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蹴沢缶九郎さん

どうもはじめまして、蹴沢缶九郎と申します。暇つぶしに読んで頂ければ幸いです。「小説家になろう」でも同ニックネームで掌編小説を書いてます。http://mypage.syosetu.com/707565/ よろしくお願いします!!

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森の分かれ道

16/05/20 コンテスト(テーマ):第109回時空モノガタリ文学賞 【 旅 】 コメント:0件 蹴沢缶九郎 閲覧数:1026

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旅人が森の分かれ道でどちらに進むべきか悩んでいる。別に目的地を決めての旅でもなく、気ままな一人旅なのでどちらの道を行ってもよかったのだが、これも旅の一興と旅人は道を決めあぐねていた。

その時、突然どこからか誰かの歌声が聞こえてきた。

「右だよー右に進もうー ラララ右には幸せがいっぱいー」

歌声のする方を見ると、木の枝に止まっている小鳥が歌っていた。こんな事もあるんだなと思っていると、今度は別な所から、

「左だよー左に進もうー ラララ左には幸せがいっぱいー」

と歌声が聞こえ、子ぐまが歌っている。旅人は歌い続ける小鳥と子ぐまに交互に視線を送り、一歩一歩ゆっくりと小鳥に近づき、素早く小鳥を掴んで捕まえた。小鳥は「ぐえ」っと声を漏らし、必死に逃げようとするが旅人は逃がさない。
そして旅人は右でも左でもなく、来た道を戻っていった。

旅人からすれば、歌う奇妙な動物の言う事など信用出来なかったし、この不思議な鳥を他の人にも見せようと思ったのだ。たとえ小鳥が人前で歌わなかったとしても、見世物小屋をするわけでもなし、それならそれでよかった。


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