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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

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どうぶつえん

14/12/17 コンテスト(テーマ):第七十三回 時空モノガタリ文学賞【 隣室 】 コメント:2件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1165

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 どうぶつえんのオリの中。
 ここは、さるくんの部屋です。
 さるくんの部屋は広くて、木があり、仲間もいっぱいいます。
 今は、冬なので、さむくてさむくて、さるくんは、みんなとくっついてじっとしています。
 そのようすを、オリの外の人間たちは、おもしろそうにみています。
「おいおい、さるがくっついて、あっためあってるぞ! かわいいなぁ。」

 さるくんは、心の中で思います。
(えっへん、どうだい。かわいいだろう!)

 でも、オリの外でみていた人間たちは、すぐにとなりの部屋のゾウをみにいくのです。
 
 ゾウくんは、大きくって、どっしりしています。長い鼻をふるたびに、人間たちは大きな声で言うのです。

「おー、ゾウって、ほんとにでっかいなぁ・・・。どうぶつえんでしかみられないゾウはやっぱり見ごたえがあるなぁ!」

 さるくんは、人間たちがそう言うたびに、
(ふんっ、ぼくも、もっと人気者になりたいなぁ・・・。)
と、思うのです。

 ある日、小さな男の子が、さるくんの前で立ち止まりました。
 さるくんは、いいところをみせようと、キャッキャッと、さけびながら、男の子の方にかけよりました。

 男の子は、
「わーん。」
と、大きな声で泣くと、となりのゾウくんのところに行きました。

 ゾウくんは、何も考えず、ゆったりゆったり動いています。
 男の子は、じーっと、ゾウくんに見入っていました。

 さるくんは、思いました。
(人間によく思われようと、媚をうるよりも、自然体でいた方がいいのかなぁ・・・。)

 さるくんは、それからは、オリの中の仲間と、木に登ったり、お芋を食べたり、自由に動き回りました。

 ゾウくんが、
「さるくん、この頃、楽しそうだね。」
と、わらって言いました。

 冬の寒さも、少しゆるんできたみたいです。


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このストーリーに関するコメント

15/01/13 光石七

拝読しました。
絵本で読みたいお話ですね。
動物園、しばらく行ってないなあ……
最近は自然に近い状態で展示するところが増えてるようですね。
動物も人間も自然体がいいですね。

15/01/14 こぐまじゅんこ

光石七さま。

コメントありがとうございます。

動物園 また孫を連れて行きたいです。
匂いがちょっと・・・って、気になるんですけどね。

コメントいただけて、うれしかったです。

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