1. トップページ
  2. 私はこの先、どうなるんだろう

ichigoさん

きっと皆、口にしないだけで色々ある。でも時に、聞いてほしい時がある。でも誰にも言えなくて、文字にしました。

性別 女性
将来の夢 お嫁さん
座右の銘 他人の不幸の上に自分の幸せは成り立たない

投稿済みの作品

2

私はこの先、どうなるんだろう

16/10/09 コンテスト(テーマ):第90回 【 自由投稿スペース 】 コメント:0件 ichigo 閲覧数:1166

この作品を評価する

また次の男の所に転がり込むのか。

そう、彼の口から出た言葉がショックだった。
私も付き合ってすぐ、彼の家に転がり込んだ口だ。前の彼の時もそうだった。
でも皆、
ついてきてくれる?そばにいてくれる?
そう言ってくれるから。必要とされてるって思っていたし、本当にそう信じていた。
そんな私はただ青いだけだったのか。

終わってしまえば、誰に言わせても私は追っかけていった女。転がり込んだ女。
いい加減、そう言われるのはうんざり。

信じなかったことを後悔するくらいなら
信じて裏切られる方がいいと思ってたのに。

今度好きになった人はただの片思い。
付き合える保証もない。でも、昔から私を知ってくれてる人だから、信じたい。
昔から私は思ってることを周りに言わず、ただ明るいバカを演じてるつもりだった。

久しぶりに会った彼は、気づいてたよって言ってくれた。
素直じゃなくて、不器用で、誤解されやすい。人生歩いていくのがほんとヘタ。

私が何故、親戚もいない何の縁もないあの地に3年も住んでいたのか。

恐らく小学校6年生の時、父と母は知らない内に離婚していて、知らない内に母の男の所有のマンションに囲われていた。

ある雨の日、すぐ戻ると急いで出た母の後を傘を持って迎えに出た私は、見覚えのある車を見つけた。近づくと助手席には母がいた。
私は、気づかないふりをして通り過ぎ、家に戻った。その後すぐに家に戻った母は、雨に濡れ、泣きながらごめんねと私を抱きしめた。
私は、何も見なかったとウソをついた。
その車は、私の通う小学校の同級生の子の家の車だった。子どもながらに、嫌な予感がしたのだった。

父もそうだったが、その人も、母に暴力を振るう人だった。
母がその人の子を妊娠した時、私は正直喜ばなかった。種違いの弟か妹が産まれても、可愛がれる気がしなかった。
途中で、赤ちゃんには罪はないとその思いは改まったが、間に合わなかった。
体の弱い母は産めなかったのだ。
母は、お姉ちゃん思いの子だったと私に言った。そんな事言われれば、嫌でも自分を責める。
学校帰りに神社を巡って、産まれてきて下さいと手を合わせた事は誰にも言わなかった。

ご飯を作りながら泣いていた母の背中は
今でも目に焼き付いて離れない。

母は、きっと殴られ蹴られしたのだろう、傷だらけで泣きながら私に抱きついて大阪に帰りたいと言った。
私と母が何のゆかりもないあの地にいたのは、そんな出来事があったから。

そんな事、誰にも言えないし、言ったところで誰だって困惑するに決まってる。
そう思うと、あの頃の私はなかなかな事を抱え込んでいたなと思う。

誰も悪くない。母も、きっと私を守ってくれていたんだと思う。

住んでいた部屋を出ていく日、机にはその人宛の郵便物と指輪が置かれていた。
やはり、知っている名前だった。
気づいてた事は、未だに母には言っていない。

通っていた学校は、島と違い、皆良くしてくれた。彼も、そのうちの1人だった。
すぐに閉ざしてしまいがちな私の心をこじ開け、優しく接してくれた皆には、感謝の気持ちしかない。人ってこんなに温かいんだ。と、
初めて知った。

家庭の事はもちろん誰にも言わなかったし、明るく振舞っているつもりだった。

大阪に帰ると決まった時は、ギリギリまで皆に言わないよう先生にお願いして、転校した。

あれから、私は都会に順応し、それなりに反抗もしながら容姿は大人に育った。

母親に似たのか、男を見る目はないようだ。

実の父の事は、もう時効。
父ももう年老いた。あの頃の事は、父なりに反省してくれただろう。

好きな人は、あの頃からとても体が大きくて、優しい。大好きな存在だったからこそ、失いたくなくて、異性として好きになる事を自分にも周りにも認めなかった。

不器用な私は、思いを伝える事も出来ず、彼と離れたのだった。

今回、とてもベタなキッカケだったが、彼が夢に出てきたから、連絡してみた。
久しぶりに会った彼は、久しぶりな感じがあまりしなくて、あの時と同じ、安心感がすごかった。背が高くて、野球をやってる人が好みなのは全て彼が原点だ。

お互いの事を朝まで話した時間は本当に一瞬で、幸せだった。
きつく抱きしめられればそりゃあ…
思いも溢れてしまう。

離れても、彼の事が頭の中から離れない。
彼なら、大丈夫だとまたすぐ私の信じたい心が揺れる。
彼だって、何も思っていない人を抱き締めたりはきっとしない。

こんな事があった以上、まだ同棲中の彼と、好きな人に対し紳士に向き合う為にも、まず付き合ってる人と別れるべき。
そう思って、今回彼に別れを告げた。
好きな人ができた。初めて正直な思いを述べて別れ話をした。
気持ち悪いって言われて、一気に彼への思いは冷めた。もう話す事は何もない。

彼に未来が見えないと言ったけど、1人になって、もっと何も見えない。
でもこれで良かったんだ。
この先どうなるかは分からないけど、もっと素直に、自分の気持ちに正直になろう。
恥ずかしがらず、気持ちを伝えていきたい。


コメント・評価を投稿する

コメントの投稿するにはログインしてください。
コメントを入力してください。

このストーリーに関するコメント

ログイン