1. トップページ
  2. はるくんとクレヨン

こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

投稿済みの作品

5

はるくんとクレヨン

16/04/24 コンテスト(テーマ):第107回 時空モノガタリ文学賞 【 色彩 】 コメント:4件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1279

この作品を評価する

 はるくんは、二さいです。
 お絵かきが、だいすきです。
 がようしに、きいろのクレヨンで、ビューっと、せんをひきます。
 あかいクレヨンで、くるくるまるをかきます。
 あおいクレヨンを、しゅっしゅっしゅっと、うごかします。
 みどりのクレヨンは、トントントンと、たたきました。
「みて、みて。」
 はるくんは、おかあさんをよびます。
 はるくんの絵をみたおかあさんは、
「うわぁ、すてき。はるくん、じょうずねぇ。」
と、手をパチパチたたいて、うれしそう。
 
 はるくんは、まだまだクレヨンをとりだします。
 むらさきいろ、ちゃいろ、くろいろ、ももいろ、どんどんがようしに、かいていきます。
「いろんないろが、あるね。」
 おかあさんは、はるくんのかく絵を、ニコニコしながら、みています。
 はるくんが、おかあさんに、
「カンカンカン」
といって、クレヨンをわたします。
「ふみきりだね。じゃぁ、かくよ。」
 おかあさんは、きいろとくろのクレヨンで、ふみきりをかきました。
「でんしゃも、かこうかな。」
 みどりいろのクレヨンで、でんしゃをかきます。
 はるくんは、おおよろこび。
「はるくんは、なにいろがすきなの?」
 おかあさんがきくと、はるくんは、
「きいろ。」
と、おおきなこえでいいました。

 柱のとけいをみると、三時です。
「じゃぁ、いいものを作ってあげる。まってて。」
 おかあさんは、台所にいくと、冷蔵庫から、たまごと、牛乳をとりだしました。
 たまごに、牛乳と、さとうをまぜて、パンをひたします。
 フライパンにいれると、ジューっと、いいおとがしました。
 ぷーんと、あまいにおいがしてきます。
「はい、できたよ。きいろいフレンチトースト!」
 おかあさんが、おさらにのせて、もってきてくれました。
「わぁ、きいろ!」
 はるくんは、目をキラキラさせています。
 フレンチトーストを、パクパクたべます。
 ペロリとたいらげたはるくんは、ごきげん。
「はるくん、きいろをたべちゃったね。」
 おかあさんが、ニコニコわらっています。
 はるくんは、
(きいろって、こんなにおいしいんだね。やっぱり、きいろが、だいすき。)
って、思いました。

 がようしの上で、きいろのクレヨンが、コロンところがりました。


コメント・評価を投稿する

コメントの投稿するにはログインしてください。
コメントを入力してください。

このストーリーに関するコメント

16/05/25 犬飼根古太

こぐまじゅんこ様、拝読しました。

絵本作家の方らしい優しさを感じました。
さらに、リズムがとても良かったです。ひらがなが多いのに凄く読みやすくてビックリしました。
テーマである色彩も、クレヨンやフレンチトーストを実に効果的に扱われていて感心しました。
さりげない最後の一行も余韻が残って素敵です。
絵本作家さんらしい素晴らしい作品だと思います。

16/05/25 こぐまじゅんこ

犬飼根古太さま。

コメント、ありがとうございます。
とても、うれしい感想をいただき、感激しています。
孫のことを書いたお話です。
ほんとうに、ありがとうございました。

16/05/26 光石七

拝読しました。
甥っ子姪っ子とのお絵かき、まさにこんな感じです^^
はるくんが好きな色としてフレンチトーストを作ってくれるお母さん、素敵ですね。
最後の一文も優しい余韻を残し、すごくいいと思います。
全体が優しく温かい雰囲気で、是非絵本にしてほしいです。甥っ子姪っ子に読んであげたい。
素敵なお話をありがとうございます!

16/05/26 こぐまじゅんこ

光石七さま。

コメント、ありがとうございます。
とても、うれしいです。
甥っ子、姪っ子ちゃんに、よろしく!

ほんとに、ありがとうございました。

ログイン