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のんのんさん

のんびりした性格です。

性別 女性
将来の夢 絵本作家
座右の銘 人を許せる人でありたい

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落ち葉

15/10/14 コンテスト(テーマ):第九十四回 時空モノガタリ文学賞 【曖昧】 コメント:0件 のんのん 閲覧数:1087

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風が吹くたび、空から降ってくる。クルクル、ヒラヒラ回りながら落ちてくる。あー気持ちがいい。懐かしい落ち葉の匂い。落ち葉の絨毯に寝転がると、真っ青な空が広がっていた。綺麗だなぁ。思わず、落ち葉をごそっと抱きしめ、「こんなに幸せな気持ちにしてくれてありがとう」と、呟いた。そして深呼吸をしながら、ぐーんと大きな背伸びをして目をつぶった。
カサカサ、カサカサ…サラサラ、サラサラ…ん、何の音だろう?
フワッと体が浮いた気がした。「うわっ、なんだ、なんだ。浮いている。体が浮いてる。えっ、もしかして、空、飛んでる?」
さっき寝転がった落ち葉の絨毯が、魔法の空飛ぶ絨毯に変わっていた。
いったいどうなってんだと驚く僕に「やっと、会えたね。ずっと待っていたんだよ」と、どこからか、声が聞こえた。心の中はとても懐かしく、穏やかな気持ちに溢れていた。
気が付くと、最初に寝転がった落ち葉の上だった。
「ありがとう。ずっと待ってくれていたんだね」僕の頬にキラッと光るものが流れた。


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