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嵐太郎さん

性別 男性
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あかいコウモリさん

16/06/14 コンテスト(テーマ):第110回 時空モノガタリ文学賞 【 雨 】 コメント:0件 嵐太郎 閲覧数:868

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わたしは、あめのひがだいすきでよくいえのそとであそんでいます。 
そんなとき、いつもきているのがきいろいいろしたカッパさんです。
でも、コウモリさんはきらいなんです。

だって、あそぶときにじゃまだし、あたましかまもってくれないからきらい
でも、そんなわたしがコウモリさんをすきになるときがきました。

あるひ、かいものにいったときに、おかあさんがまっかなコウモリさんをかってくれたのです。
わたしはうれしくてはれのひでも、このあかいコウモリさんをさしてあそんでいました。

あまりコウモリさんをつかっていなかったわたしにはしんせんなかんじです。
あめのひにコウモリさんをつかうと、あめがあたってポツン、ポツン、パラパラパラパラといいおとを
かなでてくれます。
そのおとがすきでコウモリさんをさしながらとんだりはしったり
いろんなおとがききたくてとにかくはしゃいでいました。

おおあめのときもたいふうのときもコウモリさんをつかってそとにでてあめのおとをきいています。
パンパンパンパン、パラパラパラパラ、パパパパパパパとはげしいあめのおとがコウモリさんでかなでられます
そんなコウモリさんがすきでした。

だけどきのうのゆうがたおかあさんとかいものにいって、こうもりさんをわすれてきてしまったのです。
あわててとりにいったら、こうもりさんはもういなくなっていました。
わたしはなきました。
そとのあめにまけないくらいいっぱいのなみだをながしてなきました。

わたしはひどくおちこんでしまいました。
コウモリさんのことをずうっとかんがえていました。
そのひのよる、わたしはコウモリさんのゆめをみました。
「あした、かえるね」そのひとことをのこしてゆめからさめました。

つぎのひがきました。
きょうもあめがふっていました。
でも、コウモリさんがいないあめのひはつまらないです。
カッパさんをきてあそんでいてもあめのうたはきこえません、きこえるのはあめのふるおとだけ
ザーザーとなるあめのなかわたしはいつかえってくるのかなとコウモリさんをまちわびていました。

ゆうがたになりました。
するとピンポーンといえのチャイムがなります。
わたしはコウモリさんがかえってきたのかな?
とおもいながらものかげから、おかあさんがげんかんをあけるのをみています。

すると、わたしとおなじくらいのおんなのこが、あかいコウモリさんをもっておかあさんにこえをかけます。
「これ、まちがえてもっていっちゃったの、ごめんなさい」
それはわたしのコウモリさんでした。

うしろにたっていたそのこのおかあさんらしきひとが「傘に住所のシールが貼っていて、それをみてここまで届けに来たんです」
わたしのおかあさんは「わざわざすいません、ありがとうございます」そういってわたしをてまねきしてよびます。
ちかづいてきたわたしに、おんなのこがこうもりさんをわたしてくれました。
「ありがとう」わたしはそういってこうもりさんをうけとりました。

こんどははなさないからね。
そうおもいながらギュッとにぎりしめているとおかあさんたちはそれをみてこうかいわします。
「その傘、とても大事なのね」とこえをかけてくれます。
わたしのおかあさんは「そうなんです、だから住所のラベルを作って傘に貼っておいたんですよ」とわらいながらはなします。
わたしはもういちど「ありがとう」とへんじをすると、おんなのこもおかあさんも笑ってくれて「じゃあね。バイバイ」と
へんじをしてかえっていきました。

そのひはあめでした。
わたしはさっそくもどってきたかさをさしてそとにでます。
あめのおとはいつものようにけいかいです。
パンパンパン、パラパラパン、パンパンパンパン、パラパラパン
よろこんでうたっているようなおとでした。

わたしはあめのひとあかいコウモリさんがだれよりもだいすきです。



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