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リアルコバさん

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鶏料理

12/04/01 コンテスト(テーマ):第二回 時空モノガタリ文学賞【 居酒屋 】 コメント:0件 リアルコバ 閲覧数:2320

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『16卓さん唐揚げ入りました』『唐揚げ1丁よろこんで〜』
「まいったな〜また古い油で揚げられちゃうのかなぁ」
「仕方ねぇべ、この店はとにがぐ安いのが若者には評判なんだべ」
「そりゃそうだけど、あ〜ぁビールん中に肉浮いちゃってるし」
『生4つね』『は〜いよろこんで〜』『こっち軟骨揚げね』

「いいべぇよ回転早ぐて」「いやいや結構眠ってる時間が長いんだ」
「それにしても店、でげぇよな」「あぁこれが金曜とかだと満卓になるよ」
「じゃ余計だべ」「何が?」「作る方も食べる方もそれなりになっちまうべ」
『お会計お願い』『は〜い少々お待ちを』『生3つまだ?』『は〜い』
「じゃ比内君の所も見せてよ」「あぁ行ぐが」「何処だっけ」「左衛門町だよ」

『っらっしゃいまいど』『今日はある?』『ありますよ』『じゃお任せで』
「えっ何、ある?ってのは比内君のこと?」「まぁねオラか久慈君がどっぢかだ」
「注文は大将が決めるわけ?」「あぁ常連さんはね、そうする人が多いだよ」
『せせりを蒸してサラダにしました』『これ食べたかったんだ、ビールね』
「うわっそんなとこまで使われるんだ」「全部使えるがらね」「全部・・・すっげ〜」
『きんかんと春野菜の煮物です、焼き物はモモ、手羽、ぼんじりで良いですか』
「えっ比内君雌だったの?」「ありゃ彼女だっ」「あっ備長炭で・・・いいよなぁ〜」

「やっとかめ〜何しとるぅこんなとこで」「名古屋君どうしたの」「偵察だがね」
『大将美味いよ、今日は比内?久慈?』『比内です、朝〆だからね旨いでしょう』
「うわぁ脂ののったいい感じの煙だね、僕んとこは電気だし煙は禁物なんだ」
「煙が肝心だばやっぱり良い炭でねぇどな でねど香りが出ねぇだよ」
「あたりみゃ〜だがや、煙の無ゃぁ焼き鳥なんか焼き鳥じゃにゃ〜よ」
「えっそうなの?」「わしらん処じゃ煙モゥモゥで手羽焼きだがやよ〜」
『右からぼんじり、手羽先、モモのネギ間になります、塩でどうぞ』

『女将さん冷ある?』『冷酒にします?常温で?』『じゃ喜久水常温で』
「いいなぁこんな店で一度でいいから僕も使われてみたいよ」「そりゃ無理だがや」
「オラもさ、昔は東京なんで来れながったもんな、ブランドって大事だべや」
「そういえば薩摩っちも今日来てるって言ってたよ」「水炊きか・・・美味そだな」
『ふぅ、やっぱり地の物には地の酒が合うねぇ』『ありがとうございます』

『お客さん、もみじは食べられますか?中華風ですが』『頂くよ』
「あれ、そろそろ時間のようだべ、行がねば」「えっ何処に」「じゃなまだ逢うべ」
「比内君、あれ比内君ー」「おみゃ〜知らね〜のきゃ?」「何が?」
「頭から足先まで食べられると成仏して一度天に昇るんだがや」
『見た目はグロテスクだけど・・・美味いもんだねぇ』『ありがとうございます』
「足まで料理しちゃうんだ」「羨ましいな、わしらん処でも滅多に無ゃぁがや」

『美味しかったよ、お勘定してください』『まいどどうも』
「僕ん処じゃ冷蔵庫に内臓も足も頭も無いって事は何処へ行ったんだろ」
「大丈夫何かの餌にはなっとるがね」「名古屋君は?成仏しないの?」
「ほんの一部だがや、後はこうしてさまよって成仏できる先を偵察するんだがね」
『ありがとうございました、またのお越しを』『ごちそうさま』
「輪廻転生、お互い美味い地鶏に生まれ変わりたぁにゃ」「そうだといいね・・・」

『いらっしゃいませ〜何名様・・・こちらのお席へどうぞ・・・』








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