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64GBさん

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ステキな二人

16/12/30 コンテスト(テーマ):第125回時空モノガタリ文学賞【優しさ】 コメント:0件 64GB 閲覧数:822

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うらぶれたインテリアショップが立っていた。

店主は若い男である。

店の奥には価値ある品が置いてあった。

だが光の届かない暗い場所に誰も足を運ばない。

客は店の前に置いてある安物を買っていく。

20年以上も売れ残った価値ある品
……本当に買ってもらいたいのはこっちだと思い続けていた。

ある時ステキな女性が店を覗いた。

たくさんのお金を持っているのか
安物には目もくれず、この店で一番いいものを見せてくれと言った。

この人になら大事な品を譲りたい、そう思った。

女性は見る目を持っていた。
価値ある品は気に入られた

「あなたの店は安物ばかりを売る店だと思っていました。
だって……価値あるものが見えないのだから」

仕舞っているつもりはなかったのだが、そう見られていた。

売りたくなかった訳ではない。
誰も来なかったのだ。
今までは……。


ステキな人はこう言った
「大事なものほど前に出したらいい」

そうしたらこの店はもっと良くなると

ありがとう……優しい人。

今度、君の店に最高の品を買いに行きます。


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