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奈名瀬朋也さん

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ぱぴぷぺ『ぽ太郎』

16/08/14 コンテスト(テーマ):第114回 時空モノガタリ文学賞 【 パピプペポ 】 コメント:1件 奈名瀬朋也 閲覧数:758

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 パピプペ、パピプペあるところに。
 パピーとマミーが住んでいました。

 パピーの名はポピー。
 ポピーは奥さんが大好き。

 ポピーの奥さんはマミーと呼ばれていますが、これは二人だけのニックネームです。
 マミーの本名は親指姫。
 だから、人間サイズのポピーとの間に子を授かることができませんでした。

 ポピーは花を咲かせるのが大得意。
 ある日、彼は咲かせた花を市場に出荷しようとしていました。
 そんなポピーの帰りを待つマミーこと親指姫。
 彼女は愛するポピーの為に、彼のお気に入りのパープルなポシェットを洗濯してあげたいと考えました。

 親指姫は小さな体で懸命にポシェットを引きずり運びビーチに向かいます。
 そして、長い長い時間を掛けて、ようやくにたどり着きました。

 彼女はポシェットを洗濯しようとビーチに近づいていきます。
 その時です、ビーチの上の方からぱぴぷぺぽー、ぱぴぷぺぽーとピーチがポップにビーチ流れてきました。
 それは親指姫の身の丈ほどもある桃でした。

 ピーチが大好きな彼女は大興奮!

 ポピーの大切なポシェットの肩ひもを投げ縄のように扱い、見事ピーチを引き寄せました。
 そして、彼女は洗濯のことなどすっかり忘れ、ポシェットにピーチを詰め込むと来た道を急いで戻ります。


 ポピーが家に戻ると、さっそく親指姫に「ピーチを切って」とせがまれました。
 親指姫の小さな体ではとても刃物を扱えなかったからです。
 ポピーは包丁を取り出すと、ピーチに包丁を入れパカーンと切りました。

 するとどうでしょう!

 中から親指姫よりもずっと小さい男の子が産声を上げ出てきたのです!
 二人はこれを大層喜び、この子に一寸法師と名づけ大切に育てました。


 そして時は経ち、一寸法師は、背は小さいままですが、立派な青年へと成長しました。
 ある日、彼は両親の為、自らも働くことを決意します。
 三人は相談し合い、一寸法師にお椀で作った船を与え、彼に小魚を取る漁に行かせました。


 お椀の船を操る一寸法師。
 彼は川を下り、やがて大きな海へと行き着きました。
 一寸帽子は雄大な海を前に、心がすっとした気分です。
 しかし。

「や、やめてくださいっ」

 そんな彼の小さな耳に、波音に混じって悲痛な叫び声が聞こえてきました。
 声のした方を見ると、一匹のカメが小鬼達にいじめられています。

「ババババ」
「ビビビビ」
「ブブブブ」

 奇怪な叫び声を上げる小鬼達。
 見かねた一寸法師は両親が持たせてくれた針の刀で小鬼達をこらしめました。
 小鬼達を追い払うと、いじめられていた亀は泣いて一寸法師にお礼を言います。
 そして、お礼がしたいと言い、彼を竜宮城へ招待すると申し出ました。
一寸法師は亀の背に乗りいざ海の中へ。

 しばらくして海底に煌びやかな建物が見えました。
 それはピカピカと綺麗に輝く竜宮城です。
 竜宮城に入ると、乙姫が現れ一寸法師を歓迎しました。

「カメを助けてくれてありがとうございます。今宵はパーッと楽しんでください」

 その後、一寸法師は時を忘れて竜宮城で大はしゃぎです。
 当然、お金がたくさん掛かりました。

「えっ? お金払わないといけないんですか?」

 一寸法師がそんなことを言うと、ぷっちーんとぷんぷん怒り出しました。
 そして、乙姫がお店の奥に戻ると、その後たくさんの鬼が出て参ります。

「お客さん困るんですよねぇ、こういうの」

 と、一寸法師は鬼達に囲まれました。
 しかし、すばしっこい一寸法師のこと、ぴゅぴゅぴゅーんと鬼達の手をすり抜けていきます。
 とうとう鬼達は、一寸法師を捕まえることをあきらめてしまいました。

「あー! もういい! お代はいいから帰ってくれぇ!」
「しょうがない。そこまで言うなら帰ってやろう」

 と、口ではそう言った一寸法師でしたが、帰る前に鬼達にあれがほしいこれがほしいとわがまま放題言い出します。
 しまいには竜宮城で好きになったかぐや姫という少女を連れて帰ると言い出した。


 その後、一寸法師とかぐや姫は結婚し、なんと二人の間にはこどもが生まれます。
 ぽーんと生れ出た玉のような男の子。
 二人はその子に、ぽ太郎という名前を付け、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。

 ぱぴぷぺぱぴぷぺ……おしまい。


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このストーリーに関するコメント

16/08/18 デヴォン黒桃

ぼ太郎が生まれるまでに、色々な童話が絡まって、混沌としている状態が面白かったです。
パピプペポを名詞やオノマトペに使うことでポップに仕上がったと思います。

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