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てんとう虫さん

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将来の夢 ほんがよめる茶店
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スズランが笑う

14/09/14 コンテスト(テーマ):第六十五回 時空モノガタリ文学賞【 守る 】  コメント:1件 てんとう虫 閲覧数:1149

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 「ママパパ、この人が川辺弥希さん。お母さんだよ。お母さん、こちらがママとパパの神戸明良と神戸聡です。小児科医と医院長してます。私は川辺ありさこと神戸りさです。さあどこ行こうかなあ。 」とにっこりと笑う。今日は初めて産みの親の川辺-みき-弥希と育ての親の神戸夫婦が娘交えて会う日だった。行方知れずになったち乳飲み子のありさの無事祈りつつ暮らした日々は途方もなく長い月日だ。今は育ての親の元でスクスク育ちたまに産んでくれた母に会うようにしていた。しかしいつ川辺弥希がリサとの暮らし望んでくるか心配は尽きなくて不安なのだろう。お互い避けていたがそれ促したのはありさでありリサだった。「川辺です、よろしく 」と困り顔で笑う。神戸夫婦も「神戸です、食事は何がお好きかしら....イタリアンならいい店があるんですよ。とやっと笑顔になる。ええと妻の-あきら-明良も頷く。それにありさは「もう...固いな... 3人とも初めましてなんだから朗らかにしてよ。初めて会うんだからわかるけどけどお店で浮いちゃうよ? 」と頬膨らます。そうここは駅前のホテルのレストランなのだ。4人ともワンピ−スとブレザ−とおそろいのパンツできちんとした姿だ。娘のありさが気つかうお互いに気兼ねしないには両家出会えばいいと結論つけたのだ、私って賢い。えっへん。「ママとパパとお母さんは考え過ぎなの。こうなってるんだから認めるしかないんだよ。私水族館行きたいな シャチが見たいの。映画もいいけど天気いいからもったいないもん。3人はどう? 」と笑顔だ。フッと神戸夫婦は2人で顏見合わせるが負けたというように肩の力抜くと弥希に「水族館なら年間パス買いますからどうでしょうまたこのこといっしょにいきませんか?。映画もここの駅前なら株主優待券のある映画館が2館あるのでいってください。」と笑顔見せる。「はい....神戸さんありがとう。」とこちらも普段ありさに見せる落ち着いた穏やかな瞳になる。ありさ頑張りなしにしたくはないのだ。ここで出会うのは初めてでもどこか過去やなにかで知り合えたのかもしれない。「水族館か大学生から行ってないなあ....。ぬいぐるみあるかしら以外と高いんから買うの戸惑うのよねえ。 」とコ−ヒ−のみほす。始めと違い少しづつ硬さが減る。「ありさはぬいぐるみのおねだりうまいんですよ。いくつも家にあるのよね。」とくすくすとママの明良が笑う。ぺんぎんにシャチもある。思い出にと最後に居れるのは夫婦でパパが愛娘に甘いのだ。「いつもありがとう、今日はお母さんに小さいのでいいから買ってもらいたいなあ。いい、おかあさん? 」と手伸ばして甘えてみせる。窓からは綺麗に空が見えた。今日ここで4人で会うのは嬉しく懐かしく感じる。パパとママには話していないけど血のつながりのあるお父さんに会った日もこんな青空の日だった。なかなか受けてもらえず15分だけ土曜日の2時に彼の仕事場の近くまで出向き顔見たのだ。ひどく困惑していたのが印象的でつい笑ってしまった。多分お母さんとも向き合えず行方しれずになったありさが神戸リサとして現れたことに困るしどうしろというのかと言いたかったのだろう。「ここに来てくれてありがとう、りさが顔見たいと無理に頼んだの。ケ−キ食べたらお別れするから少しだけ 付き合ってね。」と微笑んだのだ。その姿みて今は林彰人はそっと写真とお守りと通帳テ−ブルに置いてりさみた。「俺には新しい家族がいる。 ありさのことは忘れたことはないが弥希はお母さんは君忘れて次の子供のことは考えてくれなかった....。それで俺たちは溝ができて別れたんだ。冷たいと思うだろう...? 」と俯いてしまう。りさはそれにううんと首振るとそれに彰人はそうかとりさの頭撫ぜてくる。大きくて温かい掌だった。「これ貰ってもいいの?うちはお金に困っていないから....」と小首かしげた。「俺の顔たてて必要なもの買う時に使って欲しい。1人の時に貯めたものだからりさ使い切っても大丈夫だよ。」キャシュカ−ドもくれてカ−ドの番号も教えてくれたのだ。父親の彼なりの愛情なのだろう。弥希はそんな2人ただ見ていた。ただの付添いのようでそっけない態度だが喜んでくれていたはずだ。 最後に抱きつかせてもらいさよならした。そんなこと思い出しながら小さなりさのカバンの中には彰人に貰った3点も持ってきたのだ。初めのあいさつの時ないしょだけどお父さんの彰人の名前も心の中でつぶやいていたのだ。産着できていた服には私の幸せ願うスズランがあった。スズランの花言葉は 幸福の再来幸福が訪れる。私は神戸りさ、2人の母と1人父と遠くで思い出してくれる父もいることだし守られて幸せだからいつかわたしが家族守リ大切にしてあげたいスズランの花のように。


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このストーリーに関するコメント

14/11/05 そらの珊瑚

てんとう虫さん、拝読しました。

前作も読ませていただきました。
複雑な生い立ちゆえに、おそらく葛藤があったと想像しますが
りさの明るさがしみじみといいなあと思います。
可憐なスズランの花を思わせますね。

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