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みやさん

写真と物語の融合、写真物語家を夢見ています。 マイペースで更新中。Twitter➪@miya_ayim

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人生は 思う通りにいかないね でもだからこそ おもしろいんだ

15/10/02 コンテスト(テーマ):第九十三回 時空モノガタリ文学賞【 憂鬱 】 コメント:2件 みや 閲覧数:1052

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「行け!そこだ、周り込め!」
監督の声が響き渡る試合中のサッカーグラウンド。それを一人見つめる少年がいた。

今日もスタメンに選ばれなかった…でも今度こそスタメンに選ばれるんだ。練習だってもっといっぱい頑張らなくちゃ。少年はそう心に誓った。

「泣いてるのか?」
いつの間にか少年のそばで試合を見ていた背中に黒い翼のある悪魔の様な男がそう言った。
「…泣いてないよ」
少年はゴシゴシと腕で顔を拭いた。
「誰か怪我させてやろうか?」
少年は目を丸くした。
「なんでそんな事しなくちゃいけないの?」
今度は悪魔の様な男が目を丸くした。
「そうすれば、お前が試合に出られるだろう?」

少年は、悪魔の様な男を軽蔑するような目で見つめた。
「なんでそんなひどい事言うの?皆今日の試合の為に一生懸命頑張ってたんだよ。それなのに怪我させるなんて…ひどすぎるよ」

悪魔の様な男はますます目を丸くした。
「お前は試合に出たくないのか?」
「出たいに決まってるよ。でも誰かが怪我したから代わりに出るなんて嫌だ。僕はもっといっぱい練習して次の試合には絶対出るんだ」
「…お前はなかなか骨のある奴だな」
「人間なんだから骨があるに決まってるじゃないか。変な大人。変な翼なんか着けて応援してるし、ふざけてるみたいに見えるから止めた方がいいと思うよ」

悪魔の様な男は苦笑いした。


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このストーリーに関するコメント

15/10/21 光石七

拝読しました。
この少年は素晴らしいですね。誰かを蹴落として、ではなく、自分の努力と実力で望みを叶える。誘惑される気配が微塵も無く、そのまっすぐな純真さに頭が下がります。私だったら悪魔のささやきにぐらつくと思います(苦笑)
少年の姿がすがすがしく、心が洗われるようなお話でした。

15/11/02 みや

光石七 様

コメントありがとうございます☺
私も悪魔の囁きに応じてしまう自信があります(笑)
この少年がこれからも純粋に夢を追い続ける事が出来れば良いですね。

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