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てんとう虫さん

不思議な話怖い話恋の話がすきです。読むのはたくさん経験ありますが描くのはまだまだで精進中

性別 女性
将来の夢 ほんがよめる茶店
座右の銘 石の上にも3年

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サイコロのゆくえ

16/02/09 コンテスト(テーマ):第102回 時空モノガタリ文学賞 【 ギャンブル 】 コメント:0件 てんとう虫 閲覧数:1004

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「ねえ、おじさん?お腹空いてるなら僕とハンバーガー食べない?」
にこと笑顔で声かけてきたのはあの子だ。
「……。」
情けなく感じたがここ3日水しか飲んでない身としては否定できない。
「沢山食べれるよね、7個ぐらいでもいい?待っててね?」
サラサラした茶色髪揺らしながら少年は走ると俺が見ていたバーガー店に自動扉をあけて入っていってしまう。
十数分たつと大きな紙袋とビニール袋に小袋持って出てくると
「はい、冷めないうちに食べようよ。そこのベンチ開いてるよ。」
とたたっと歩きベンチにすわる。
値段高そうな大きなハンバーガーが5個にシンプルなチーズ肉2枚重ねて入っている。
「これ一枚ずつの足したのか?」
うんと頷いた。
「材料費だせばオーダー聴いてくれるって減らすのはひいてはくれないだよ?変だよね?」

ハンバーガーをコーヒーで次々食べていく自分を少年はシンプルなハンバーガーとミルク食べながら見つめている。
お腹が落ち着くとホットした。
「ねぇ、どうして今の生活になったかきいていい?教えてくれる?」
多分それ知りたくて食事させてくれたと気づく。
「別に普通だぞ…? リストラされて妻が愛想尽かして子供連れて家出ていったんだ。それからはまあ土方の仕事していろいろ町を転々としてここ数年は仕事も少なくてメシも食べれなくなったよ。」
そう嘲笑げにいう。
「ねぇ、じゃあリストラされる前は何してたの? 」
澄んだ瞳はじっと厳格な男のように視ていた。 
「設計デザインだよ。注文通り作るんだがここの業界も数が多く若くてざんしんデザイナーの方が人気で年を取る給料だけ高くていやがられてね。」
苦笑いする。
注文通り依頼主にデザインして図案見せたが気にいられなかった。
見習いに入ったばかりの新人の奇抜な図案を金持ちの客は気に入り上司不興かってね…。不況で仕事減るとリストラの第一候補なり僅かな退職金に有給分と1月給料で25近く働いた仕事先解雇された。
「怒らないで欲しいだけど多分あなたを前から辞めさせようとしてたんじゃない?普通は1回気にいられないからて家族いる勤続年数ある人やめさせないよ? わざとだねそれ、いまからでも裁判して訴えてたら?パパの所の弁護士に話してあげようか?きっと勝てるから親身になつてくれるよ。 どうする、おじさん?」
いたずらを誘うように聞いてくる。
「どうして…、君はそんなに私に親切なんだ…? 見知らぬホームレスなんかに?」
不思議だった。私がこの子のような多分裕福な育ちのいい子なのだろう。
頼もしい父に上品で優しい母囲まれて大切に育てられたのが分かる。
「僕があなたならすごろくのサイコロ振るよ?僕は絶対嫌だ!、だって悔しいじゃない!」
自分のことのように怒る少年が可愛らしい。
男ぽくいうが口調は子供だ。
私は大きく呼吸した。
この子はプライド高い子なのだろうか?
「私も、悔しい。本当に紹介してくれるのかい?」
子供頼る時点で情けないがほかに弁護士なんて分からなし知り合いもいない。
「信用してくれないの?」
それにすぐに横に首を振る。
「お金ないからね、それでも受けてくれるかと思ってさ。」
そっかと俯く。
弁護士は話聞いて相談するのにもお金がかかるのだ。
「パパ、ぼくの年上の友達が不当な解雇あって困ってるの。僕に弁護士費を貸して下さい!」しばらく沈黙して大きなため息が聞こえきた。
「どこで探してくるだその友達は…。 返して貰えるか分からんだろう? 」
その通りだ、他人に出してやる義理もない。
「僕は友達の格好いい仕事姿が見たいんだ。パパのように背筋伸ばして綺麗な今日のような青空見てほいしの。したばかりみていないでね。」
今にも消えて死んでしまいたいような顔を見たくなかった。
「私の金利高いぞ、お前がローンをかぶるかもしれないよ?」
いたずら子のような少年と同じ楽しげな声がひびく。
「平気、僕はパパよりも会社の大きくしてあげる^^」
少年は楽しげに見つめてきた。
私は空を見上げた。
少しずつ日は傾いていたがまだ暖かく気持ちの良い日だ。青いこわいようにすんだ空がきれいに見えた。

              


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