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葵 ひとみさん

「フーコー「短編小説」傑作選8」にて、 「聖女の微笑み」が出版社採用で、出版経験があります。 第114回 時空モノガタリ文学賞 【 パピプペポ 】最終選考を頂きました。 第116回 時空モノガタリ文学賞 【 裏切り 】最終選考を頂きました。 心からありがとうございます。 感想、心からお待ちしています^▽^ Twitter @Aoy_Hitomi

性別 男性
将来の夢 毎日を明るく楽しく穏やかにおくります。
座右の銘 白鳥の湖、努力ゆえの優雅さ――。

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はじめての美術館デート

16/12/04 コンテスト(テーマ):第122回 時空モノガタリ文学賞 【 美術館 】 コメント:1件 葵 ひとみ 閲覧数:936

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 ナオトとユウコは初めて「詩の会」で出会った、
美術専門学校生のあまり裕福ではないナオトとお嬢様短期大学生のユウコはまだおつきあいはしていないが、今回が3度目のデートとなる。

ここ倉敷市の大原美術館のそばにあるカフェ「エル・グレコ」でついにナオトは勇気を出して胸に秘めた想いをユウコに伝えた……

「僕でよかったらおつきあいしてくれませんか?」とナオトはおそるおそる伝えた、

「いいわよ」ユウコは快諾した。

結果はなんとナオトの予想外の「まさかのOK」だった!!



――大原美術館には様々な画家の絵画が展示されてある。

ドロッピング画法で著名なジャクソン・ポロック氏の「カット・アウト」

地下鉄、スラム街の壁などに、その落書きのようなスプレー・ペィンティング
(グラフィティ)から才能をアンディ・ウォーホルから見いだされた、
黒人青年のジャン=ミシェル・バスキアの「無題」

あまりにも健康的すぎて美術的評価は低いが、晩年、両手もリュウマチに苦しみながらも、
生涯生きる喜びを描き続けたルノアール氏の「鷹を持つ少女」

エドガー・ドガ氏のバレエ・シリーズの傑作「 エトワール(踊りの花形)」

アンリ・マティス氏の「カタツムリ」、その絵画の意味は「生きる喜び」

躁鬱病で苦しみながらもヨーロッパ美術展の巡回ツアーに招待された矢田明子氏の「私の命を刻みつける」

生きている間は全く評価されなかった、光の画家レンブラント氏の「イエス・キリスト」

青の画家ヨハネス・フェルメール・ブルーで有名なヨハネス・フェルメール氏の
「青いターバンの少女」

フェルメールは、莫大な借金を残して亡くなったが、その借金は、絵画に当時、
高価な宝石のラピスラズリを使用していたからだという説もある。
なにしろ、当時、青い絵の具の価格の100倍以上していたからなのだ……


その日の倉敷駅に向かう帰り道、ナオトはまたおずおずとユウコに尋ねてみた――

「どうして?僕なんか?とおつきあいしてくれる気になったのですか?]」と。

ユウコはゆっくりと応えた、

「君は私と同じ絵画の前で立ち止まってその絵画をとても熱心に観ていたから、
この人となら価値観が合うと思ったの……」




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このストーリーに関するコメント

16/12/04 葵 ひとみ

訂正します。

「どうして?僕なんか?とおつきあいしてくれる気になったのですか?]」と。

は、

「どうして?僕なんか?とおつきあいしてくれる気になったのですか?」と。

です。

失礼いたしましたm(__)m

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