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さきさん

性別 女性
将来の夢 世界で活躍する
座右の銘 夢は逃げない逃げるのは自分だけ

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涙のクリスマス。

16/12/17 コンテスト(テーマ):第123回 時空モノガタリ文学賞 【 クリスマス 】 コメント:0件 さき 閲覧数:528

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あれは小学三、四年生の頃であろう。
この時期になると毎年思い出す。
私は、サンタさんに「○△×をください。」と紙に書いてベッドに張り付けた。私はサンタさんが来る日をまだかまだかと楽しみに待っていた。
そして遂に純粋な子供たちが365日の中で誕生日の次に楽しみであろうサンタさんがプレゼントをくれる来る日がやって来たのである。
私はいつも通り良い子でこの日が来るのをまっていた。いつも通りの時間寝た。
朝になり目を開けるのがとても楽しみだった。目を開け、枕の下、布団の中、ベットの下とあらゆるところを探しまわった。そして、プレゼントを見つけた。
私は胸が高鳴った。
私にとって365日の中でベスト5に入る大好きな日である。プレゼントを見つけた瞬間は人生の中で好きな瞬間ベスト10に入るであろう。
私はすぐさまプレゼントの中身を見た。そこには……。
頼んだものとは違うものが入っていた。
私は泣きじゃくった。小学三、四年生とは思えないほど泣きじゃくった。「なんでーーー○△×じゃないのーーー涙涙涙」と泣きながら言った。母は私を慰めた。慰め続けた。私はなき続ける。母は慰める。私は泣き続ける。母慰める。というのが10分以上続いた。なんてわがままなやつだ。
私はただただ悲しかった。欲しいものが貰えず。365日の中でベスト5に入る好きな日に欲しいものが貰えず。
あれから時が経ち、今は思う。楽しみにしていたことができなくなる悲しさは分かる。実に分かる。だがしかし、小学三、四年生という「サンタの正体が分かり始める時期」であり、「サンタが消える現象」が起きるうる微妙な年にサンタさんが来てくれて、プレゼントをもらえたということは結構なレアであり、ありがたいことだ。
今は思う、母には申し訳なかったと。お母さんがごめんね。そしてありがとう。
今年もあの日がやって来る。
サンタさん私にプレゼントをください。一万五千円をください。
私は今年も良い子であの日が来るのを待つ。


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