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てんとう虫さん

不思議な話怖い話恋の話がすきです。読むのはたくさん経験ありますが描くのはまだまだで精進中

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焦げだ卵焼きと秀司君のお母さん

16/07/05 コンテスト(テーマ):第112回 時空モノガタリ文学賞 【 弁当 】 コメント:0件 てんとう虫 閲覧数:770

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 秀司君はいつもサンドイッチいれるプラスチックの籠のような四角い入れ物を弁当箱として持ってきていた。
「秀の母さん卵焼き焦がしてんな?」と洋一が話しても苦笑するだけ。
少し焦げた卵焼きを噛み締めるように食べています。
その姿はなぜか心に残りました。
次の土曜の弁当の日。
洋一と秀司の机をみると洋一が何かをいい秀司がいいと首を振ってる姿でした。
「たまには交換しょうぜ、弁当をさぁいいだろう?」
とじっと見ていた。
「いや…まあいいけど。もんくいうなよ?」
と大きなハンカチで包んだ弁当箱をさしだします。
洋一にも噛みしめて食べる秀司の様子を不思議に感じていたはず。
「やった!じゃあ交換な。 」
と自分の弁当箱秀司のほうに置きました。
箸はいつものを使い食べ始める。
「 卵焼きから…うん? 」
口に入れた卵焼きをもぐもぐたべていたが静かになりました。
一方秀司はほら見たことかと観察しています。
「 なにこれ…?すげー甘すぎ!?」秀司も苦笑してほらと洋一のお弁当差し出す。
「卵焼きだけ寄越せ。他のは普通だから。母の味なの。
父は母の卵料理はたべないよ?」
いつものことなのかそう言うと卵焼き箸でとり普通な表情で口に入れる。
どれくらい甘いのかと想像してみた。うちの卵焼きはダシの素に砂糖、醤油に酒入れる。
甘い茶色い卵焼きだ。
洋一には甘すぎたのかウかない顔をしている。




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