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高木・E・慎哉さん

小説を書くのが好きです。 小説は読むより書く方が好きです。 よろしくお願いします!

性別 男性
将来の夢 ノーベル文学賞受賞
座右の銘 早く生きればいいことある

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突然の奇跡

15/07/31 コンテスト(テーマ):第八十九回 時空モノガタリ文学賞【きっかけ】〜松山椋君の足跡 コメント:3件 高木・E・慎哉 閲覧数:1136

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その日は夜空の星々を見ていた。
綺麗な星空の夜だった。
「綺麗な星だね!」
君が言った。
「そうだね…。でももっと美しいものがあるよ!」
君はビックリした目で、僕を見た。
「何…?」
「君だよ!」
君は嬉しそうに大きく目を見開いた。

二人は熱く見つめ合った。
あの日から、僕らはいつもそばにいた。
つかず離れずの関係が、純粋に嬉しかった。

僕は作家という仕事をしていたが、全然認められなかった。
僕らは若かった。
まだ、愛という言葉を知るのに、早すぎるくらい、若かった。

時に、喧嘩したり、笑いあったり、色々と思い巡るたくさんの出来事があった。

僕らが出会ったきっかけは、偶然だった!
それは、まさに奇跡だった。

僕が船に乗ろうとしている時、地震が起こった!
僕はビックリして、船に飛びついた。
君はその時、救助隊の一人だった。
急いで、僕の所に来て、
「大丈夫ですか?」
と声をかけてきた。
僕は、
「大丈夫です!」
と言って、ふらついた。
思わず、その時、僕は君に抱きついた。
しかし、君は僕をがっちりつかんで離さなかった。
僕は嬉しかった。
初めて、自分がしっかりと抱きしめれる人を得た気分だった。

何より、君は美人だった。
僕は君に連絡先を聞いた。
君は、きょとんとした顔をした。
その顔がまた、胸を締めつけられるような、凄い愛くるしい顔をしていた。
僕は思わず、顔を赤らめた。
恥ずかしかった。
自分は何をしているんだ?という気分になった。

でも、その時、分かった!
僕は君に恋をしたんだ、と…。

そして、僕らの交際が始まった。
僕らは、とてもシャイで手を繋ぐのも、恥ずかしくてためらっていた。
でも、君は積極的だった。
特に、時折見せる笑顔がチャーミングだった。

僕は夢中で君を愛した。
僕らは夢中で、恋愛をしていた。

暑い夏の日だった。
とろけそうになるほど、地面は陽炎が巻いているほど、暑かった。
僕らは、花火を見に行った。
忘れはしない。

君は、突然死んだ!
あまりにも、早すぎる死だった。

結婚しようという約束だって、二人の秘密にしていた。
抱きしめ合ったことだってある。

あまりに、現実は残酷だった。
君は二度と帰らぬ人になった…。

僕は今でも、覚えている。
君が見せたあの眩しそうな美しい眼差を!
僕は覚えている。
僕にしか見せたことのなかった、天使の笑顔を!

だから、僕らが一緒にいた時間は、あっけないほど短かった。
それなのに、今でもこの僕の胸をとても熱く焦がすんだ…!
愛しているんだ!

だから、もう一度…、もう一度戻ってきてほしい!
僕の元に来て、あの笑顔をもう一度見せてほしい!

僕は壊れそうなんだ。
君をなくした僕は、抜け殻で、もうまともに小説も書けなくなっちまったんだ!
あんなに好きだった小説も、書こうとすると、君を思い出すんだ!

なぜ、いなくなったんだい?
僕は今でも、君が帰ってくるのを待っている。

できれば、僕も君の後を追いかけたい!
でも、それをしてはいけないことは、今の僕には分かっているんだ!

だから、お願い!
そばにいてほしいんだ!
いつも、そばで微笑んでほしいんだ!!!

いつまでも、僕の胸には、君の横顔が甦るんだ!
何度も何度も、君を愛した僕は、声を出さずに泣いているんだ!

戻ってきてくれ!
帰ってきてくれ!
もう一度、あの日の二人に戻ろう。
例え、現実が何も変わらなくても、君なしで生きるなんてできないんだ!

君はずるいよ。
僕を一人置いていくなんて…!
あんまりだ。
せめて、僕と一緒に、僕も連れていってほしかった。

涙がとめどなく流れるんだ。
悲しみが消えないんだ。
こんなに愛してるのに、毎日泣いているんだ。
寂しいんだ。

早く帰ってきて。
そして、あの日の笑顔をもう一度!

涙が止まらない日は、君のお墓に行く。
そして、墓前で君に話しかける。
あの日の僕らを思い出す。

あまりに蒼く、ピュアに二人で走り抜けてきた、道を。
二度と戻らない君を、この胸に永遠に刻んで…。

僕は歩き出した。
やっと、立ち直って、また小説が書けるようになった。

小説は瞬く間に、ベストセラーになり、ミリオンセラー連発で、文学賞も全部総なめだ!
完璧な僕がいる。
いや、実は完璧じゃない。
世間が思ってる僕と、僕自身が思う僕は違う。

決して、文豪と呼ばれるような僕は、世の中が作った僕だ。

僕は今でも、君を愛しているから、僕なんだ!
永遠の愛を誓う。

ありがとう!愛をくれて!!!


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このストーリーに関するコメント

15/08/01 松山

高木・E・慎哉さん、拝読しました。
突然の出会い、そして突然の別れ、胸が締め付けられます。主人公が悲しみから立ち直る姿だが望んでいるものが他にある、その事が大切なんですで。
有難うございました。

15/08/01 高木・E・慎哉

松山さん、ありがとうございます!
拝読して頂き、幸せです。
僕は結構、作者としては、文章をありのまま表現するので、見る人によっては、評価は様々だと思います。
できる限り、読者様の心のありかたを、尊重して書いてます。
僕の作品で、読者様が心が楽になられたら、幸甚のあまりです。
人生色々ありますが、前を向いていたいです。
僕は、まだまだ若輩者ですが、少しでもお役に立てたら感動です。
これからも、生きて下さい!
本当なら、僕なんかが言うには、おこがましいのですが、作家として、小説を書くという仕事を避けては通れない僕の運命なんです。
世界の平和を願います。
P.S.もし僕の文章で気持ちにさわられたら、おっしゃって下さい。

15/08/01 高木・E・慎哉

皆様へ。
たくさんの、いいね、ありがとうございます!
これからも、多くの、一人でも多くの読者様を大切にしていく所存です。
僕の作品は、完璧にフィクションですが、感想など、気軽に自由に書いてくれて結構です。
その代わり、見ている人の、気持ちを大事にして下さい!
僕自身、読者様の心をかなり気遣っていますが、それでも、十人十色色んな人が見ています。
どのような、視点で、読まれているか、読者様のご自由です。
しかし、できる限り、人の気持ちを害する言葉は使わないでほしいです。
作者である、僕自身も細心の注意を払って、小説を書いているつもりですが、それでも、目にあまるような小説を見かけたら、お聞かせ下さい!
できる限りの、修正を心がける所存です!
いつも、ご拝読感謝の限りです。

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