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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

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他山の石って?

15/11/23 コンテスト(テーマ):第九十七回 時空モノガタリ文学賞 【 他山の石 】 コメント:0件 こぐまじゅんこ 閲覧数:935

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「お母さん、他山の石って、どういう意味?」

 わたしは、小田ひかる。小学三年生。
 本を読むのが大好きで、お父さんの本棚のむずかしい本も、ときどきこっそり読んでいる。
 そこに、「他山の石」って、言葉があって、ちんぷんかんぷんだったの。
 お母さんは、
「他山の石?」
と、首をひねると、考え込んでしまった。
「うーん、わからないわ。こういうときは、辞書をひけばいいのよ。」
 そう言うと、辞書をもってきた。
「―よその山から出た、つまらない石。転じて自分の修養の助けとなる他人の誤って言行― とでてるわよ。むずかしいわねぇ。お母さん、よくわからないわ。」
 お母さんは、国語があんまり好きじゃなかったみたい。
 
 わたしは、どういうときに使うのかなぁ・・・と、思った。
 そのとき、おとうとのかずまが、
「おねえちゃん、みてみて!」
と、テレビの横で、くるくるまわりはじめた。
 くるくる くるくる
 調子にのって、まわるかずま。
 やがて、目をまわして、ぐらりとたおれ、テレビのかどで、頭を思いっきりぶつけて、大泣きしている。
「ばっかじゃないの。」
 わたしは、あきれかえった。
 
 でも、わたしも、この間、テレビでスケートをみていて、あんなにくるくるまわってみたいなぁ・・・、なんて、ひそかに思っていたんだよね。

「かずまを他山の石として、わたしも、家の中で、くるくるまわるのは、やめておきます。」

 思わず、言ったら、お母さんが、
「なるほど! そういうときに使うのね。」
なんて、感心している。

 でも、お母さんじゃ、あてにならない。
 明日、学校の先生に、この使い方でいいのか、聞いてみようっと!


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