというもの。
それをいかにも、今日起こったこと・・・

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隣の芝生

12/11/22 コメント:0件 縁合 紫

「お兄ちゃんが欲しいなぁ」
学校の休み時間、一架はポツリとつぶやく。
「いきなりなに言ってんの?」
向かいに座っていた春菜が呆れたように言う。
「え〜。だってさあ春菜はお兄ちゃんいるんでしょう。どんな感じ?」
「どんなも何も、意地悪だし、権力振りかざすし最悪だよ」
春菜が力説すると、一架はポカンとして春菜を見つめるだけだった。
「そんなものなの?私は兄弟い・・・

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生滅流転 (しょうめつるてん)

12/11/22 コメント:6件 鮎風 遊

「どうしたんだ?」
 悦蔵は、何かに怯えて、うずくまる紗菜に訊いた。妹は「うーうん、兄さん」とだけ答え、あとは泣きじゃくる。
 悦蔵はそんな紗菜が震わす肩越しに目撃したのだ、天にも昇る火柱を。
 炎は村の庄屋でごうごうと燃え盛っている。悦蔵は総毛立ち、めまいを覚えるほどだった。しかし妹が無性に哀れに思われ、力を込めて抱き締めた。

 悦蔵は紗菜を問い詰めなかった。なぜ・・・

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食べられなかったパン

12/11/21 コメント:12件 草愛やし美

 昭和30年代、私が、小学校4年の夏休み、姉二人が家出した。家出する前に、上の姉は私に、もうこの家には帰って来ないと言った。それから、真顔になって私をじっと見て諭すように言った。
「あんただけは残り! みんな出て行ったらお母ちゃん可哀想やし」
 一応、止めたが聞く耳持たない姉の強さに、何も言えない私だった。三人姉妹の私たち姉妹の上下関係はしっかりしていた。長姉は、姉妹間で特別な存在で怖・・・

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戦え!チルドレンジャー

12/11/19 コメント:0件 荒木成生

 現在、地球は異次元からの侵略を受けている。
 それは次元崩壊現象により、こちらとあちらの次元が特異点によって結ばれ、周期的に一定時間つながるようになったからだ。
 奴らは友好的な宇宙人でも異邦人でもない……、侵略者であり捕食者なのだ。
 奴らは人間を殺し、喰らい、蹂躙する……、人類の天敵であり災害でもある。
 奴らは強靭な肉体と類まれな生命力を持ち、一般の銃火器では致命傷・・・

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うちのおにいちゃん

12/11/19 コメント:12件 泡沫恋歌

 昭和40年代は塾もテレビゲームもパソコンもなかった。
 子どもたちは日が暮れるまで外で遊びまわっていた。ひざ小僧はいつも傷だらけ、野原が大好き昭和の子どもたち。貧しかったけど、元気いっぱいの子どもたちが路地で、空き地で、駄菓子屋さんの前で……そこらじゅうに溢れていた。
 どこにもいるような、わんぱく坊主の兄と妹のお話です。

                  *
・・・

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好きなものは好きだからしょうがない!!

12/11/17 コメント:0件 かめかめ

「ぜったい、コロッケ!!」

「だめ!メンチカツ!」

「もう、どっちでもいいから早く決めてよね」

妹の真由はわがままだ。
ママが
「おやつにスーパーの安売りのメンチカツか、コロッケを買おうか?」
といったので、ボクとママと真由でスーパーにきたんだ。
メンチカツもコロッケも値段はおなじ、1パック100円。
ただ、コロッケは3コいり・・・

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兄弟喧嘩

12/11/16 コメント:0件 アパさん

 天気のいい日曜日。僕は太陽の光を浴びながら昼寝をするのが好きだ。とても心地良い。体がポカポカしてきて、とても幸せな気分になる。
 「おい、またこんなところで寝てるのか。」
 また来た。コイツは僕の弟だ。いつも遊んでばかり、暇になるとすぐ僕にちょっかいをかけてくる。
 「悪いけど、お前の相手はしないよ。僕は今昼寝を楽しんでるんだ。」
 「何だよ。せっかくこんなに天気がいいん・・・

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北風公園での決戦

12/11/10 コメント:0件 ポテトチップス

文太は全身が映る鏡で服装と髪型を確かめた。
硬めにセットしたリーゼントが彼のトレードマークだった。
右手の手でジーンズの尻ポケットに手を当てると、ナイフの感触が手に伝わり、思わずニヤリと笑った。

部屋を出て玄関に行くと、リーゼント姿の元太が靴を履いているところだった。
「おう、元太兄ちゃん、こんな時間から出かけるのか?」
「文太こそ、こんな時間にどこに出かける・・・

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わたしの弟がそんなにかわいいはずがない

12/11/10 コメント:3件 こう

 私は今、一筋の道を車で駆けている。
その先には、ふたつの到達点があった…。
 弟が死んだのは、あまりにも過酷な運命のいたずらでした。弟を死なせたのは、私を車で迎えに来た、婚約者の彼。いえ、元婚約者の。今彼は、弟を殺めたことによる自動車運転過失致死罪で、服役中です。私がどれほど傷つき、そしてなお彼への想いを断つことができずに悩んだことか、それは想像を絶する苦痛だったのです。彼が交通刑務・・・

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弱虫兄妹

12/11/05 コメント:0件 W・アーム・スープレックス

 忠太はいつも、自分の名前を恨んだ。村の子供たちがこぞって、チュー、チューと、はやしたててからかうのだ。それはネズミの鳴き声をまねているのだが、米をくうネズミはだれからも嫌われもので、みなは忠太をネズミにみたてて蔑んだあげく、よってたかっていじめるのだった。
 臆病者の忠太は、なにをされてもされるがままで、みんなはいい気になって、頭をこづいたり、足払いをかけて倒したりして歓声をあげた。

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スーパーお兄ちゃん

12/11/05 コメント:2件 こぐまじゅんこ

 私には、2歳ちがいの兄がいる。兄は、勉強もできるし、スポーツもできる。
顔もなかなかのイケメンで、女の子にも、もてもてだ。
 そんなお兄ちゃんとは対照的に、私はといえば、勉強も中くらい、スポーツは大の苦手。顔も、平安時代ならもてもてだったのに・・・と残念な私なのだ。
 お兄ちゃんと私は、何かというと比べられてきた。
 昨日だって、お母さんに、
「お兄ちゃんは、今日も・・・

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