1. トップページ
  2. 杭逗高校クイズ大会

欽ちゃんさん

僕の作品を読んで何か感じるものがあるといいです。 気が向いたら良し悪し問わず、コメントいただけると嬉しいです。

性別 男性
将来の夢 顔が笑いじわだらけのじいちゃんになる
座右の銘 明日会えるけど今日も会いたい

投稿済みの作品

1

杭逗高校クイズ大会

14/06/16 コンテスト(テーマ):第五十八回 時空モノガタリ文学賞【 転がる石のように 】  コメント:1件 欽ちゃん 閲覧数:895

この作品を評価する

杭逗(くいず)高校
2クラスしかない1年生の恒例行事、クイズ大会が始ろうとしていた

1組は就職組と云われ、卒業後は就職する者がほとんど。いろんな事情を抱えた生徒たちが集まっている
2組は進学クラスで授業料が高額。自然と生徒はお金持ちのボンボンだらけだ

負けたクラスは3年間、隣のクラスの掃除を請け負うことなる
放っておけば1組が2組の分まで掃除をする風潮を防ぐためのこの大会
各クラス20名の中から選び抜かれた代表者の戦いが始まる

社会の縮図のような杭逗高校。クラスの負けられない戦いがここにある

1組代表:山田
2組代表:豪徳寺

「さぁ恒例のクイズ大会!
司会は自称次期校長最有力候補、媚売造(こびうるぞう)が務めます
1組には庶民の意地がある!そして2組には有り余る金がある!!
では、杭逗校長の開会宣言です」
「クイズとは、頭の回転、瞬発力、決断力が試される。社会で生き抜くために必要な要素が網羅されております
若き日、杭逗もこの戦いで・・・(30分経過)煮込みすぎると煮崩れするし・・・(30分経過)庶民とお金持ちの恋なんて・・・(1時間経過)横領だってバレなきゃ。。。あ、クイズ大会開会します!
教頭?泣いているのか?」
「えぇ、いつも感動する話ありがとうございます!ぜひ次期校長は私を推薦してください!
さぁいきましょう!
第一問!パンはパンでも食べられないパンはなーんだ」

ピンポーン!

「あぁ、庶民の山田くんか。何?早く答え言って」
「フライパン!」
「フライパンwパンじゃないじゃん」

ピンポーン!
「おー!豪徳寺くん!!何?何でも正解にしちゃうよ!」
「2000円以下のパン」
「せーーかいぃ!!30ポイントォォ!!これが庶民との差!!」

「続いて第二問
上は大火事、下は洪水。さて、なーんだ」

ピンポーン!
「また山田くんか、ボタン押すのは早いね。で、答えは?」
「お風呂」
「はい、ざんねーん。そんなお風呂入れる?山田くんお風呂入ったことないの?」

ピンポーン!
「出たー!あえて庶民の山田くんにボタンを押させる優しさ!それは豪徳寺くん!!」
「髪の毛が燃えたヤツがションベン漏らした」
「正解!そうでしょう!豪徳寺くんが言うならそれが正解なんでしょう!100ポントォォ!!」

「さぁ第三問。
太郎君はお母さんに100円のお小遣いをもらいました
スーパーに行った太郎君
これで80円のノートが買えます。でも弟が100円のチョコを食べたいと言いました
太郎君はどうしたでしょう?」

ピンポーン!
「はい、やまだー」
「50円のチョコを二つ買って弟と食べた。太郎君はレシートの裏をノート代わりにした」
「なるほどねぇ。完全に狙いすぎだね」

ピンポーン!
「お!豪徳寺くん!!」
「お店ごと買い占める」
「せぇかいぃぃ!!1000ポイントォォ!!店ごと買っちゃおう!そしてこの大会に勝っちゃおう!!
最後の問題は杭逗校長からです。もう結果はわかってるけど。では、校長お願いします!」
「私、杭逗の初恋は中学一年生ですが、初恋相手の春子さんは今どうしているでしょう?」

ピンポーン!
「おぉ!豪徳寺くん!もう終わらせちゃおう!!」
「どうでもいい」
「お、んーー、初恋とは淡く儚いもの。校長先生の初恋がどうでもいいなんて思ってないけど、きれなまま心に留めておいてほしいので、あえて厳しい言葉を言わせてもらいます。どうでもいい、ってことですね。
さて、校長先生!正解ですよね?」

「校長!答えは違います!」
「なんだよ、やーまーだー。空気読めよー。どうせ勝てないんだよー」
「春子さんは確かに庶民的な生活を送っています
でも心の中には常に杭逗校長の存在がありました
親が地主だったので好きでもない男性と婚約させられました
5年前に夫が亡くなったことで事業が低迷し、今は大衆食堂で庶民より苦しい生活を送っています
校長、春子さんを想う気持ちがあるなら会いに行ってください
ばあちゃんの煮込みすぎない、煮崩れしていない肉じゃがを食べてください」
「やーまーだー、お前しゃべりすぎなんだよー」
「教頭、静かに。山田くん、正解をありがとう
この問題は2憶ポイント、キミのクラスの勝利だ
そして教頭、先ほど横領の証拠が掴めた。お前はクビだ」
「えーーーーー!!!?」
「クイズ大会もお前の教師生活も閉会ってことだ。塀の中で心を掃除してこい」

「校長!こんなオチでいいんですか!?
私が転がる石のようにって失墜するってベタすぎやしませんか?
最後にうまくオチを付けたらクビを撤回してください!!」

「わかった。やってみろ」

「『山田くんの勝利』とかけまして、『転がる石のように』と解く
その心は、
『どちらも絵づらが地味』でしょう」

「・・もちろん、クビだ」


コメント・評価を投稿する

コメントの投稿するにはログインしてください。
コメントを入力してください。

このストーリーに関するコメント

14/06/17 かめかめ

オチなかった!!

ログイン