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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

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ハッピーエンドの予感

14/04/07 コンテスト(テーマ):第五十五回 時空モノガタリ文学賞【 予感 】 コメント:4件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1307

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 私が子供のころ、テレビで放送されていたアニメ、「フランダースの犬」。

 私は、あのアニメが大好きで、毎週楽しみにしていた。
 家族と夕食を食べた後、兄と二人で、真剣に食い入るようにアニメに見入った。
 何がそんなに好きだったのか、今では、はっきり思い出せない。ただ、誠実でやさしいネロと、利口な犬のパトラッシュが、かわいそうでかわいそうでしかたががなった。
 毎回おこる理不尽な仕打ちに、耐えているネロが不憫で泣きそうになったりもした。

 だけど、私は、なんとなく予感していた。
 このお話は、きっとハッピーエンドで終わるだろうと。

 だって、「あかずきんちゃん」でも、「シンデレラ」でも、「白雪姫」でも、全部、ハッピーエンドだったじゃないか。

 「フランダースの犬」も、ネロがパトラッシュと行った教会のルーベンスの絵の前で、偶然通りかかった有名な絵描きさんとかに、ネロの持っていたスケッチブックを見られ、
「こ、これはすばらしい!」
とか言って絶賛されて、
「ぜひ、私の弟子に迎えたい。」
とか言われて、ネロとパトラッシュは、一緒にその画家の豪邸に招かれ、学費をだしてもらいながら、ネロは美術学校にすすみ、すごい画家になってしまう。そして、今まで、いじめられてきた村の人々に仕返しするわけでもなく、しあわせな人生を送るというハッピーエンドの予感がしたのだ。

 だから、最終回で、ネロとパトラッシュが天使たちに導かれて天に召されてしまったとき、人生は私が考えているほど、あまいもんじゃないんだな、と身に染みて思ったのである。
 小学生のときに、現実の厳しさに気づいた私は、ある意味、しあわせだったのかもしれない。


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このストーリーに関するコメント

14/04/07 泡沫恋歌

こぐまじゅんこ 様、拝読しました。

実は私も「フランダースの犬」観てました。
毎回、ネロが酷い仕打ちを受けるのが観ていて辛かったです。

最後のオチも・・・なんでここまで頑張ってきたのに・・・これだったら、何も
しない方が良かったくらいだ!
と、理不尽なオチに腹が立った記憶があります。

14/04/07 こぐまじゅんこ

泡沫恋歌さま。

コメントありがとうございます。
本当にかわいそうなお話ですよね。
でも、あれが現実なんでしょうね。

14/04/10 こぐまじゅんこ

長月五郎さま。

コメントありがとうございます。
あんまりにも、かわいそうなお話ですものね。
もう少し希望のもてるお話にしてほしかったです。

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