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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
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人見知り

14/02/26 コンテスト(テーマ):第五十二回 時空モノガタリ文学賞【 勇気 】  コメント:6件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1404

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 かこちゃんは、二年生。
 人見知りがはげしくて、はじめて会う人とお話をするとき、とっても勇気がいります。
 
 たとえば、スーパーにお母さんと買い物に行ったとき、お母さんが近所のおばさんに会って世間話を始めると、かこちゃんは決まってお母さんの後ろに回って、ぴったり背中にはりついています。
 おばちゃんが、
「かこちゃん、お母さんと一緒に買い物いいねぇ。」
なんて言おうものなら、真っ赤な顔をして、口を一文字に結んで、だまりこくってしまうのです。
 お母さんは、なんとかして、かこちゃんの人見知りを直したいなぁ・・・と思いました。

 ある日、お母さんは、かこちゃんを趣味で習っている童話教室に連れて行きました。
 かこちゃんも、一日体験させてください、とお母さんが先生に頼んでいたのです。

 かこちゃんは、家でお母さんと一緒に、お話を考えていました。教室で、先生が言いました。
「かこちゃん、お母さんと考えたお話をきかせて。」

 かこちゃんは、恥ずかしくてうつむいています。お母さんが言います。
「お母さんと一緒に考えたお話だから大丈夫よ。だれも笑ったりしないから、話してみて。」

 かこちゃんは、お母さんとうきうきしながら考えたくまのお話を、頭の中に思い浮かべました。自分で空想して作ったお話が、頭の中で踊り始めたとき、ふっと口から、お話がでていきました。すらすらすらすら、お話が続いてでていきます。
 かこちゃんは、夢中でおしゃべりしていました。
 恥ずかしいなんて、これっぽっちも思わなかったのです。

 話し終えると、先生が、にっこり笑って言いました。
「かこちゃん、とてもかわいいお話でしたよ。上手だね。」

 かこちゃんは、勇気って、自信をもつことができたら、すぐにでるもんなんだなぁ・・・、と思いました。

 その日から、かこちゃんは、ちょっとづつ、人見知りが直っていきました。

 でも、あいかわらず、スーパーで近所のおばちゃんに会うと、お母さんの背中にはりついてしまうのですけどね。


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このストーリーに関するコメント

14/02/26 むあ

小さい年齢のお子さんにも読んでもらいたいお話、とも思える作品ですね。最後の「でも、あいかわらず……」という一文に、思わず笑みがこぼれてしまいました。絵本にあったらいいなぁと思う作品でした。ありがとうございました^^

14/02/27 こぐまじゅんこ

むあさま。

コメントありがとうございました。
絵本にあったらいいなぁ・・・と言ってくださって、とてもうれしいです。
これからもよろしくお願いします。

14/03/10 かめかめ

そのスーパーのおばちゃんが苦手なんじゃないでしょうか……^^;
かわいいお話ですね〜ほっこり〜

14/03/10 こぐまじゅんこ

かめかめさま。

コメントありがとうございます。
あはっ、そうかもしれないですね。

私も子供のころ大人が苦手だったもので、こんなお話を考えました。

14/03/21 gokui

 読ませていただきました。
 かこちゃんかわいいですね。知らない人と目が合うと照れ笑いしちゃうタイプですね。私もいい年して他人と会話出来ない人なので共感してしまいましたよ。

14/03/22 こぐまじゅんこ

gokui さま。

コメントありがとうございます。
私も小さい頃人見知りだったのでこの話を考えました。
読んでくださってありがとうございます。

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