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揉男さん

性別 男性
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女子高生とおっさん。2

14/07/26 コンテスト(テーマ):第三十五回 【 自由投稿スペース 】 コメント:0件 揉男 閲覧数:982

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【いらっしゃいませ。本日は店内でお召し上がりですか?
それとも、お持ち帰りですか?】

おっさん「おい。」
JK「何ですか?」
おっさん「席に座りたいんだが、ちょっと鞄をどけてもらっていいかな。」
JK「はぁー、はいはい。」
おっさん「…ったく、最近の若者は年上を敬う気持ちが足りないな…。」

JK「おい。」
おっさん「何ですか?」

JK「私、鞄はどかしましたよ。なのに、最近の若者はっていう言い方は何ですか?」
おっさん「一体全体どうした?」
JK「どうした?じゃないですよ。席は譲ったじゃないですか?なのに、最後のその言い方はないですよね。」
おっさん「いや、あるだろ!そんな嫌な顔されて譲られてもいい気がしないわ!」
JK「なら、若者にどこまで求めるんですか?満面の笑みでどうぞどうぞとでも言っておけばいいんですか?ここは会社ですか?違います!マックです!」
おっさん「そういうことじゃないだろ!もともとは君の鞄がこちらの席に置いてあったから座れなかったんだぞ!座りたい人がいたら鞄をどかして座らせてあげるのが礼儀だろ!むしろ、ここ空いてますよと言ってもらいたいぐらいだ!」

JK「そんな慈善事業なんてごめんです!それに、最初の『おい。』って言い方はないですよね。年上だからと言って見ず知らずの人まで敬えと強制されるのはおかしいと思います。それに、陣取られるより、年上の割り込みの方が私は不快です!これだからジジイとババアは…ってなりますよ。」

おっさん「ジジイとは俺のことか!?」

JK「はい!」

おっさん「割り込むのはババアの方だろ!」

JK「対して差なんてありません!最近の若者っていうのも結局一部を見て言ってるじゃないですか?」
おっさん「なんなんだね?君はさっきから屁理屈ばかり言って。屁理屈女だな!わーはっはっはっは!モテんぞ!絶対に君は男子からモテん!愉快愉快!」

JK「…カッチーン。加齢臭散布童貞野朗が…。」

おっさん「おい。今何つった?」
JK「かれいしゅうさんぷどうていやろうって言ったんだよ!ハゲが!」
おっさん「更に…!貴様!訴えるぞ!」
JK「訴えたければ訴えればいい!そんなんだから、年下からモテないんだよ!」

おっさん「…たしかに。」
JK「えぇ?」
おっさん「言われてみれば、会社では部下に裏でガミガミオジサンと呼ばれているのは知っている。こっちは何かあれば責任を取らなければいけない立場…だからこそ、最善の注意を払ってもらいたい。なのにも関わらず、そんな物言いはあんまりだ。たまにこっちから飲み誘えば遠慮される。コミュニケーションもとれやしない。そんな仕事での一部だけを見られて部下に評価されるとは…世知辛い世の中だな。」

JK「え?あ…まぁ、難しい立場だというのはわかります。社外での関係も必要ですよね。」
おっさん「そこなんだよ。その一部だけの評価しかされないんだ。ノミニケーションを強要する訳じゃないが、この歳になるとどうも不器用になる。飲みすら仕事の延長だと思われるのは心外なんだな。」
JK「年上も大変なんですね。お疲れ様です。私もさっきはすみませんでした。」
おっさん「いや、いいんだ。自分を見つめ直すきっかけができたから。若者と喋ると今までは意味がわからないことが大半だったが、こうやって学ぶことも多いんだな。」

JK「そうですよ!じゃあこれから皆でカラオケでも行くんですけど、一緒にパーっと歌いません?」
おっさん「それは嫌だ!」
JK「なんでだよ!?」
おっさん「意味のわからない歌ばっかり聞いてもこっちはついていけないんだよ!」
JK「なんだと!こっちから誘えば即効断る…なんてヤツだ。」
おっさん「それにこんなおっさんが君達と歩いていると怪しまれるんだよ!少しは考えろ!」
JK「こっちは悪いことしてないから怪しまれても別になんてことはないんです!ならば、ここで歌ってやる!」

おっさん「それはやめろ!」

JK「いや、歌う!」
おっさん「どうした!?何故そうなる?自分のしたいことでも悪いことをしていないからと言って他人に迷惑をかけたら本末転倒だろう!それに店内だぞ!」

JK「ぐすん…。」

おっさん「!?」

JK「大人になったら何もできなくなるんですか?世間体ばかり気にして思うように遊べなくなるんですか?そんなに大人と子どもは違うんですか?隔たりばかりじゃないですか…。」
おっさん「…!」

JK「ぐすんぐすん…。」

おっさん「違う!」

JK「…?」

おっさん「たしかに大人と子どもは違う!しかしそれは大人が子どもを守る宿命があるからだ!責任であり義務だ!だから、大人と子どもは違う!先生と生徒が違うように上司と部下も違う!…はっ!」

JK「その通りだ!上司は部下を守る!それが仕事だ!無理にコミュニケーションを取るものでもない!さきほど大人は子どもを守る責任があると言ったな!」
おっさん「はい!」
JK「ならば、カラオケについてくるのも非行や粗相がないように、そして変態さんから守る為に必要なんじゃないのか!?無理に歌を聞くだけが仕事ではなかろう!」

おっさん「そうか、そうだった!俺は君達を守る!行こう!カラオケに!」
JK「ありがとうございます!」

おっさん「後ろに下がれ!俺が守る!」

JK「あの…私たちの後ろを歩いてくれませんか?」
おっさん「何故だ!?守らせてくれ!」
JK「臭いんですよ。」



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